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慢性腎炎【子ども】

診療科

症状の解説

腎臓に炎症や異常が起き、尿に血液(赤血球)や蛋白が漏れる病気です。血尿、蛋白尿が続き、高血圧やむくみが見られることもあります。進行すると徐々に腎臓の働きが低下します。見た目に赤い尿を認めることもありますが、多くは自覚症状なく、学校や幼稚園の検尿で見つかることが多く、発病の時期もはっきりしません。急性腎炎は1年で80〜90%治るのに対し、慢性腎炎は1年以上、持続して血尿、蛋白尿が見られます。

主な原因

感染、免疫異常、血液凝固系の異常、過剰濾過などが言われていますが、原因はまだよく分かっていません。小児の慢性腎炎で最も頻度の高いIgA腎症の原因として、細菌、ウイルスなどの感染が引き金となって免疫複合体という異常な物質が過剰につくられ、それが腎臓に沈着して炎症が起き始めるものと考えられています。実際、感冒や扁桃炎をきっかけに、尿所見が悪化する(血尿、蛋白尿の程度が増える)ことがあります。

必要な検査

症状が無いことが多いので、定期的に、検尿で経過をみることが大切です。 ただし初めての診察の場合、慢性腎炎以外の血尿や蛋白尿が出る病気が無いか、チェックするために、血液検査や腹部エコーで腎臓の形態などを調べます。 蛋白尿が著明に多い場合は、腎炎の程度と原因を調べるために、腎生検が必要になることもあります。

治療法

慢性腎炎の程度が軽い(血尿、蛋白尿の程度が少ない)場合、まずは、定期的な検尿での経過観察を行います。高血圧が見られたり、蛋白尿が多い場合は、薬物治療が必要になり、入院で腎生検を行い治療することもあります。 血尿のみの場合、通常は運動・食事制限は行わないですが、蛋白尿を伴うようであれば、主治医と相談してください。高血圧やむくみがある時は、運動・食事制限が必要です。

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