前立腺には前立腺癌と前立腺肥大症という高齢男性によく見られる2つの重要な病気があります。前立腺癌は、現在日本では、男性のがんの第1位になるくらい急速に増加しています。前立腺肥大症は70歳以上の男性の過半数に認められる非常に多い病気です。当科では2006(平成18)年より前立腺外来を開設し、前立腺疾患を専門とする医師が、患者さんの個々の状況に応じた、より専門的な治療を進めていけるようにサポートしています。
前立腺には前立腺癌と前立腺肥大症という高齢男性によく見られる2つの重要な病気があります。前立腺癌は、現在日本では、男性のがんの第1位になるくらい急速に増加しています。前立腺肥大症は70歳以上の男性の過半数に認められる非常に多い病気です。当科では2006(平成18)年より前立腺外来を開設し、前立腺疾患を専門とする医師が、患者さんの個々の状況に応じた、より専門的な治療を進めていけるようにサポートしています。
前立腺疾患を専門とする木下秀文病院教授が診察を行います。前立腺がんでは、病期や患者さんの背景などを参考に、患者さん、そのご家族に適応となる治療選択肢を提示し、その方にあった治療を進めていきます。治療内容としては当院で行っている前立腺全摘除術(ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術)、当院放射線科での放射線治療(外照射療法、強度変調放射線治療IMRT)、総合医療センター腎泌尿器外科での小線源療法など、また、高齢の方や病状が進行した方については薬物療法(内分泌療法)の選択肢があります。前立腺肥大症の第1選択は薬物療法ですが、大きな肥大症では手術が必要なことも珍しくありません。レーザーや電気エネルギーを用いた核出術で非常に大きな前立腺でも安全に手術が可能です。
まず、一般初診外来(午前中)を受診してください。診察医にて前立腺外来への受診していただくかどうかを判断し、予約を取ります。