概要

眼科は眼球とその付属器(眼瞼、眼窩、涙器など)の疾患を扱う科です。
当科では、網膜硝子体疾患(網膜剥離)、黄斑疾患、緑内障などの専門疾患を柱として、他にも角膜、ぶどう膜炎、未熟児、涙道外来、斜視・弱視外来など多数の専門外来を設けており、専門外来ごとにチームを組んで十分な検討を行い、患者さんひとりひとりに的確に診断を行った上で、最適な治療法を行うように心掛けています。

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次のような症状を扱っています

視力の低下/かすみ目/眩しさ/視野の異常/変視症(歪視症)/飛蚊症/複視/光視症/虹視症/小視症
目の痛み/充血/目ヤニ/かゆみ/目の乾き/異物感/目の疲れ/流涙/瞼の痛み/瞼の腫れ

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ごあいさつ

眼科では様々な眼疾患に正確な診断と適切な治療を行えるよう、最新の機器と診断技術、治療手技をもって対応しています。当科の特徴は、黄斑疾患、網膜剥離、糖尿病網膜症を始めとする眼底疾患、緑内障に特に強いことですが、その他、ぶどう膜炎、角膜疾患、涙道疾患、未熟児外来など各特殊外来がチームで責任を持って、大学病院として高度の医療を提供しています。
年間手術件数は約2500件で、白内障手術、緑内障手術、硝子体手術など、地域医療の最終機関として難症例の手術も積極的に行っています。外来では加齢黄斑変性を始めとする眼底疾患に対する硝子体注射による薬物療法を多数行い、注射件数は年間約3500件で、年々増加しています。患者様に優しい丁寧な診療を心掛けていますので、安心して受診していただくようお願いします。

診療部長 主任教授  髙橋 寛二

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特色・方針

眼科の中に8つの分野の専門外来があり、チームで診療に責任を持つという姿勢の診療体制を特徴としています。各専門外来は毎週カンファレンスを行って専門チームのメンバーの視点をそろえ、一定の方針のもとに治療計画が立てられるように練磨しています。
外来では、最新の機器を用いた確実な診断とともに、多数のメディカル網膜治療やレーザー治療、緑内障の管理を行うとともに、手術は週日毎日施行し、白内障手術、緑内障手術、硝子体手術を中心として多彩な眼疾患に対して難症例や緊急例にも対応し、良好な治療成績を収めています。
入院患者はほとんどが手術目的ですが、手術は月曜から金曜まで毎日行っていますので、緊急性を要する網膜剥離などの患者さんの手術も容易に行えます。入院患者では主治医と上級指導医、各専門外来のチームが治療方針の決定や術後ケアに責任を持ってあたっています。
毎週月曜日、病棟において症例検討会を行い、複雑な症例は全員で検討しています。

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実績

診療実績(2022年度版)

外来新患者数 3,343人/年
外来延患者数 44,435人/年
入院新患者数 1,852人/年
入院延患者数 10,533人/年
手術件数(入院) 2,206件/年
手術件数(外来) 121件/年

手術実績(2021年度版)

白内障手術(単独) 1,126件
多焦点レンズ 3件
緑内障手術(単独+白内障手術併用) 246件
硝子体手術(単独+白内障手術併用) 479件
増殖硝子体網膜症手術 12件
網膜剥離手術(強膜内陥術) 17件
眼球内用除去術・眼球摘出術 8件
斜視手術 3件
移植(角膜移植、治療的角膜移植、羊膜移植)術 12件
外来手術
涙道手術 8件
外眼部手術(翼状片手術、結膜嚢手術、眼瞼手術) 72件
腫瘍生検 5件
網膜光凝固術 266件
硝子体注射 3,646件
光線力学的療法 3件
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スタッフ

氏名 写真 職名 専門分野 認定資格
髙橋 寛二 髙橋 寛二 主任教授
黄斑疾患
網膜硝子体疾患
眼腫瘍
白内障
日本眼科学会専門医
日本眼科学会指導医
研修医指導医
眼科PDT認定医
永井 由巳 永井 由巳 准教授
黄斑疾患
網膜変性疾患
ロービジョン
日本眼科学会専門医
日本眼科学会指導医
研修医指導医
眼科PDT認定医
視覚障害者用補正具適合判定認定医
佐々木 香る 佐々木 香る 准教授 角結膜疾患 日本眼科学会専門医
日本眼科学会指導医
Infection Control Doctor
臨床研修指導医
大中 誠之 大中 誠之 講師 黄斑疾患
未熟児網膜症
白内障
日本眼科学会専門医
眼科PDT認定医
木村 元貴 木村 元貴 診療講師
黄斑疾患
網膜硝子体疾患
白内障
日本眼科学会専門医
眼科PDT認定医
視覚障害者用補正具適合判定認定医
盛 秀嗣 盛 秀嗣 講師
糖尿病網膜症
白内障
未熟児網膜症
緑内障
日本眼科学会専門医
眼科PDT認定医
視覚障害者用補正具適合判定認定医
臨床研修指導医
石本 敦子 石本 敦子 助教 角膜疾患
緑内障
日本眼科学会専門医
大庭 慎平 大庭 慎平 助教 緑内障
ぶどう膜炎
白内障
視覚障害者用補正具適合判定認定医
日本眼科学会専門医
竹澤 隆佑 竹澤 隆佑 助教 緑内障
ぶどう膜炎
白内障
日本眼科学会専門医
切石 達範 切石	達範 助教 黄斑疾患
緑内障
網膜硝子体疾患
白内障
日本眼科学会専門医
西山 悠布子 西山 悠布子 病院助教 緑内障
角膜疾患
日本眼科学会専門医
植村 太智 植村	太智 病院助教 黄斑疾患
涙道
白内障
網膜硝子体疾患
中山 弘基 中山	弘基 病院助教 黄斑疾患
角膜
白内障
網膜硝子体疾患
留守 涼 留守	涼 任期付助教
髙橋 桃子 髙橋	桃子 任期付助教
吉田 真由 吉田	真由 任期付助教
綾 はるか 綾 はるか 任期付助教
田 哲 田 哲 任期付助教
山田 晴彦 山田 晴彦 網膜硝子体センター長 糖尿病網膜症
ぶどう膜炎
白内障
網膜硝子体疾患
網膜色素変性症
日本眼科学会専門医
日本眼科学会指導医
研修医指導医
眼科PDT認定医
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お知らせ

患者のみなさんへ

どんな病気も早期発見、早期治療が重要です。目には左右があるので、時々片方ずつ見え方などを確認して具合がいつもと違う時は早めの受診をおすすめします。お近くの先生にご相談いただき、検査や治療の必要がある際は紹介状をお持ちになって受診してください。

医療関係のみなさんへ

待ち時間短縮のため、ご紹介の際にはできるだけ地域医療連携部にご連絡いただき予約をお取りいただくようお願いします。
加齢黄斑変性、血管新生緑内障、網膜剥離、網膜静脈閉塞症などの新薬治験、臨床研究などを行っています。対象となる疾患の患者さんがおられましたらご紹介をお願いします。

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