概要

血液疾患、あるいは造血器疾患とは、主には赤血球、白血球、そして血小板に関する病気です。これらは全身を循環していますので、様々な症状が出現します。ほとんどは症状に出やすいのですが、なかなか症状に出ないこともあります。血液検査で容易に病気が見つかることも珍しくありません。診断、治療の進歩が著しいのもこの分野の特徴ですので、気軽にご相談いただければ、確信を持ってお役に立てると思います。
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次のような症状を扱っています

貧血(ふらつき、動悸、めまい)/溶血/出血傾向(紫斑が出やすい、点状出血がみられる)/リンパ節腫脹/原因不明の高熱/易感染性(風邪をこじらせやすい)/易骨折(無理な動きをしていないのに骨折する)/巨舌/歯肉腫脹/肝脾腫/腹部膨満(腹腔内腫瘤)/縦隔拡張(胸部レントゲン写真で肺門リンパ節腫脹、縦隔拡大)/血液検査値異常(血球増多、血球減少、血液異常細胞、骨髄球系幼弱細胞、免疫グロブリン値異常、凝固因子異常、高カルシウム血症、LDH高値)

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ごあいさつ

教授 石井 一慶かつて血液腫瘍は不治の病とされていました。白血病に対する分子標的治療、悪性リンパ腫に対する抗体療法など先進医療も年々新薬が登場し充実しています。特に、多発性骨髄腫は長い間、ほとんど治すことが不可能でしたが、最近では異なる作用機序の新薬が次々に現われ、希望の持てる疾患に変わりつつあります。この10年でこれら血液腫瘍の治療成績は著しく改善しています。また、日本における同種骨髄移植は実に40年もの歴史があり、高齢者、臓器障害を有した患者でも可能なミニ移植(骨髄非破壊的同種造血細胞移植)、ほぼ全ての患者に供給可能な臍帯血バンクの普及などにより移植適応も拡大され、支持療法(感染症、免疫抑制剤などの合併症治療)の発展により治療成績も大きく向上しています。もはや、血液腫瘍を含めた血液疾患は治せる時代となっています。

診療部長 教授 石井 一慶

診療科紹介動画

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特色・方針

当科では全ての先進医療を受けることができます。再発・難治性ろ胞リンパ腫に対して有効性の高い放射線免疫療法であるゼヴァリン治療ですが、近畿地方では実施可能な施設はわずか15しかありません。当院は、その施設基準を満たしており、治療を受けることができます。昨今、EBM (Evidence-based Medicine:根拠に基づいた医療) といわれて久しいですが、当科はそれを遵守すべく全国組織で展開されています様々な臨床試験に積極的に参加しています。白血病に対してもJALSG(日本成人白血病治療共同研究グループ)のプロトコールに従い、ほかの施設と治療法に差がありません。部長である石井は国内の血液学会、造血細胞移植学会では評議員を務め、アメリカ、ヨーロッパにおいても会員として認定を受けています。最新治療に関する国際的知見やガイドラインに精通しており、情報が氾濫している昨今において確かな治療指針を提供しています。

担当している特殊外来

担当している最新治療

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実績

診療実績(2016年版)

平均入院患者数14.1人
平均在院日数28.6日
平均外来患者数19.3人

疾患別患者数(2016年版)

悪性リンパ腫100人
多発性骨髄腫18人
急性骨髄性白血病
骨髄異形成症候群32人

検査実績(2016年版)

骨髄検査
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スタッフ

氏名 写真 職名 専門分野 認定資格
石井 一慶 石井 一慶 教授
がん治療・緩和ケアセンターセンター長
造血器腫瘍
造血細胞移植療法
日本内科学会近畿支部評議員/総合内科専門医/認定医
日本血液学会評議員/近畿支部評議員/指導医/専門医
日本造血細胞移植学会評議員/造血細胞移植認定医
日本輸血細胞治療学会評議員/近畿支部評議員/認定医/細胞治療認定管理師
日本サイトメトリー学会評議員
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本がん治療認定医機構暫定教育医/認定医
日本感染症学会ICD
日本医師会産業医
日本骨髄移バンク調整医師
アメリカ血液学会国際会員
アメリカ血液骨髄移植学会会員
ヨーロッパ血液学会会員
ヨーロッパ血液骨髄移植学会会員
東 由子 東 由子 医員 造血器腫瘍
造血細胞移植療法
日本内科学会認定医
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外来診療日程

  • 要予約=要予約
  • 初診=初診担当医
  • 教授=教授
  • 准教授=准教授
  土(第2、4を除く)
午前 石井 一慶
石井 一慶

野村 昌作
(再診のみ)
セカンドオピニオン
石井 一慶
石井 一慶

午後





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お知らせ

患者のみなさんへ

セカンドオピニオンもお受けしていますので、治療方針についてお悩みがあれば、気軽にご相談ください。今は高齢化社会ですが、高齢を理由に治療を諦める必要は全くありません。病状に応じた治療を適切に提供いたします。また、当院は大阪府のがん診療拠点病院にも指定されており、治療費や精神的不安など様々な悩みに対応可能ながん相談支援センターも設けています。さらに、緩和ケアチームも機能していますので、患者様のみならず、ご家族様も支援できる体制を整えています。

医療関係のみなさんへ

関西医大総合医療センターは附属病院開院前から80年もの永きにわたり、地域医療を支えてきた基幹病院です。大学病院としての高度先進医療のみならず、垣根の低い市中病院としての役割も担ってきました。平成28年5月には滝井病院はリニューアルとなり、更なる発展が期待されています。骨髄検査のみの依頼でも構いませんし、血液疾患に該当するか、不明でも構いません。地域に根差した医療を大事にしたいと存じますので、地域を支えておられる先生各位からのご紹介を心よりお待ちしています。
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