病気の辞典 vol.020(2017/11/18)食道がん

消化管外科
講師 中井 宏治

食道がん



概要

食道がんは、食道の内面をおおっている粘膜の表面にある上皮から発生します。日本人の食道癌は、約半数が胸の中の胸部中部食道から発生し、次いで1/4が食道の下部に発生します。日本では、食道がんの90%以上が扁平上皮がんです。



症状

食道がんは、初期には自覚症状がないことが多く、健康診断や人間ドックのときに内視鏡検査などで発見されることが20%近くあります。よく見られる症状としては,食道がしみるような感覚、食物がつかえるような感じ、体重減少、胸痛・背部痛、咳嗽、声のかすれなどです。



検査

上部消化管内視鏡検査、病理検査、胸腹部造影CT検査、必要に応じて食道造影、EUS



治療

食道がん治療アルゴリズムに基づく


総合医療センターで行う治療

外科では胸腔鏡を用いた食道切除術を行います。従来の開胸手術に比べて小さな創で、肋骨の切断も無く、患者さんに与える手術の影響を少なくすることが可能です。また、切除が困難な患者さんには化学放射線治療も選択します。化学放射線治療は切除術に比べれば、治せる可能性は落ちますが、食道を切除しないので、治療前と同じように食べ物は食道から胃へ流れます。

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注:記載内容や医師情報は掲載時点のものです。 詳しくは担当診療科にご確認ください。


消化管外科 講師中井 宏治(なかい こうじ)

中井 宏治

専門分野:食道がん・胃がんの治療、内視鏡外科、代謝栄養

認定資格:日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、消化器癌外科治療認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本食道学会食道科認定医、日本消化管学会胃腸科認定医、日本消化管学会胃腸科専門医、日本消化管学会胃腸科指導医、日本食道学会評議員、日本静脈経腸栄養学会学術評議員、近畿外科学会評議員

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