肺から発生するがんのことを肺がんといいます。肺がんと一言にいっても実はいろいろな種類があり、顕微鏡の所見から、腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、小細胞がん、などに分類されます。これらはがんの性質の違いから小細胞がんと非小細胞がん(腺がん、扁平上皮がんなどはこれ)の2種類大きくに分けられます。小細胞がんの多くは進行が非常に早いため抗がん剤での治療となることが多く手術になることは少ないためにこのような分類がつかわれています。非小細胞肺がんでは肺内や肺付近にとどまるものは手術が最も治る力の強い推奨される治療とされています。小さな早期肺がんや手術を受けることが難しい方には放射線治療が選択されることもあります。全身にひろがった場合は肺がんに効くクスリ(抗がん剤など)が選択されます。また手術は可能でもリンパ節転移がある進行肺がんなどでは手術+抗がん剤、など複数の方法が組み合わせることが良い場合があります。
当院には肺がん治療を専門とする呼吸器外科・呼吸器腫瘍内科・放射線治療・病理診断のエキスパートが揃っており、どのような病状にも世界レベルで対応可能です。