概要

乳腺外科集合写真当院では最新の診断および手術、さらにホルモン剤や抗がん剤による乳がん最先端の治療を行っています。

具体的には1)高度な乳がんの診断および術前治療 2)形成外科とともにおこなう乳房再建 3)再発を防ぐ治療(化学療法やホルモン療法)にわけられます。とくに大学病院の特性を生かして病理部、放射線科、形成外科、婦人科、外来化学療法室との連携のもと、患者さんのご要望に幅広く応えられるよう最先端の医療環境を整えており、当院にてすべての治療が可能です。特に石灰化病変の診断に有効なステレオマンモトームや、センチネルリンパ節生検術の装置を完備しており、術前化学療法や一期的乳房再建術も行っています。

 ☆乳がんに関する症状や、治療内容等でお困りな事などございましたら、下記メールアドレスまでお気軽にお問合せください。
お問合せ先:yamamotd@takii.kmu.ac.jp

次のような症状を扱っています

こんな症状はありませんか?  乳房のしこり、痛み、乳頭からの異常分泌などの乳房の異常。  また、検診などで異常を指摘された方。  ⇒乳癌の可能性がありますので、お気軽にご相談ください。  自覚症状のない方でも、定期検診も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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ごあいさつ

教授 山本 大悟乳がんは年々増加傾向で、2015年の予想患者数は7万人を超え、過去10年で2倍となっています。12人に1人が発症するともいわれています。現在の乳がん治療には手術、化学療法、ホルモン療法、放射線療法などがありますが、実際に治療を受けるとなればやはり怖いと思われるでしょうし、ことさら乳腺の手術となれば手術後の乳房の変形など外見上の変化を心配されるのも当然です。

  これらをふまえ、私たちは患者さんの恐怖や不安を和らげ、安心して治療を受けていただけるよう「説明と合意、理解と選択」というコンセプトのもと、患者さんに病状をすべてお伝えすることにしており、治療方針などについても十分に話し合い理解していただいた上で、患者さん自身に自己決定していただけるような新しい環境作りを目指しています。 当院の特徴は、乳がん患者さんの術前診断から手術・薬物補助療法・心のケアを含めたトータルな治療を行っています。手術はより整容性の高い乳房温存術を行い、さらに形成外科と協力し、同時再建術にも力をいれています。

また、進行期乳がんには、通常の乳房切除する手術だけでなく、抗がん剤やホルモン剤を術前に行い、縮小させることによって温存率をたかめると同時に根治性の高い治療を目指しています。

 手術前の検査としては、通常のマンモグラフィやエコー検査やCT検査に加えて、乳房MRI検査や乳管内視鏡検査などによってさらに診断の向上を目指しています。そしてそれらの情報をもとに当院乳腺外科医、放射線科医、病理医、看護師と定期的にカンファレンスを行い、術前診断能力の向上に務めています。心のケアとして、乳がん患者さんの会(ひまわり)を2001年に発足し、患者さん同士が、体験談などを通して、情報交換をしたり、お互いの友好を深めたり出来るように活動しています。医師や看護師と定期的に講演会や温泉ツアーを行い、診療の場を越えた関係を築くように心がけています。

診療科長 教授 山本 大悟

診療科紹介動画

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特色・方針

1.乳がんの診断

最新の3Dマンモグラフィによる診断がおこなえます。2方向から画像を撮影することにより3Dにすることができ、がんの所見である構築のみだれとただの乳腺の重なりなどが判明できるようになります。石灰化によって発見される場合がありますが、がんの診断には特別な装置が必要です。当院ではうつ伏せ式の針生検装置(ステレオガイド下マンモトーム)を有しており、石灰化病変の確定診断が可能です。


2.早期発見のための乳管内視鏡検査

乳頭分泌がある場合有用です。乳がんは乳管から発生することが知られ、そのためマンモグラフィでも発見できないような微小な早期がんの発見が可能となります。検査による痛みはほとんどありません。


3.ブレストセンター:乳房の同時再建術

最近のがん治療の進歩の中に再建術があります。しこりが小さければ乳房温存が可能ですが、切除範囲が広がれば、乳房切除術(乳房を全部取る手術)が避けられません。当科では、形成外科と合同で、乳がんの手術と同時に乳房を再建する一期的乳房再建術を行っています。術後、乳房温存術で変形がきたしたような場合でも、ご希望があれば乳房の再建が可能です。


4.乳がんの薬物療法

乳がんの術前・術後には化学療法、ホルモン療法、ハーセプチン療法を総合的にあわせて、外来化学療法センターにて治療をおこないます。

また、大学病院ではめずらしい温熱療法を組み合わせることにより再発乳がんの治療をより効果的におこなうことができます。


5.患者会

患者会当院には2001年に発足した患者会『ひまわり』があります。不安なことやささいなことまでご相談ください。みんなで共有することによって困難を乗り越えましょう。

担当している特殊外来

担当している最新治療

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実績

診療実績(2016年版)

1日平均入院患者数15.9人
平均在院日数14.1日
1日平均外来患者数40.0人

手術実績(2014年版)

乳腺手術225件
乳がん手術153件
乳房切除術101件
同時再建術(一時二期を含む)72件
温存術52件
センチネルリンパ節生検103件
術前化学療法25件

検査実績(2014年版)

乳管内視鏡検査15件

その他先進医療等(2014年版)

マンモトーム検査96件
USマンモトーム24件
ステレオマンモトーム72件
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スタッフ

氏名 写真 職名 専門分野 認定資格
山本 大悟 山本 大悟 教授 乳腺 日本乳癌学会認定医、専門医、指導医
日本外科学会認定医、専門医、指導医
マンモグラフィー認定読影医(A判定)
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
オンコプラステックサージャリ学会評議員
坪田 優 坪田 優 助教 乳腺 日本乳癌学会認定医、専門医
日本外科学会専門医
マンモグラフィー認定読影医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
末岡 憲子 末岡 憲子 助教 乳腺 マンモグラフィー認定読影医
吉川 勝広 吉川 勝広 助教 乳腺
植田 愛子 植田 愛子 研究医員 乳腺 日本外科学会専門医 マンモグラフィー認定読影医 日本がん治療認定機構 がん治療認定医
千葉 創 千葉 創 助教 乳腺
石塚 まりこ 石塚 まりこ 任期付助教 乳腺
奥川 帆麻 奥川 帆麻 非常勤講師 乳腺 日本乳癌学会認定医・専門医
日本外科学会専門医
マンモグラフィー認定読影医
田中 完児 田中 完児 非常勤講師 乳腺 日本乳癌学会認定医・専門医
日本外科学会専門医
マンモグラフィー認定読影医
小路 徹二 小路 徹二 非常勤講師 乳腺 日本乳癌学会認定医、専門医
日本外科学会認定医、専門医
マンモグラフィー認定読影医(A判定)
森 毅 森 毅 非常勤講師 乳腺 日本乳癌学会認定医
日本外科学会認定医、専門医
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外来診療日程

  • 要予約=要予約
  • 初診=初診担当医
  • 教授=教授
  • 准教授=准教授
  土(第2、4を除く)
午前 植田 愛子
石塚 まりこ
吉川 勝広
千葉 創
吉川 勝広
石塚 まりこ
山本 大悟
リンパ浮腫
吉川 勝広
乳腺術後
山本 大悟
千葉 創
千葉 創
石塚 まりこ
午後 乳腺エコー
坪田 優
乳腺(特殊)
田中 完児
(1・3週)
乳房再建
(外科)
山本 大悟
(形成)
尾崎 裕次郎
乳腺エコー
小路 徹二
セカンドオピニオン
山本 大悟
乳腺エコー
奥川 帆麻
(1・3週)
森 毅
(4週)


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お知らせ

患者のみなさんへ

胸のしこりにはいくつか種類があります。例えば「乳腺繊維腺腫(せんしゅ)」は、クリクリとした感触で、よく動くのが特徴です。通常は約3センチ以内で成長が止まります。「乳腺症」は、ホルモンのアンバランスによって起きる症状の総称で、月経前にしこり、張り、痛みなどを感じ、月経が始まると改善します。乳腺症の一形態である「のう胞」は、乳管(にゅうかん)が詰まり、液がたまったものです。「葉状(ようじょう)腫瘍(しゅよう)(良性)」は、2~3ヶ月で急激に大きくなるのが特徴です。もしこのような異常を感じたら勇気を出して、一刻も早く乳腺外科の門をくぐりましょう。もし乳がんといわれたら多くの乳がん患者さんは適切な治療を行うことで、治すことが可能です。乳がんは女性にできるがんのなかで最も多く、日本人女性の約20人に1人は乳がんになるといわれています。乳がんの治療において重要なのは、その女性に最も適した治療を行うことです。

乳がんになる危険因子としては
1.食生活の欧米化
2.40歳以上
3.初産年齢:30歳以上
4.子どもの少ない人
5.肥満(標準体重+20%以上)
6.独身の女性
7.閉経年齢:55歳以上
8.親戚に乳がんになった人がいる
などがあげられ、思い当たる要素があればぜひ乳がん検診をうけましょう。

医療関係のみなさんへ

1.3Dマンモグラフィは保険が適応されますか?
通常のマンモグラフィと同じ料金で検査が受けられます。
所要時間も通常とほとんど変わりありません。
安心してお受けください。

2.乳がん検診のクーポンを受け付けていますか?
予約制ですが、受け付けています。
ご予約の程お願いいたします。
3.検診マンモグラフィ(MMG)で石灰化があり検査が必要と指摘されました。どのような検査がありますか?
MMGで精査が必要な石灰化と判断した場合、当院ではステレオガイド下マンモトーム生検と呼ばれる、MMGを撮影しながら石灰化の位置を確認し組織を採取する検査が可能です。とくに当院では側臥位(横に寝ながら)で検査できますので安心して検査をうけることができます。

4.乳がんと診断されました。抗がん剤は必要でしょうか?
乳がんに対する治療は一人一人違います。病理学的検査に基づき、がんのサブタイプ分類(種類)を決定し、それにより治療戦略を決めていきますので、乳がんの患者様全員に抗がん剤が必要という訳ではありません。

5.手術の場合、どの位の入院期間になりますか?
局所麻酔での手術(腫瘤摘出術など)であれば日帰り、乳がんの治療であれば、4日間~7日間前後の期間を要します。乳房再建を行なった場合、2週間前後を要します。

6.再建手術は保険が効きますか?
自分の筋肉を用いる自家移植や、インプラント(シリコン)は保険で手術ができます。主治医の先生とよく相談して納得して治療を受けましょう。
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