概要

感染制御部は、『安心・安全で質の高い医療』を提供するために、病院全体の感染症を減らし、感染症診療の質を向上させることを目的に活動する組織です。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の各専門領域の職種のメンバー、事務担当者からなるインフェクション・コントロールチーム(ICT)から構成され、各々の専門知識を活かし、院内の他部署はもとより、関西医科大学感染制御部とも連携しながら感染制御活動を推進してまいります。

ページの先頭へ

閉じる

ごあいさつ

当院は、2010年開院以来、関西医科大学と連携し、良質で最善の医療を地域住民に提供することを目標としております。私は、2018年より3代目の感染制御部長を拝命し、病院長、ICTのスタッフとともに、患者さんに安心していただける医療を提供できるよう感染症医療を実践してきました。2020年の新型コロナ感染症の流行は未曾有の経験でしたが、ICTスタッフをはじめ全職員が一丸となって、うつらない、うつさない医療を目標にし、現在まで精力的に感染制御活動を継続しております。今後も協力して、『安心・安全で質の高い医療』を提供できるように努力してまいります。


 

 

感染制御部長 濱田聡子

診療科紹介動画

閉じる

ページの先頭へ

特色・方針

主な活動内容
1)   感染対策指針・感染対策マニュアルの作成・改訂
2)   感染対策に関する講習会の開催など職員の教育・指導
3)   各種感染症患者の感染対策に関する指導
4)   院内環境ラウンドの整備や薬剤耐性菌の対策
5)   各種サーベイランスの実施と院内の感染症発生動向の監視と対応
6)   アウトブレイクの早期発見と対応
7)   職業感染予防(血液、体液曝露への対応、ワクチン接種など)
8)   抗菌薬適正使用の推進
9)   地域医療機関との連携
閉じる

ページの先頭へ

お知らせ

患者のみなさまへ

【咳エチケット】
  咳やくしゃみは、鼻やのど、口の中の病原体を周囲にまき散らします。病院には高齢者・免疫力が低下した方が大勢いらっしゃいます。そこで、マスク(不織布マスクを推奨)の着用をお願いいたします。そして、ご自身の感染防止にもたいへん効果的となります。
  私たち職員は感染防止対策の目的でマスク着用を行っている場合もありますが、どうかご了承ください。                                                                                                                                                                                                                                                           
【手指衛生】
  また、石鹸を使った手洗いやアルコールによる手指消毒もご自身の感染防止対策に極めて有効ですので、入館時・診察前・診察後・帰宅時などにおこなっていただくようお願いいたします。
                                        



   
  
関西医科大学香里病院 院内感染対策指針

1. 院内感染対策に関する基本的な考え方

近年、医学の進歩による高度医療や薬剤耐性菌の増加、高齢化社会に伴う合併症を持つ患者の増加等、院内感染のリスクは高まっている。当院では、全ての職員が院内感染防止に留意し、標準予防策(スタンダードプリコーション)及び経路別感染予防策を日常的に実践している。感染等発生の際は、その原因の速やかな特定、制圧、終息を図ることが重要である。院内感染のリスクを低減し安心・安全な医療を提供するために本指針を作成する。

2. 感染対策委員会の設置
1)院内感染対策委員会(ICC:Infection Control Committee)
病院長のもとに、感染制御部部長を長とし、各専門職代表を構成員として組織した感染対策委員        会を設ける。
(1) 委員会は毎月1回定期的に会議を行い、必要に応じて臨時会議を開催する。
(2) 委員会の審議事項
     ① 病院感染発生状況の調査、報告
     ② 関西医大附属病院、総合医療センター等他の医療機関とも連携を図り、病院感染予防のための         調査・研究・対策を図る。
     ③ 院内感染対策指針及び感染対策マニュアルを作成し見直す。
     ④ 院内感染対策に関する資料を収集し、職員へ周知する。
     ⑤ 院内感染対策に関する職員の教育・研修。
     ⑥ その他院内感染対策に関する事項。

2)感染制御部及びICT(Infection Control Team)の業務
(1)感染制御部は当香里病院の院内感染対策の任を負う院内感染対策管理者であり病院長の直轄          組織である。
(2)構成する職種は医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師及び担当事務からなる職種横断的組織          であり、感染防止対策を目的とし、各種間で共同して業務の遂行を調整する役割を担う。
(3)院内アウトブレイク等の緊急時には病院長代行を務めるなど一定の権限が付与されている。
(4)感染制御部及びICTの業務
     ➀感染対策及び院内感染予防対策の指針、感染制御部の分掌事項の企画立案、院内感染防止マニ        ュアルの作成。
     ➁感染対策実施のための各部門への依頼、調査、助言及びコンサルテーション
     ➂院内の滅菌、消毒、清掃に関する基本的事項。
     ➃医療関連感染サーベイランス
     ➄院内感染の発生の予防、蔓延の防止
     ➅院内感染に関する調査研究及び情報の収集
     ➆院内アウトブレイク発生時の制圧及び保健所等との対応
     ➇感染防止対策実施後の評価
     ➈針刺し事故対策
     ➉職員の健康診断の受診対策安全衛生委員会との連携
     ⑪食中毒予防・発生時の対応
     ⑫職員の院内感染に対する啓発・意識向上や指導、研修

3. 感染対策マニュアル
  全ての職員は、感染対策マニュアルを理解し、日常業務の中で実施しなければならない。特に標準予防策(スタンダードプリコーション)は感染防止の基本であり、全ての職員が習熟する必要がある。

4.感染症の報告
1)医師は、下記に掲げるものを診断したときは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により、①は直ちに、②は7日以内に厚生省令に定める事項を、保健所長を通じて都道府県知事へ届け出る。
  ①1類から4類感染症の患者又は無症状病原体保有者及び新感染症が疑われる者
  ②5類感染症の患者(侵襲性髄膜炎菌感染症および麻疹は直ちに24時間以内、その他厚労省令で定     めるものの患者(無症状病原体保有者を含む)

2)入院患者が以下に掲げる感染症または保菌者が発生した場合は、施設内での感染を防御するために感染制御部に届ける。
  ①結核菌の排菌者(外来患者の報告要)
  ➁EKC発症者
  ③感染性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、O157、O26、O111等)
  ④角化型疥癬
  ⑤季節性インフルエンザ
  ⑥薬剤耐性菌保菌者
  (MRSA、ESBL産生菌、CRE、VRE、MDRP、MBL産生菌、VRSA、MDRA等)
  ➆クロストリディオイデス・ディフィシル感染症
  ➇レジオネラ症
  ➈新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
  ⑩その他重要と思われる感染症

5.院内感染発生時の対応
医療関連感染が疑われる場合や、重大な感染症で厳重な感染対策が必要な場合は、以下の3つのレベルで対応する。
レベル1:通常の感染対策で対応できる場合は、マニュアルに従って口頭で具体的対策を
指示する。
レベル2:委員会での決定が必要で、緊急を要しない場合は、定期の感染対策委員会で審議し、方針を決定する。
レベル3:重大な感染症で早急な対応が必要な場合は、臨時の感染対策委員会を開催する。
緊急の場合感染制御部長の権限で開催し病院長、感染制御部部長または同医師、感染対策専任者の出席で議決可能。また、当該診療科、病棟責任者も会に召集できる。

6.職員研修
1)院内感染防止対策や抗菌薬適正使用の基本的考え方及び具体的方策について職員に周知徹底を図る目的に職員研修を実施する。
2)職員研修は就職時の初期研修の他、年2回全職員を対象に開催する。また、必要に応じて随時開催する。
3)研修会や講演会に参加できなかった職員のためにēラーニングの作成、資料やDVDを保存し、より多くの職員が最新の知見が得られるような環境を整える。

7.患者への指針の公開
1)本指針はホームページ上に掲載し誰でも閲覧できるものとする。
2)疾病の説明と共に、感染防止の基本についても説明して、理解を得たうえで協力を求める。

8.その他、院内感染対策の推進のための基本方針
  職員は、感染対策上の疑義が出た場合、感染対策委員会に意見を求めることが出来る。

医療関係のみなさんへ

閉じる