男性看護師

Man nurse

附属病院 9S病棟 1999年入職

病棟マネジメントも現場の看護もどちらも大切に。

看護師として18年目、昨年からは脳外科と整形外科を扱う病棟の師長として、スタッフを束ねる責任ある仕事を担っています。現在は入院の調整やスタッフ、物品の管理、医師や他職種との連携など、病棟運営の全体的なマネジメントが主な役割ですが、スタッフと一緒に患者さんに寄り添い、ケアを行うことも大切にしたいと思っています。何よりも自分が現場が好きだというのもあって、できるだけ病棟をラウンドするように心がけていますね。また、今後は教育やマネジメント分野の研修などにも積極的に参加をして、よりよい病棟づくりができるようにするのも目標です。

自分自身の経験を伝えることで後輩たちのキャリアの道標に。

私が入職した頃には男性看護師の数が今よりも極端に少なく、自分の生きる道は自分で探しながら進まなければいけませんでした。しかし今では附属病院だけでも50名を超える男性が勤務しており、それぞれの分野で皆活躍をしています。学生の頃は「看護師になる」という目標に達することに精一杯で、その先のキャリアにまで考えが及ばないかもしれません。また、一般的なサラリーマンのようにわかりやすい職位があるわけでないので、その先を想像しにくいかもしれません。しかし、看護師になるというのはゴールではなく、あくまでもスタート。マネジメント職を目指してステップアップしていくのか、専門や認定の資格を持ってスペシャリストになるのか、それとも現場の看護師にこだわりつづけるのか……。そうしたさまざまな可能性を伝えていくのも、経験を積んだ私たちの役割だと思っています。