潰瘍性大腸炎・クローン病部門

2020年11月より関西医科大学難病センターに初めての診療部門である「潰瘍性大腸炎・クローン病部門」が開設されました。潰瘍性大腸炎・クローン病は原因が不明であるため根本的な治療法がないことより国の難病に指定されています。しかし治療法の開発が進み、病気のコントロールがなされて、通常生活が可能な患者さんが大部分となっています。治療法はこの数年で格段の進歩を遂げておりますが、専門的な知識を有した医師による診療が重要です。
潰瘍性大腸炎・クローン病部門は、単に症状を改善させるだけではなく、患者さんの生活の質を向上させるような診療を提供します。
 

潰瘍性大腸炎・クローン病部門の特徴

1.軽症例から難治例まで経験が豊富です

潰瘍性大腸炎・クローン病の約1/3は従来の治療法に効果がない、もしくは頻回に再発を繰り返す難治例です。難治例に対する治療法はこの10年で多くの治療法が開発されており、血球成分吸着除去療法・抗TNFα抗体製剤(レミケード、ヒュミラ、シンポニー)、抗インテグリン製剤(エンタイビオ)、抗IL-12/23抗体(ステラーラ)、ヤヌスキナーゼ阻害剤(潰瘍性大腸炎のみ)、カルシニューリン阻害剤(潰瘍性大腸炎)など多くの生物学的製剤や低分子化合剤(ゼルヤンツ)が使用可能となり、症状の改善が認められる患者さんも増えてきました。しかし医師、施設によって治療方法・戦略が異なることも多く、いわゆる医師の腕の見せどころです。潰瘍性大腸炎・クローン病部門では外来診療を中心に、これらの治療法を適切な時期に、適切な患者さんに使用しています。また国内外の治療法に関する最新の情報をいち早く入手し、治療法の選択に生かしています。
2.患者さんがより良い生活ができるように常に考えていきます

診断や治療の進歩に伴い、多くの患者さんが入院せずに外来診療ができるようになってきています。我々は単に症状を改善させるだけではなく、患者さんが学生生活、就労、妊娠、出産、育児などの日常生活がより充実するように、診療を通じてサポートしていきます。
3.侵襲の少ない検査法を心がけています

診断や客観的に炎症の状態を把握するための基本的な診断方法は血液検査と内視鏡検査ですが、これらの検査方法を適切な時期に苦痛の少ない方法で行うようにしています。また炎症を評価するための侵襲性の少ない新しい検査方法を組み入れて診療に当たっています。さらにクローン病の約70%は小腸に病変を認めますが、当部門はカプセル小腸内視鏡、バルーン小腸内視鏡、MRエンテログラフィーの全てを施行できる関西でも数少ない施設です。活動度や患者さんの希望などにより、これらの検査法を適切に選択していきます。
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疾患について

ご挨拶

このたび関西医科大学難病センターに潰瘍性大腸炎・クローン病部門を開設することになりました。これまで消化器肝臓内科を中心として、診断や治療に難渋した患者さんの診療にあたってきましたが、潰瘍性大腸炎・クローン病部門ではこれまでの経験や実績をいかして、部門全体で1人の患者さんを診察していきます。通院中の患者さんにおかれましては主治医の予約日でない時でも、何かお困りのことがありましたら、受診していただくことは可能です。また腸管病変の急激な悪化、肛門病変などの症例に対しては同じフロアに隣接する消化管外科の医師による診療が可能です。さらに平日の受診が困難な患者さんのために土曜日(隔週)に診療を受けていただけます。
我々は診療経験豊富な専門医が基本治療を大切にしながら、難治例については生物学的製剤や低分子化合物などの新規治療を取り入れています。また患者さんの負担を考えながら診断・活動性の評価するために様々な検査をおこなっています。それぞれの患者さんの病状や生活形態なども考慮しながら、診療に取り組んでいきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
 
潰瘍性大腸炎・クローン病部門 消化器肝臓内科診療科長 長沼 誠
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外来診療日程

 
 
午前 長沼 誠
関本 貢嗣※
福井 寿朗  長沼 誠  関本 貢嗣※  
長沼 誠
 
午後 長沼 誠    福井 寿朗  深田 憲将  

 

※消化管外科
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予約方法

かかりつけ医に相談のうえ、地域医療連携部を通じてご予約ください。
(受診当日は紹介状をお持ちください)
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