本学の卒前教育カリキュラムは、6年間一貫教育で実施されます。建学の精神と教育理念に基づき、本学では医学知識の習得に偏重することなく、医学生の態度人間性コミュニケーション能力の醸成を重視しています。
総合人間医学: 医師としての人間形成、正しい倫理観と暖かい人間性を 持って患者さんに向き合う態度、さらに、基本的診療技能の習得をめざして、1学年から4学年まで総合人間医学を継続して学習します。
教養教育: 第1学年では、一般教養科目と平行して、心理学や総合人間医学など、患者中心の教育が取り入れられています。選択性セミナー科目では、小人数の学生を教員が長期間丁寧に指導する中で、大学生としての自覚と学習態度を育成します。英語教育は、入学から3学年前半まで継続して行われ、臨床系教員も参画して医学英語教育を行っています。
基礎社会医学教育: 第2学年から第3学年1学期にかけて、体系的講義によって得られた知識を基に、実習やチュートリアル形式での演習に力を注ぎます。社会医学実習は5学年に行われます。
臓器別系統別PBLチュートリアル教育: 臨床医学および基礎医学各論の学習は、第3学年夏から第4学年3学期にかけて、問題解決型チュートリアル (計24コース)で行われます。クリニカルクラークシップに参加するためには、共用試験(CBT:computer based testing および OSCE:客観的臨床技能試験)に合格していなければなりません。
臨床実習(クリニカルクラークシップ): 第5学年では、臨床22科と2分院(附 属滝井病院・附属男山病院)とでの全科ローテーションのクラークシップが実施されます。6学年への進級には各診療科の実習評価およびクラークシップ総 合試験に合格しなければなりません。第6学年第1学期には、本学附属病院のほか、学外や国外の施設、大阪医科大学附属病院、近畿大学医学部附属病院、兵庫医科大学病院でクラークシップ実習を行います(大阪医科大学、近畿大学、兵庫医科大学と本学は臨床実習の大学間相互乗り入れを実施しています)。
まとめと卒業判定: 第6学年第1学期には、テーマ別に各科教員が参画する統合講義が行われ、第2学期にはまとめの講義と卒業試験、総合試験が行われます。各施設の実習評価および卒業試験、総合試験に合格すれば卒業時に医学士の称号が授与されます。