附属病院 GICU 2015年入職
正解はひとつではない。
広い視点を持てる看護師に。
救命の分野で経験を積み、DMAT(医療救護班)にも所属し、後輩にも慕われという日々を過ごす中で他施設からやってきた看護師たちの話を聞くにつれて「本当にこれまでしてきた看護は正解なんだろうか」「もっといろいろな可能性があるじゃないか」という気持ちが大きくなってきました。そして世界の医療にも触れてみたいという思いのもとにカナダへ短期留学。帰国後は大学院に通い、急性重症患者看護専門看護師の資格を得ました。
現在は附属病院のGICUで術後重症感染症に罹患した患者さんの言葉にならない訴えに耳を傾け、循環・呼吸といった指標を観察し、退院後の生活を見据えながらコントロールする仕事をしています。また、同じ思いを持った仲間を増やしたいとも考えており、医療雑誌への寄稿のほか、英論文を読む「ジャーナルクラブ」といものを院内で不定期に開催しています。英論文にこだわっているのは病院の中、日本の中だけでなく、世界にも目を向けて欲しいという思いから。ひとつの病院で長く過ごすほど考え方は固定されがちです。しかし、看護の方法ひとつとっても世界にはいろいろな可能性が眠っている。若いひとたちには特にそのことを知ってもらいたいですね。