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関西医科大学

本学は、建学の精神に則り、自由・自律・自学の学風のもと、学問的探究心を備え、幅広い教養と国際的視野をもつ人間性豊かな良医を育成することを教育の理念としています。

慈仁心鏡
慈仁心鏡、すなわち慈しみ・めぐみ・愛を心の規範として生きる医人を育成することを建学の精神とする。

関連施設

  • 附属病院
  • 総合医療センター
  • 香里病院
  • 天満橋総合クリニック
  • 附属看護専門学校
  • 卒後臨床研修センター
大学院

ウイルス腫瘍学

名称

医学部 微生物学講座
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大学院医学研究科 医科学専攻 ウイルス腫瘍学


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講座紹介(医学部)

近年、社会的に大きな影響を与える新興あるいは再興感染症が多発し、病原性微生物および感染症に対する注目が高まっている。そのなかで、医学部の学生は長い歴史の中で蓄積されてきた微生物学の体系に加え、急速な勢いで出現する新しい感染症に関する知識を更新していかなければならない。さらに、現代における分子生物学や免疫学の発展は、細菌学・ウイルス学や感染症の理解を一層深めるだけではなく、他の多くの研究分野との融合を余儀なくしている。
微生物学講座は第2学年の微生物学(細菌学30コマ、ウイルス学20コマ、微生物学実習45コマ)に加え、第3学年の臓器別系統別チュートリアル・感染症コース(2週間)の運営を担当している。そのなかで、常に社会的な視点と、分子レベルでの理解を念頭におくことで、微生物学・感染症学を学ぶ学生たちが、膨大な知識の海の中に窒息することなく、臨床での研修の基盤となる学力を養えるよう心がけている。
 

研究紹介(大学院)

微生物学講座では、ヒトに白血病を引き起こすウイルス(HTLV-1: ヒトT細胞白血病ウイルス1型)の研究をおこなっている。HTLV-1は日本で既に110万人近い人が感染しており、生涯発症率約5%の割合で、未だ治療法が確立されていない、平均余命1年以下の悪性の白血病、成人T細胞白血病(ATL)を発症する。また、HTLV-1はATL以外にも、難治性の神経疾患であるHAM(HTLV-1関連痙性脊髄対麻痺)という病気も引き起こす。これら異なった疾患の発症機序を解明するため、これまで、免疫不全NOG-SCIDマウスへのヒト臍帯血由来造血幹細胞の骨髄内移植により、ヒト造血・免疫系を個体内に再構築したヒト化マウスを作製し、これにHTLV-1を感染させることで、HAM様症状あるいはATL様症状を再現することに成功している。今後、同感染マウスモデルを用い、骨髄移植あるいは宿主免疫の活性化を介したHTLV-1関連疾患の治療法および発症予防法の開発を目指している。
また、近年の疫学研究においてHTLV-1感染者の4割近くが首都圏と関西圏に居住することが判明しているものの、特に難治性の神経疾患であるHAMに関しては、専門的な医療機関が少なく、悪性化するまで見過ごされる場合が多かった。そこで、平成20年11月から、大阪圏では初のHAM専門外来を滝井病院・神経内科内に設置し、本教室・竹之内准教授が診断・治療にあたっている。現在、上記、動物モデルを用いた解析を加え、近畿地区一円の100名近い数のHAM患者血液検体の解析と診療実績に基づき、HAMの発症機序解明と治療法開発に向けた研究を精力的に進めている。

教育担当分野

微生物学、医動物学、感染症

研究テーマ(大学院)

  1. ヒトT細胞白血病ウイルスによる細胞がん化機構の解明
  2. ATLモデルマウスの開発
  3. ATLの治療法および発症予防法の開発

研究業績

■ 連絡先
〒573-1010 枚方市新町二丁目5番1号
関西医科大学 微生物学講座
電話 教授室 072-804-2380
研究室 072-804-2382
FAX 072-804-2389

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