放射線部は、画像診断部門、核医学部門、インターベンショナルラジオロジー(IVR)部門および放射線治療部門で運用しています。
スタッフは、部長、副部長以下、診療放射線技師44名、看護師13名、事務職員12名(派遣含む)で構成されています。
放射線部では最新鋭の装置を設置し、各診療科からの画像診断、IVR放射線治療の要望に応えています。業務内容は画像診断部門である一般撮影、CT、MRI、核医学と、画像診断を元に低侵襲性治療を行う血管造影/インターベンショナルラジオロジー(IVR)や、放射線治療部門、さらには画像情報管理とPACSサーバー管理も行っています。
CT室には2016(平成28)年2月に2管球CTが導入され、心臓CT検査、全身の高速撮影など最新の画像診断を提供しています。また放射線治療部門では他組織、臓器への副作用が少ない強度変調放射線治療(IMRT)に注力しています。業務に携わる診療放射線技師は、専門的知識と技能を取得すべく常に努力し、各分野の専門技師資格を取得しています。患者さんには技術的な事や、放射線被ばくについても疑問点などがあれば遠慮なさらずに、ぜひ診療放射線技師にお尋ねください。
放射線部 部長 谷川 昇
● 一般撮影
一般撮影室7室
フラットパネル搭載デジタルX線一般撮影システム(4室)
ワイヤレスフラットパネルシステム
パノラマ撮影装置、コーンビームCT、骨密度測定装置
マンモグラフィー、泌尿器科撮影、手術室撮影、救命救急センター撮影
ポータブルX線撮影装置7台
● X線テレビ
X線テレビシステム2台(1台は、トモシンセシス対応)稼働
● CT検査
128スライス2管球CT1台、64列CT3台(1台は2021年更新)
1台(64列)は、救命救急センターで稼働
● MRI検査
3テスラMRI1台(2021年更新)、1.5テスラMRI3台(1台は2021年更新)
3台の装置において17時から21時まで延長稼働
● 血管造影検査(IVR)
フルフィールドIVR対応バイプレーンシステム1台
IVR-CTシステム(フラットパネル搭載血管造影装置+320列CT CT透視)1台(2023年更新)
循環器用血管撮影システム2台(CCU)(2023年更新)
ハイブリッド手術室対応軸透視・撮影システム1台(手術室)
● 核医学検査
SPECT装置2台、PET-CT装置1台(2020年更新)
● 放射線治療
リニアック2台、リモートアフターローディングシステム1台
CT-シミュレーター1台
骨髄移植に伴う全身照射(TBI)、強度変調放射線治療(IMRT)
実績(2022年版) | 件数 |
一般撮影 | 129,035 |
血管造影 | 3,756 |
CT | 54,843 |
MRI | 21,887 |
核医学 | 4,481 |
放射線治療 | 18,157 |
画像入出力 | 39,039 |
認定資格等 | 人数 |
医学物理士(放射線科) | 3名 |
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 | 2名 |
第1種放射線取扱主任者 | 17名 |
核医学専門技師 | 2名 |
血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師 | 2名 |
X線CT認定技師 | 3名 |
磁気共鳴(MR)専門技術者 | 1名 |
医用画像情報精度管理士 | 1名 |
放射線管理士 | 2名 |
放射線機器管理士 | 2名 |
放射線治療専門放射線技師 | 1名 |
放射線治療品質管理士 | 1名 |
当院におけるX線撮影は、フラットパネルディテクタを用いています。 高画質な画像をより少ないX線量で撮影することができますので、ご安心いただけます。