実地指導者

Field leader

附属病院 CCU 2019年入職

それぞれの持ち味を活かした看護の大切さを伝えていきたい。

実地指導者は、初めての現場で初めての業務に取り組む新人看護師に寄りそって困りごとを一緒に解決するという役割があります。私は同じ看護師の仲間として新人の目線に立ったサポートを心がけていますが、何よりも大切にしているのが、それぞれの良さや持ち味を活かすこと。看護師一人ひとり、性格も価値観も人生経験も違うので、課題はそれなりにあると思います。それをマイナスに捉えると自分の良さまで見失ってしまうのですが、逆にプラスに捉えるとそれが「個性」になります。同じようにいろんな背景を持っている患者さんと向き合うためにも、自分にしかできないオリジナリティあふれる看護を見つけてほしいです。

新人看護師の懸命な姿に、教えられることもあります。

CCUには、救急搬送後に意識障害になってコミュニケーションを取ることが難しい患者さんもいらっしゃいます。そのため、わずかなサインも見逃さないようモニターの数値をチェックしたり、患者さんの表情を確認したり匂いを嗅いだり身体に触れてみたり、五感を研ぎ澄ませながらの看護が必要です。このような患者さんに対して、新人看護師が相手のサインを汲み取ろうと懸命に向き合っている姿は本当に素敵です。日々、知識や技術を積極的に吸収しようとする新人たちを見ているだけで、私もがんばろうと前向きな気持ちになれます。新人から教えられること・学ぶことがたくさんあります。