これからも「学びつづける」看護師で。
緩和ケアの認定看護師になった今でも、終末期を迎えた患者さんへの看護で悩むことはたくさんあります。やり場のない気持ち、厳しい言葉をぶつけられることもあります。それでもベッドサイドに行くことをためらう自分はいなくなりました。治療期の段階からたくさんベッドサイドへ通い、患者さんの声を聞き、人となりや、人生を知っていれば、終末期を迎えたときに、また違った看護ができるはず。それを8年前にもできていたら、「こんなはずじゃなかった」という言葉を言われなかったかもしれません。病棟には私と同じようにがん看護を志して頑張る看護師も、頼りになる多職種のメンバーも大勢います。同じ思いを持った大切な仲間たちと助け合いながら、質の高い緩和ケアを提供していきたいと思っています。