急性重症患者看護
専門看護師2

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急性重症患者看護専門看護師2

附属病院 高度救命救急センター 1996年入職

心身ともに危機的状況にある
患者さんとご家族をサポート。

急性重症患者看護を専門領域に、生命を脅かす健康問題に直面し、心身ともに危機的状況にある患者さんとご家族へのケアを実践しています。現在は高度救命救急センターの師長としてスタッフが最善のケアを提供でき、看護を通して人間的に成長し、看護の仕事に誇りが持てるようにサポートすることが中心的な役割。看護は他者への誠心誠意のケアを通して、人間的な成長ができる誇り高い仕事です。医療の現場ではさまざまな専門職と知恵と力を合わせ、病に苦悩するひとたちを支えます。もっといいケアを行い、ひとつでもたくさんの笑顔を守りたい、その思いの延長線上に専門看護師という道があります。もしこの道に興味があるのなら、全力で応援したいと思いますし、仲間となって一緒にディスカッションできる日がくることをとても楽しみにしています。
急性重症患者看護専門看護師2

患者さんの声に耳を傾け、
叶えたかった最期を実現。

がんの終末期にあり、連日の発熱で日に日に弱っていく女性が入院されていました。その声は小さく、弱々しいため耳を近づけないと聞き取れないほどのものでしたが、うわ言のように繰り返すのは「家に帰りたい」という訴え。意識も不安定で、誰もが不可能だと諦めていた中、この声こそが女性の最期の願いなのではないかと感じた私は、ご家族や医療チームに相談しました。当初ご主人は「こんな状態で放り出すのか」と強く拒否されていらっしゃいましたが、家に帰ったとしても万全の医療体制を整えることを約束。そして私の思いに共感してくださった娘さんからの言葉、何より患者さんご本人の訴えをご自身の耳で聞かれて納得。その後ご家族と医療チームが一丸となり、患者さんの願いを叶えることができました。家に帰れる、そのことを知ったときの患者さんの満面の笑みは、いまだに忘れることができません。それから2週間後、患者さんは大好きなご自宅で、ご家族に見守られながら静かに息を引き取られました。後日、ご家族から患者さんの願いを実現できたこと、そして最期の看病をともにできたことで長年あった父娘のわだかまりが解消されたことに感謝のお手紙をいただきました。患者さんの思いに耳を傾けてよかった、看護師の仕事をつづけていてよかったと、心の底から思えた出来事でした。

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