概要

総合診療科の主な役割は、初診の患者さんの院内外を含めた適正診療科への振り分け機能です。長期継続診療、入院診療は担当しておりません。外来診療では主に、以下の患者さんの医療問題をできる限り迅速に解決するために、院内の臓器別専門各科と連携し、対処しています。
 

1)紹介状を持たずに来院され、受診すべき臓器別専門科が明らかでない初診患者
2)地域医療機関より総合診療科への紹介患者
3)紹介状があっても、受診診療科が不明瞭な患者

次のような症状を扱っています

頭痛/ふらつき・めまい/咳/発熱/胸痛/腹痛/疲労・倦怠感/嘔気・嘔吐/むくみなど
臓器別診療科ではないので、様々な症状の対応をします。

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ごあいさつ

当院には30を超える診療科があります。患者さんをどの診療科で担当するのがふさわしいかを判断できない場合も少なくありません。
当科ではお困りの症状を確認し、問診・診察・検査を実施して、担当する専門診療科を決める役割を担っています。病状によっては、大学病院でなく、近隣の医療機関で継続診療をしていただくことが望ましい場合もあります。近隣医療機関と連携を図り、最寄りの医療機関への架け橋になる役割も担当します。当科をご利用いただくことで、診断・治療までの時間を短縮し、適切な診療を受けていただくことで早期に問題が解決できるよう、日々努力しております。また大学病院の責務として、より良い医療人の育成、臨床研究にも力を入れております。ご理解・ご協力の程、よろしくお願い致します。

診療科長 講師 西山 順滋

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特色・方針

総合診療科には、症状を認めるのに検査で異常を示されず、病名がつかないまま症状が遷延し、多くの医療機関を受診されている方も多く受診されます。この中には「機能性疾患」が多く含まれ、総合診療科を受診される患者さんの約1/3が該当するとされています。
「機能性疾患」には日常の生活環境が多分に影響しており、症状の改善には、臓器だけに焦点を当てるのではなく、生活習慣やストレスにも目を向ける必要があります。この考えは心身一如の見方をする「心身医学」に通じるもので、当科スタッフは関西医科大学心療内科学講座に属し、「心身医学」のトレーニングを受けた者が担当しております。この体制で総合診療を行っている医療機関は我が国で当院のみであり、最大の特色です。

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実績

診療実績(2022年度版)

外来新患者数 1,362人/年
外来延患者数 4,029人/年

外来新患者 初診時診断名上位順(2022年度)

自律神経症状 88件
精神科疾患 56件
筋痛症 56件
機能性消化管障害 52件
急性感染症 44件
疼痛障害 40件
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スタッフ

氏名 写真 職名 専門分野 認定資格
蓮尾 英明 蓮尾 英明 主任教授
(兼任)
心療内科
緩和医療
日本内科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本緩和医療学会専門医
日本心身医学会指導医・専門医
日本心療内科学会専門医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
日本サイコオンコロジー学会認定登録精神腫瘍医
西山 順滋 西山 順滋 講師 総合診療
心身医学
日本プライマリ・ケア連合学会指導医・認定医
総合診療専門研修特定指導医
日本心身医学会指導医・専門医
日本心療内科学会登録指導医・登録医
日本医師会認定産業医
岡本 敬司 岡本 敬司 診療講師 総合診療
心療内科
日本プライマリ・ケア連合学会指導医・認定医
総合診療専門研修特定指導医
日本心療内科学会登録医
日本内科学会認定内科医
阿部 哲也 阿部 哲也 准教授
(兼任)
心療内科
消化器心身症
総合診療
日本心身医学会指導医・専門医
日本内科学会認定内科医
水野 泰行 水野 泰行 診療講師
(兼任)
心療内科
総合診療
慢性疼痛
日本プライマリ・ケア連合学会認定医
総合診療専門研修特定指導医
日本心身医学会専門医
日本心療内科学会専門医
日本内科学会認定医・総合内科専門医
秋山 泰士 秋山 泰士 助教
(兼任)
総合診療
心療内科
総合診療専門研修特定指導医
林 幹雄 林 幹雄 助教
(兼任)
総合診療
家庭医療
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本プライマリ・ケア連合学会指導医・認定医・家庭医療専門医
総合診療専門研修特定指導医
米国内科学会上級会員
山本 修平 山本 修平 助教
(兼任)
心療内科
総合診療
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本東洋医学会漢方専門医
坂崎 友哉 坂崎 友哉 病院助教
(兼任)
心療内科
総合診療
下山 佳織 下山 佳織 病院助教
(兼任)
心療内科
総合診療
友田 俊介 友田 俊介 病院助教
(兼任)
心療内科
総合診療
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