病名 | 慢性頭痛(まんせいずつう) |
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部位 | 頭 |
主な症状 | 痛み |
慢性頭痛というのは病名ではなく症状名ですが、片頭痛や緊張型頭痛など慢性的に繰り返し起こる頭痛をこのように表しました。片頭痛は比較的急に起こるズキンズキンと痛む頭痛で、動いたり明るい光や大きな音にさらされたりするとひどくなることが多いようです。緊張型頭痛は肩や首のこりをもっている人に多く、いつから痛いのかはっきりせず温めたり動いたりしている方が紛れやすいものです。目の奥や歯に痛みが広がることもあります。
片頭痛は急に広がった血管の炎症が周りの神経を刺激することで起こります。また完璧主義で緊張しやすく休む間もなく活動するような性格の人に多いとも言われています。緊張型頭痛は筋肉のこりによる頭痛で、肩や首に負担のかかる姿勢、適度な運動の不足、持続的な心身の緊張などが原因となります。体の感覚に気付きにくくリラックスができないことも原因となります。また鎮痛剤などの薬を使いすぎることで起こる頭痛もあります。
頭のCT、MRI、MRAで脳の病気や副鼻腔炎がないかを調べる必要があります。
薬としては片頭痛専用の薬、鎮痛薬、神経の痛みを抑える薬などを使います。