感染管理認定看護師

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感染管理認定看護師

附属病院 感染制御部 2009年入職

新型コロナウイルス大流行で
感染管理の重要性を改めて実感。

私は2020年の年末に感染管理認定看護師の資格を取得したのですが、その年の初めに新型コロナウィルスが流行りだした影響で、資格を取る前から感染制御部へ異動していました。まさか自分が学んでいるウイルスや感染管理の知識がこんな形ですぐに役立つとは思いもよらなかったですね。今の主な仕事内容は、院内の感染対策と感染状況を確認すること。各部署できちんと対策がなされているかを週1回の院内ラウンドでチェックし、静脈や呼吸器のカテーテルなど菌が発生しやすい医療機器を使用している病床で感染の発生を早期に発見して集団発生を未然に防ぐよう努めています。また、不定期で職員への感染対策指導や感染対策マニュアルの改定なども行っています。
感染管理認定看護師

防げたはずの院内感染に直面して、
感染管理のプロをめざしました。

資格取得のきっかけは、以前勤務していた病棟で薬剤耐性菌(抗生剤が効かない菌)のアウトブレイクが発生したことです。免疫力が低下している患者さんが感染してしまうと命とりになりかねません。46床中20床以上に感染が広がってしまって、病棟を閉鎖する事態に。日頃からしっかり感染対策ができていれば防げたはずなのにと悔しくて。患者さんが安心安全に過ごせる環境を提供できる存在になりたいと強く思ったんです。その後、感染対策の病棟リンクナースとして活動していた時期があったのですが、手指消毒を徹底することで耐性菌がみるみる減少していくのを目の当たりにして。自分の活動がデータとして反映されることにやりがいを感じました。今後も新たな感染症の発生とともに、最先端の感染対策が必要になってくると思うので、学会などに積極的に参加して知識を深めていきたいです。