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学部・大学院

リハビリテーション学部教員一覧

リハビリテーション学部

学部長

飯田寛和



 医療をとりまく環境の変化の中で、保健・医療・福祉をまとめるリハビリテーション医学的取り組みが益々重要性を増しています。教育、研究、先端医療を担う医科大学として発展してきた、関西医科大学発祥の地牧野キャンパスの新学舎で、リハビリテーション学部(理学療法学科、作業療法学科)がスタートしました。

 若い頃には “マイクロ(microsurgery) からリハビリまで”を自身の標語として目標に掲げ、整形外科医として約半世紀過ごしてきました。改めて総合的リハビリテーション医学を見つめ直し、多方面から集われた気鋭の教員の方々と共に、臨床の最前線を反映した教育環境を整え、広い視野と行動力のある専門職を育成したいと思います。若い方々との相互刺激に期待しております。

理学療法学科

教授

池添冬芽(学科長)


 高齢者医療・福祉を取り巻く状況は多岐にわたる複雑な問題を抱えており、この多様化・複雑化したニーズに柔軟に対応し、多職種と協働して課題解決できるリハビリテーション専門職が社会から求められています。そのため、教育では広い視野を持って問題を多面的に捉え、課題・問題を解明するための批判的思考力・判断力や自己研鑽力を育成することを目指しています。

 研究活動は高齢者理学療法・地域理学療法を中心テーマとして研究を続けています。高齢者の生活の質を向上するためには運動機能の維持向上が重要であるという認識はされているものの、どのような対策が有効であるかはまだ不明な点が多く、理学療法士が取り組むべき課題は多く残されています。健康寿命延伸に向けて、これからも様々な視点から検討していきたいと考えています。



佐藤春彦


 理学療法士というと、病院の運動療法室で、患者さんと一対一で接している姿が真っ先に思い浮かぶかもしれません。しかし、理学療法が行われる場所は病院だけではありません。地域で生活する人の「座る・立つ・歩く」といった動作の困難を解消すべく活動するのも理学療法士の仕事です。そして、在宅医療・介護が推進されている今日では、その重要性が増しています。

 私は『生活場面で姿勢や運動を正しく評価し、必要な理学療法の支援策を考える』ことを中心に研究を展開しています。研究の武器になるのは、小型化、多機能化が進むウェアラブルセンサです。非拘束で長時間記録された姿勢や運動の情報を元に、日常生活のどのようなふるまいが身体機能に影響するのかを調べ、障害の予防につなげる取り組みを行っています。


中野治郎


 医師に内科、外科、整形外科といった専門科があるのと同じように、理学療法士にも専門分野があります。理学療法の専門分野といえば、運動器障害、神経疾患、スポーツ、呼吸、心臓、小児の理学療法はもとより、最近ではウィメンズヘルスやロボット関連といった新しい専門分野も登場しています。私が10年前から取り組んでいるのは比較的新しい専門分野のがんリハビリテーションです。超高齢社会となった本邦においてはがん患者が増加しているため、がんリハビリテーションの必要性は高まっています。

 ここ関西医科大学では、リハビリテーション学部のカリキュラムにがんリハビリテーションを取り入れ、本学部の教員と附属病院で働く医師、看護師、理学療法士、作業療法士が協力して本格的な研究活動を始めました。興味のある学生、研究者、療法士、企業の方は誰でも受け入れますので、いつでもご連絡ください。


准教授

浅井剛


 これから理学療法士を目指す皆さんには、理学療法士という枠にとらわれることなく、広く社会を見る目を養って欲しいと思います。何かを見て、疑問に感じ、自ら問題設定をできる人間こそが、これからの社会には必要になります。既存の枠にとらわれない広い視野を持つために、色々なことにチャレンジをして欲しいと思います。

 研究では歩行動作の見える化に取り組んでいます。動作を捉える小型センサを利用して、歩行中の姿勢を数値化しています。この分野の技術の革新はまさに日進月歩です。私自身もチャレンジする気持ちを忘れず、研究に取り組んでいきたいと思っています。


福元喜啓


 理学療法士は“動作のスペシャリスト”ですが、身体のあらゆる動作は、ひとつひとつの筋肉が張力を発することにより達成されます。そんな身体動作をつかさどる筋肉に興味を持ち、筋肉の性質を超音波エコーなどで調べる研究を行ってきました。加齢や各種疾患に伴う筋肉の萎縮(サルコペニア)を予防・改善し、対象者の動作能力を高められるような研究成果を発信できるよう、取り組んでおります。

 リハビリテーションは、科学をベースに成り立っています。充実した環境が整った関西医科大学で、理学療法士を目指す学生の皆さんが科学性を身につけ、“理学療法って面白い”と思えるように、教育や研究に邁進していきたいと思います。


前澤仁志


 日本では世界でも類のない超高齢社会を迎えており、複雑化・高度化する医療・福祉に関する課題を抱えています。これらの課題を解決すべく関西医科大学ではリハビリテーション学部が開設されました。関西医科大学は医学部・看護学部を有する医療系複合大学であり、リハビリテーション学部では他職種との実践的なチーム医療を学ぶことが出来ます。急速に変化する様々な課題に対し柔軟かつ実践的に対処できる国際的リハビリテーション専門職の育成を目指します。

 研究活動では、ヒトの感覚や運動機能の脳内制御機構解明を目指しています。AIなど様々な先端技術を取り入れ、ブレイン・マシーン・インターフェース(脳と機器をつなぐ技術)など新たなニューロ(神経)リハビリテーション技術の開発を行うことで、超高齢社会における健康寿命延伸に貢献したいと考えています。

宮本俊朗


 呼吸・循環・代謝などの内部障害を抱えた対象者に対して、安全で効果的な運動処方が提供できるように、生理学的観点から研究を進めてきました。また、病状によっては、推奨されるような理学療法が実施できないことや、そもそも医療施設に通うことができない場合もあります。そのような対象者に対して、代替となるテクノロジーを使用した理学療法を提供できるように研究を行っています。

 医療・介護分野の課題を解決するためには、学術の領域を超えて共同で課題に取り組む学際的な取り組みが必要とされています。社会問題を解決しようとする志を持った学生はもちろん、一緒に可能性を探究してくれる臨床家、研究者、企業の方などと一緒に取り組んでいきたいと思っています。

助教

田頭悟志


 スポーツ現場では、監督、コーチと連携をとり、選手が最高のパフォーマンスを出せるようにサポートしていきます。私は、病院内でスポーツ選手と関わるのではなく、現場でサポートを行っています。スポーツ現場では、選手は痛い部位のみを伝えてきますので、そこからどのようにアプローチしていくかを考えていきます。検査結果などない状態での介入になり、いろいろと考えなければならないですが、この考える力は理学療法士として臨床現場で必ず役立ちます。

 研究内容は、スポーツ選手の傷害予防とパフォーマンス向上に関して行っています。フィジカル機能の測定を行い、介入の効果判定などを行います。スポーツ現場では、まだまだ科学的根拠に基づいた実践が足りていないと感じており、これから少しずつ貢献できるデータを示していきたいと考えております。


脇田正徳


 超高齢社会と人口減少という社会課題において、理学療法に求められている役割はより大きくなっています。私の研究テーマの一つは、高齢者の転倒予防・介護予防です。高齢者の転倒を予測するシステムや効果的なトレーニング方法の開発を行っています。地域と連携しながら、健康増進に貢献できることを目指しています。

 また、脳卒中片麻痺者への効果的なトレーニング方法の開発にも取り組んでいます。先進的な科学技術を取り入れ、根拠に基づく歩行再建を臨床で展開することを目指しています。

 試行錯誤しながらではありますが、チャレンジすることを忘れずに、より良い未来社会の実現に向けて、教育・研究・臨床を実践していきたいと考えています。


森公彦


 少子高齢化を迎えた我が国において多くの高齢者の健康増進と健康寿命延伸を維持するためには、高齢者が抱える多様な疾患や外傷による活動制限に対処しなければなりません。活動を再建するためには、多くの身体的要素を解析し、身体機能の問題を解決する必要があります。

 我々は医学部リハビリテーション医学講座(附属病院)や企業と連携して、(1)健常者の定量的動作解析データを集積し、任意に取り出した動作に関連する指標から健常者と患者の違いを計算し、治療効果を最大にするために注目するべき項目を、AI手法を用いて抽出するシステムの構築、(2)空気圧制御による人工筋肉を用いて、つま先立ちができるほどのパワーを発揮する足関節アシストロボットを開発し、歩行機能を高めるための研究、に取り組んでいます。


福島卓矢


 2人に1人が、がんに罹患する現代社会において、その人らしい生活を送るための対策は重要な課題になっています。リハビリテーションのなかでも比較的新しい分野である「がんのリハビリテーション」はその一翼を担うと考えられており、日常生活動作の再建に向けた取り組みはもちろんのこと、対象となる方の想いや気持ちに対するアプローチも役割の一つです。

 私はがんの筋・運動機能、精神心理面やQuality of Lifeに着目し、手術や化学放射線療法を受ける予定あるいは受けた方の機能評価を通して、効果的なリハビリテーションプログラムの開発を目指しています。患者さんに貢献できるような臨床・研究を展開していきたいと考えています。

山縣桃子


 立つ、歩く、走るなど、皆さんが普段何気なく行っている動作を細かく観察していくと、数多くの骨や筋肉が巧みに動き、調和のとれた美しい振る舞いをしていることがわかります。一方、高齢者や病気になった方は、これらの動きがぎこちなくなり、歩行中に転びやすくなるなど、様々な弊害が起こってきます。私は、このような加齢や病気に伴う動作の変化を捉え、最適な治療方法の確立を目指しています。

 私はこのように「人の動き」に興味がありますが、興味を持つ分野は人によって異なるかと思います。皆さん1人1人が興味のある分野を探究し、理学療法士としてその知見や技術を活かして広く活躍できるよう、お手伝いできたらと思います。

梅原潤


 本邦に理学療法士が誕生して約50年、その活躍の場は医療現場を超えてますます多様化しています。このような状況において、新たに理学療法士を目指す学生にはリハビリテーション従事者としての専門性を確立するだけでなく、社会の変化にも適応し活躍できる能力を培っていただきたいと考えています。

 私の研究目標は、ヒトの身体運動を司る骨格筋の機能を解明することです。これを達成するために、MRIや超音波イメージングを用いた画像解析やモーションキャプチャシステムによる運動計測などを組み合わせ、ヒトの筋骨格系をモデル化するというバイオメカニクス的アプローチを用いて、筋機能と身体運動の関係を調べています。

中尾彩佳


 私はこれまで、大学病院やクリニック、デイケア等で働きつつ、ストレッチングや筋力トレーニングの研究に取り組んできました。ストレッチングや筋力トレーニングはリハビリテーションやスポーツの現場でよく用いられますが、筋の柔軟性や運動パフォーマンスの向上、さらに傷害予防に対してより効果的なストレッチング方法や、患者さんや高齢者など筋力発揮を満足に行えない方でも十分な筋肥大や筋力増強を得られるトレーニング方法についてなど、現在でも十分な科学的根拠は確立されていません。“Evidence-Based Medicine(科学的根拠に基づく医療)”を実践できる理学療法士であり続けられるよう、また、学生の皆さんにもそうなっていただけるよう、教育・研究・臨床に励んでまいります。


 

作業療法学科

教授

吉村匡史(学科長)


 当学部に着任する前は、本学精神神経科学講座で精神科医として臨床、教育、研究に従事してきました。臨床では精神疾患全般、認知症疾患、がんに伴う精神的苦痛を持つ患者さんの診療に、多職種チームの一員として携わりました。研究としては脳波という検査の所見を定量的に解析して、疾患の特徴や治療などによる脳機能の変化を評価することに取り組んでいました。当学部では、これまでの経験を基に現場で役に立つ知識や考え方を意識しつつ、学ぶことの楽しさを感じてもらえるよう教育にあたります。

 また、多くの受験生が当学部を選んでくださるように、そして在学生の皆さんが無事に卒業して国家試験に合格し、活躍の場を得ることができるよう尽力する所存です。当学部で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

福井信佳


 作業療法士は、けがや病気によって失われた対象者の機能を再獲得させ、こころの回復とともにその人らしい活動(生活)を送ることができるよう支援する医療専門職です。

 日本リハビリテーション医学会は、「機能を回復する」、「障害を克服する」、「活動を育む」この3つのキーワードを用い、機能回復から活動を育むまでの過程をリハビリテーション医学の中心であると述べています。特に「活動を育む」ことに着目している点は、リハビリテーション医学の中に作業療法が強く位置づけられていると私は感じます。私の専門は切断者に対するリハビリテーションです。義手の適用にとどまらず、その人の活動に義手が活かされていくように支援し続けたいと思います。

加藤寿宏


 医学の進歩により、多くの子どもたちの生命が救われるようになりました。しかし、医学の進歩により、医療的ケアが必要な子どもや、目に見えにくい認知機能や運動機能の後遺症を残す子どもは増加しています。また、発達障がい児・者の支援は教育や社会において大きな課題となっています。私は、約30年、京都大学で発達障害や小児がんサバイバーの感覚や協調運動、学校・生活適応に関する作業療法の臨床研究を行ってきました。

 関西医科大学では、最先端の設備と子どもの作業療法・理学療法を専門とする3名の教員で、子どものリハビリテーションに強い大学として教育・研究に邁進するとともに、地域の子どもの発達を支える役割を果たす地域に開かれた大学を目指します。

准教授

三木恵美


 作業療法士は、対象者の健康で幸福な生活を支援する医療専門職です。障害や疾患の種類を問わず、日々の生活に支障がある方々すべてを対象としているため、作業療法士が働く場所は近年、病院や老人保健施設などの医療・保健・福祉施設だけでなく、地方公共団体・就労支援施設・学校教育施設・刑事施設など非常に多様化しています。どこで、どんな方を対象として作業療法を展開する場合であっても、作業療法の「核」となるところは同じです。

 関西医科大学では、作業療法の「核」となる、高度で幅広い専門的な知識・技術をしっかりと身につけ、社会のニーズに応えて作業療法を創造・展開していける作業療法士を育成します。関西医科大学で学んで、対象者の健康で幸福な生活を支えられる作業療法士になりましょう。


松島佳苗


 作業療法士が出会う対象者の中には、周囲から理解され難い障がいのために、日常生活や社会生活が困難となっている方がいます。社会的に発達障害として知られるようになっている子どもたちも、目に見えない困難さを抱えて小さな胸を痛めていることがあります。我が子の幸せを願う家族もまた悩み、苦しんでいる時があります。その子らしさを大切にし、一人ひとりの育ちを支えることも作業療法士の大切な役割の1つです。発達早期からの適切な支援を提供していくためには、言語や認知といった高次の機能を支える、感覚や運動の特性を明らかにすることが重要です。

 そのため、ここ関西医科大学では、基礎研究者と共に感覚や運動の神経基盤を検証し、実践的な作業療法に応用していくことに取り組んでいます。


講師

中山淳


 作業療法は人とやりとりを通して行う対人援助職です。いろんな出会いを通して学び、成長できる仕事だと思います。関西医科大学で学生生活を楽しく過ごすために一杯学び一緒に成長して、枠に囚われない柔軟な思考を身につけていって欲しいと思います。

 研究では、医学と工学を融合したリハビリテーション工学分野に取り組んでいます。人工筋肉を装具や義手などに用いて、他大学や企業と共同研究を行い、これまでにない新たなものを開発し効果検証をおこなっています。エンジニア、理学療法士、医師、義肢装具士、検査技師など様々方と意見交換を行いながら取り組んでおります。人との出会いや意見を大切にして日々邁進してきたいと思っております。

助教

宮原智子


 ICF(国際生活機能分類)では人の健康を構成する要素を個人の要因と生活行為、社会への参加、そして背景にある環境要因で構成し、それらが上手く機能することで健康に過ごせるとされています。作業療法はICFの観点から対象者本人の心身のみではなく周囲の家族、知人、職場、学校、地域のコミュニティなどを多面的に捉え、関係する人々と共に対象者の生活を構築する援助を行います。とても可能性とやりがいのある職業だと思っています。

 私は医療支援が終了し、地域生活をする人や家族が困った時に立ち寄れる居場所作りに励みつつ、対象者と家族自身が後遺症の理解を深め、対処能力を身につけるための方策について研究を続けています。


蓬莱谷耕士



 作業療法士は、疾病や怪我により失われた機能だけではなく、生活に焦点をあてる医療専門職です。生活には、身体機能、認知・精神機能だけではなく対象者を取り巻く環境(家族・地域社会)とのつながりも大切です。本学作業療法学科には、急性期・回復期・生活期、そして終末期を専門とする教員が在籍しており、幅広い視野をもつ作業療法士の育成を目指します。

 個人的には、手外科のリハビリテーション(ハンドセラピィ)を専門としています。手は精密な動きと繊細な知覚機能が備わっており、ハンドセラピィは重要です。効果的な「手の機能改善」と「生活で使える手の再獲得」を目指し、研究活動を行なっています。

橋本晋吾


 作業療法は、対象者の身体だけでなく認知・精神心理に、そして個人因子だけでなく環境因子に関与するため「正解」を当てはめるのではなく、その対象者にとっての「最適解」を対象者に寄り添いながら探索することが求められます。その過程のおもしろさ、そしてその思考に必要となる知識について、わかりやすく学生に伝えられる教育を目指しています。

 個人的にはヒトの高次脳機能に関心をもっており、注視点解析装置やMixed Realityを用いた新たな評価や治療介入の研究・開発に取り組んでいます。また、AIやICTにも興味をもっており、日々進歩する科学技術を臨床応用することによって、新たな治療手段や予防医学がうまれることを期待して研究に臨んでいます。


砂川耕作


 作業療法士は生活動作一つ一つにスポットを当てていきます。その中で、今私がスポットを当てているのが、スマートフォンやパソコンといった電子機器を使用した生活です。高齢者や脳を損傷した方々は、このような電子機器を駆使することができなくなることで、生活範囲が狭くなり、生活の質(QOL)が低下してしまうことがあります。その要因は何か、その要因を解消でき、使いやすい電子機器操作が提供できないか、私は認知機能からその検討をしています。

 ひとそれぞれで困りごとや、悩みごとは異なります。そのひとに合わせ、作業療法士は身体機能だけでなく、認知機能やこころのケアを通して、生活を改善させていきます。関西医科大学の学生にもいろいろな角度からアプローチできる療法士になっていってもらいたいと思っています。


山下円香


 ヒトと環境が相互作用しながら適応状態を保つことやヒトの可鍛性を重要視しています。そして、それを測る指標としてfMRIを使って脳内ネットワークをみてきました。脳のなかで起こっているネットワークの働きと、世の中で起こっている出来事には共通点があると思います。周囲の出来事を脳の働き(ことば)で解釈することもとても面白いです。脳の働きを知ろうとすることを通して、自分自身や自分の大切な人、周囲で起こっている出来事を深く自分のなかに取り入れて解釈することができ、それが作業療法の発展に活かされると思います。

 作業療法(学)は多彩な顔を合わせ持った興味深い分野で、対象者の方のサポートをしていながら、自分も成長させてくれる学問でもあるところが魅力だと感じています。


林良太


 作業療法では、からだ(身体機能)だけでなく、こころ(精神認知機能)にもアプローチします。精神障がいにより社会生活が円滑に送れなくなることがありますが、作業療法士はそのサポートができる専門職種です。精神科領域の魅力を学生に伝えられる教育を目指しています。

 精神科領域では、まだ解明されていないことが多くあります。私は、認知機能や認知バイアス、特に、少ない情報ですぐに決める「結論への飛躍」バイアスの研究をしています。また、社会的にも問題視されている自殺や自傷行為の研究も行っています。研究を通して、社会や生活の課題を解決することを目指しています。


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