関西医科大BRAND

関西医科大学

本学は、建学の精神に則り、自由・自律・自学の学風のもと、学問的探究心を備え、幅広い教養と国際的視野をもつ人間性豊かな良医を育成することを教育の理念としています。

慈仁心鏡
慈仁心鏡、すなわち慈しみ・めぐみ・愛を心の規範として生きる医人を育成することを建学の精神とする。

関連施設

  • 附属病院
  • 総合医療センター
  • 香里病院
  • 天満橋総合クリニック
  • 附属看護専門学校
  • 卒後臨床研修センター
大学院

臨床神経学

名称

大学院医学研究科 医科学専攻 臨床神経学

教室・講座作成のwebサイトへ

研究紹介

1) 細胞レベルでの変性疾患の研究
神経筋難病の克服のためには、死に至る細胞をいかに救うかが大命題である。まず死に至りつつある細胞の病態を解明しその中から治療の端緒をつかむことを目指している。具体的には筋萎縮性側索硬化症、パ-キンソン病、封入体筋炎などにおける細胞変性の病態の解明に取り組んでいる。研究材料として剖検脳や生検標本などの病理組織だけではなく疾患モデル動物や培養細胞も用い、研究方法として形態学、超微形態学、免疫細胞化学、生化学、分子生物学等の手法を組み合わせている。蛋白凝集体や封入体の構成成分の解析や封入体形成過程と核細胞質間蛋白輸送障害との関わりの研究を通じて、細胞が死に至るプロセスを解明したい。
2) パーキンソン病モデルラットを用いた大脳基底核神経回路の可塑性の研究
Parkinson disease(PD)では病初期にはドパミン補充療法が有効であるが、進行に伴いwearing offやdyskinesiaといった運動合併症および全体的な薬効の低下が起こり治療に難渋する。これらはドパミン神経の脱落による大脳基底核でのpresynapticな変化だけでは説明出来ず、postsynapticあるいはextrasynapticな変化も伴っていると考えられる。近年、大脳基底核回路に関する非ドパミン系伝達物質の関与が言われており、それらに対するPD治療の応用が期待されている。本研究はPDモデルラット、およびレボドパ誘発性ジスキネジア(LID)モデルラットを用いてドパミン神経の脱落後に生じるpostsynapticやextrasynaptic、さらにはネットワークレベルでの変化を解明し、PDの進行に伴って薬効が減弱していく機序や、進行期にLIDが発症する病態生理を明らかにし、新たな治療戦略を見いだすことを目的としている。
3) 臨床研究
重症筋無力症、HTLV-1関連脊髄炎、パ-キンソン病などを対象とした先駆的な治療方法に関する検討を行っている。また、脳血管障害の分野では、術前エダラボン投与による頸動脈ステント留置術後の過灌流症候群予防に関する検討や、超急性期脳梗塞に対する脳血栓回収術におけるdeviceや閉塞部位の違いによる再開通率および予後に関わる因子の検討を行っている。
そして、なによりも研究を通して科学者としての厳しい眼、姿勢を磨くことを心がけ、その中から臨床に還元できる研究成果を目指している。
4) 神経病理学的研究
一般的な病理組織染色、免疫染色を用いて神経病理学的診断を行い、臨床での診療能力の向上を目指している。病理解剖から得られた検体の一部は凍結保存行い、蛋白やDNA、RNAなどの分子生化学的解析と遺伝子発現解析を通じ、神経変性疾患の病態解明を目指している。

教育目標

神経疾患の理解を深めるために、広く分子生物学、生化学、遺伝学、神経解剖学、神経生理学、神経病理学などを学習すること。そのためには科学研究の基礎を体得することが必須である。すなわち、現状の問題点を抽出すること。それを解決するための方策あるいは仮説を立てること、それを検証するための研究計画を立案すること、自ら研究を実行して、その結果の解析から問題点の解決にいたる、あるいは新規の情報を見出すこと。そして、一つでも新しい知見を発信することを目標としている。

研究テーマ

 

1.神経変性疾患に関する臨床病理学研究
2.中枢神経変性疾患の病態に関する研究 (特に分子遺伝子学的アプローチの
    応用について)
3.中枢神経変性疾患の神経病理学的研究 (特に免疫細胞化学的検討を
    中心に)
4.末梢神経・筋障害の臨床研究 (特に神経免疫学的病態の解明と治療)
5.末梢神経・筋の病理学的研究、分子生物学的研究、筋細胞内シグナル伝達に
    関する基礎的研究
6.パーキンソン病の神経回路の可塑性に関する基礎的研究
7.運動ニューロン病モデル動物での神経細胞の変性・再生メカニズムの検討
8.重症筋無力症の免疫療法について
9. パーキンソン病の非運動症状に関する臨床研究
10.頸動脈ステント留置術後の過灌流症候群に関する臨床研究
11.超急性期脳梗塞に対する再開通治療に関する臨床研究

研究業績

大学院生 レジデント(後期研修医)募集中

■連絡先
〒573-1010 枚方市新町二丁目5番1号
関西医科大学 神経内科学講座
電話 072-804-2540,072-804-2545(ダイヤルイン)
FAX 072-804-2549

  • 前の講座へ
  • 講座一覧へ
  • 次の講座へ