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慢性硬膜下血腫

診療科

症状の解説

頭痛、変動する意識障害、痴呆症状、尿失禁で発症することが多いです。片麻痺や失語をきたすこともあります。典型例では、軽微な頭部外傷を受けた後、数週間たって起こってくることが多いです。男性に多く、特に60歳以上が半数を占めます。

主な原因

頭蓋骨の内側は、硬膜という膜で覆われています。硬膜の内側は、くも膜、脳脊髄液で満たされたくも膜下腔と脳組織で構成されています。慢性硬膜下血腫は硬膜−くも膜の間にゆっくりと血液が貯留してくる病態です。血腫は厚い外膜と薄い内膜な間に包まれていて、内容物は流動性の血液成分です。本症の発生に関しては現在でも不明な点が多いです。

必要な検査

臨床症状から慢性硬膜下血腫を診断することは難しく、早期痴呆との鑑別がつかないことがあります。頭部CT検査や頭部MRI検査で診断します。 頭部CTでは、硬膜下に三日月型または両側凸の占拠性領域を認めます。血腫は低吸収域から高吸収域まで見え方は様々で、脳と等吸収域を示し両側に存在する場合は診断が困難なことがあります。頭部MRIはCTよりも診断能力が高いことがあります。

治療法

外科的治療が一般的です。局所麻酔下に通常1カ所で穿頭術を行い、血腫内容を洗浄して除去する簡単な術式が推奨されています。血腫腔にドレーンを一時的に置くこともあります。術後成績は良いことが多いです。10−20%に再発が報告されていて、穿頭術後、1ヶ月前後に再発することが多いです。

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