心臓は‘いのち‘の源であり、‘老い‘は血管からくるといわれていることから、いずれの病気も放っておけば致命的となります。それを治すための手術治療にも、ある程度の危険性はあります。当科での手術の危険率は日本全国のデータ(JACVSD)や欧米のデータ(Euro SCORE、STS)と比較しても標準以上の良好な成績をおさめています。しかし喫煙や過食、肥満等の生活習慣の改善を図れない場合は、治療効果が長続きしないことや術後の合併症も高くなることが分かっています。ご自身から治療へ向き合った方へは、その危険性を超えて社会復帰していただくことを目標に全力で治療にあたっています。