概要

当科は、病院2階のこども館(小児の外来診療)と病院5階の小児医療センターと総合周産期母子医療センターからなり、体重300gの超低出生体重児から乳幼児、学童、思春期の、あらゆる疾患の診療を行っています。

当科外来部門(2階こども館)は、午前中の一般外来ではあらゆる疾患の小児(新生児から20歳まで)を受け入れています。また午後は予約制による特殊外来で腎臓・循環器・血液・腫瘍・新生児・アレルギー・神経・免疫・膠原病・心身症・内分泌など様々な専門的疾患を扱っています。

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次のような症状を扱っています

赤(青)アザができた/鼻血が出て止まらない/朝起きが悪い/息をするとゼーゼーと音がする/意識がはっきりしない/上手くコミュニケーションがとれない
/落ち着きがない/お腹が痛い/顔色が悪い/ 頬がこけた、体重が減少した/体がだるい/関節が痛い/唇や皮膚が乾燥してカサカサになる/下痢になる/元気がない/呼吸が苦しい/白目、顔色、尿が黄色い/身長が伸びない/咳が出る/全身がむくんだり、体が重い/手足や顔が勝手に動く/特定の物やことがらに執着する/尿失禁(尿もれ)がある/尿に血が混じっている/尿の量が少ない/熱っぽい、体がほてる、ぞくぞくする、寒気がする/のどに痛みや渇きを感じる/吐き気が続いている、嘔吐を繰り返す/鼻水や鼻づまりが止まらない/噴水状にミルクを吐きだす/便秘気味な状態が続いている/発疹・斑点が見られる/ミルクを飲まない/めまいがする、ふらつく/顔色、唇の色が悪い

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ごあいさつ

診療部長 主任教授 金子 一成

関西医科大学附属病院小児科は、病院2階のこども館(小児の外来診療を行います)と病院5階の小児医療センター(小児の入院患者の診療を行います)と総合周産期母子医療センター(新生児の救急病棟です)からなり、体重300gの超低出生体重児から乳幼児、学童、思春期のあらゆる疾患の診療を行っています。診療にあたっては、近年、重要視されている「成長に合わせた医療(成育医療)」を心掛け、院内学級(小学部、中学部)を設置するとともに、入院生活を少しでも快適に過ごしてもらえるよう、プレイコートを配し、体力回復やストレス発散の場を提供しています。さらにプレイコートでは小児科医とコメディカルのスタッフが協力して夏祭り大会やクリスマス会を開催し、長期入院のこどもの心のケアを常に意識しています。また小児の救急疾患にも対応するべく、地域の先生方と緊密な連携をとっています。

診療部長 小児科主任教授 金子 一成

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特色・方針

1932(昭和7)年に設置された本学小児科では、北河内医療圏における長年の診療実績があります。また、特定機能病院として様々な小児・新生児疾患の診断技法と高度医療体制を整備し、様々な医療機関と迅速かつ緊密な連携をはかり、安心の医療を提供しています。

当院の新生児医療部門は、大阪で最初の大学病院総合周産期母子医療センターのNICUとして認定され、府内有数の危急新生児を取り扱う、大阪新生児診療相互援助システム(NMCS)の基幹病院です。小児科専門医の研修病院としての役割に加え、医学生教育、臨床研修医教育にも力を入れており、診療能力とコミュニケーション能力の向上をはかっています。

小児に多い感染症はもとより、他の大学病院では対応しないことの多い夜尿症、心身症の子どもにも対応し、受診されるご家族に厚い信頼をいただいています。また当院の小児科医師は、こどもが怖がる白衣を着用せず、優しく接しています。

当院には患児の精神的負担をケアする専門スタッフであるチャイルドライフスペシャリスト(CLS)を配置しています。
患児やそのご家族へさまざまなサポートを行っています。

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実績

診療実績(2022年度版)

外来新患者数 2,600名
外来延患者数 19,566名
入院新患者数 1,475名
入院延患者数 13,640名

検査・治療実績(2022年)

腎臓外来
夜尿症 60名
尿路感染症 28名
ネフローゼ症候群 6名
慢性腎炎 2名
急性糸球体腎炎 8名
排泄時膀胱尿道造影 19名
腎生検 1件
ネフローゼ症候群+リツキシマブ治療 0名
循環器外来
川崎病(初発) 40名
川崎病+インフリキシマブ治療 5名
心臓カテーテル検査 6件
心房中隔欠損症 58人
心室中隔欠損症 68人
アレルギー外来
食物アレルギー 152名
アトピー性皮膚炎 203名
食物タンパク誘発胃腸症 11名
食物負荷試験 291件
舌下免疫療法 39件
血液・腫瘍外来
急性リンパ性白血病 3名
急性骨髄性白血病 1名
悪性リンパ腫 2名
神経芽腫 1名
脳腫瘍 5名
乳児血管腫 24名
免疫性血小板減少性紫斑病 4名
新生児集中治療室
極低出生体重児 24名
超低出生体重児 17名
超早産児(在胎28週未満) 11名
一酸化窒素療法 5件
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スタッフ

氏名 写真 職名 専門分野 認定資格
金子 一成 金子 一成 主任教授 小児腎・泌尿器学 小児科専門医・指導医
日本小児泌尿器学会専門医
藤井 喜充 藤井 喜充 病院教授 小児消化器病学
臨床遺伝学
小児科専門医・指導医
日本超音波医学会専門医・指導医
臨床遺伝専門医
日本外科学会認定登録医
日本小児科医会地域総合小児認定医
日本小児泌尿器学会認定医
日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
PALSプロバイダー
JATECプロバイダー
新生児蘇生法「専門コース」
出生前コンサルタント小児科医
大橋 敦 大橋 敦 教授 新生児学 小児科専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医・指導医
新生児蘇生法「専門コース」インストラクター
辻 章志 辻 章志 准教授 小児腎・泌尿器学
新生児学
小児科専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医・指導医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本小児泌尿器科学会専門医
小児感染症認定医
新生児蘇生法「専門コース」認定
出生前コンサルタント小児科医
松野 良介 松野 良介 准教授 小児血液・腫瘍学 小児科専門医・指導医
日本小児血液・がん学会専門医・指導医
日本血液学会専門医・指導医
がん治療認定医
造血細胞移植認定医
日本血栓止血学会認定医
小児感染症認定医
峰 研治 峰 研治 講師 新生児学
小児循環器学
小児科専門医・指導医
日本小児循環器学会小児循環器専門医
日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医・指導医
新生児蘇生法「専門コース」インストラクター
出生前コンサルタント小児科医
山内 壮作 山内 壮作 講師 小児腎・泌尿器学
新生児学
小児科専門医・指導医
日本小児泌尿器科学会認定医
新生児蘇生法「専門コース」認定
赤川 翔平 赤川 翔平 講師 小児アレルギー学
小児腎・泌尿器学
新生児学
小児科専門医・指導医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医
日本小児感染症認定医
ICD(Infection Control Doctor)
出生前コンサルト小児科医
新生児蘇生法「専門コース」認定
ACLSプロバイダー
PALSプロバイダー
大町 太一 大町 太一 講師 小児血液・腫瘍学 小児科専門医・指導医
日本血液学会専門医
出生前コンサルタント小児科医
平林 雅人 平林 雅人 診療講師 新生児学 新生児蘇生法「専門コース」インストラクター
加藤 正吾 加藤 正吾 助教 小児腎泌尿器学 小児科専門医・指導医
藤代 定志 藤代 定志 助教 小児神経学
新生児学
小児科専門医・指導医
新生児蘇生法「専門コース」認定
出生前コンサルタント小児科医
堀 真一郎 堀 真一郎 助教 小児循環器学
小児救急
小児科専門医
新生児蘇生法「専門コース」認定
ACLSプロバイダー
出生前コンサルタント小児科医
中井 陽子 中井	陽子 病院助教 小児疾患全般
小児アレルギー学
小児科専門医
保田 真宏 保田	真宏 病院助教 新生児学 小児科専門医
新生児蘇生法「専門コース」認定
PALSプロバイダー
出生前コンサルタント小児科医
山添 敬史 山添 敬史 病院助教 小児血液・腫瘍学 小児科専門医
新生児蘇生法「専門コース」認定
ACLSプロバイダー
寺本 芳樹 寺本 芳樹 病院助教 小児疾患全般 小児科専門医
藤代 亜佑美 藤代	亜佑美 病院助教
加地 更紗 加地	更紗 病院助教
江守 公平 江守	公平 任期付助教
太田 優志 太田	優志 任期付助教
藤原 航 藤原	航 任期付助教
上田 浩嗣 上田	浩嗣 任期付助教
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お知らせ

患者のみなさんへ

●小児科医は子どもの総合診療医です。お子さまの健康面で気になることがあれば、まずは小児科医にご相談ください。

●セカンドオピニオン(オンライン含む)はご依頼に応じて各専門医師が対応します。

医療関係のみなさんへ

小児科は小児医療センターと総合周産期母子医療センターに所属しています。小児と新生児に特化した高度医療体制とスタッフを整え、最新の機器を用いた最高レベルの医療を提供することを目指しています。先生方におかれましては、これまで以上に多くの患者様をご紹介いただきますよう、心よりお願い申し上げます。ご紹介頂きました患者様につきましては、入院中はもとより退院後も先生方と緊密な連携を取らせていただきます。

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