緩和ケア看護認定看護師

Career nurse
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緩和ケア看護認定看護師

附属病院 緩和ケアセンター 2004年入職

看護師として
とてもやりがいのある仕事。

看護師1年目のときに婦人科腫瘍を持つ患者さんから看護の喜びを教えていただいたのがきっかけで、いつの日か緩和ケアについて専門的に学びたいという気持ちが芽生えました。病態の悪化や治療ができなくなるという、絶望に近い現実と向き合う患者さんやご家族に寄り添うことは辛くないと言えません。また、看護に対して絶対的な正解がなく、悩みを抱えることも少なくありません。しかし、人生の大きな局面に関わり、関係性を築きながら対話していくことで、これまでの歩みや、どんな価値観を持ち、どんな風に最期まで生きたいかという思いに触れることができます。そんな経験ができるのは、この仕事をしているからこそ。看護師としてとてもやりがいを感じています。
緩和ケア看護認定看護師

外来看護における
緩和ケアの普及をもっと。

緩和ケアは抗がん剤の有無に関わらず、がんと診断されたそのときから必要になると言われています。しかし患者さんやご家族はほとんどの時間を地域で暮らし、肉体・精神の両面で苦痛を十分に和らげられる状況にあるとは言えません。外来看護は病棟と地域をつなぐ大切な役割を、緩和ケアはそのひとらしさを支えながら意思決定を支援するという機能を担っています。だからこそ外来で緩和ケアを充実させられれば、療養の場所に関わらずにそのひとらしい人生をもっと応援できるはず。そのためにもこれからは部署のスタッフと一丸になって、外来看護における緩和ケアの普及を目指していきたいと思っています。