現在、成人の8 人に1 人は透析予備軍である慢性腎不全(CKD)であり、腎疾患の管理は国民の生命予後に影響する重要な課題となっています。CKD の進行や合併症の多くは、生活習慣と密接な関係があり、適切な治療のためには、多診療科、さらに多職種コメディカルの相互連携が重要となります。
腎センターでは、多診療科医師(腎泌尿器外科、腎臓内科、糖尿病科、健康科学センター)、看護師、運動療法指導士、管理栄養士、薬剤師などが垣根を越えて相互に協力し、各専門性を活かした診療を提供いたします。
具体的には、腎不全の進行予防から、個別化腎代替療法(選択支援、腎移植地域連携)、がん治療、術後腎障害の管理にいたるまで、“全腎的”な診療や支援を行っています。