ピックアップストーリー03

PICK UP STORY03
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PICK UP STORY 03香里病院

情報共有と活発な意見交換で
患者さん思いの強いチームへ。

7F病棟 2018年入職
シスター

20代のがん患者さんに触れて、
意思決定支援の大切さを実感。

香里病院に入職する前に勤めていたがんの専門病院では、積極的治療から緩和ケアへ移行された終末期のがん患者さんを担当することが多く、患者さんの意思決定への支援も経験しました。中でも印象に残っているのは、20代のがん患者さん。終末期であるご自身の病状もよく理解していて、「1日でもいいから家に帰りたい」という希望をお持ちでした。その後、ご家族のサポートのもと酸素10Lを使用しながら退院し、翌日に家で息を引き取られました。このことを目の当たりにした新人看護師の私は、あたりまえですが患者さんそれぞれに人生があって、考え方や選択もそれぞれ違うことを強く実感したのです。患者さんへの向き合い方について考えるようになったのはこの頃からだったと思います。
シスター

患者さんの希望を叶えるため、
チーム内での情報共有を徹底。

病棟では3つのグループに分かれてチームナーシングを実施しているのですが、私はチームリーダーとしてAチームを束ねています。私が大切にしているのは、患者さんの思いを尊重し、その思いの背景を知って一人ひとりの希望を叶えられる看護を実践すること。チーム内では、受け持ちの患者さんについての情報共有を徹底していて、「こんなことをおっしゃっていましたよ」「これってどう思います?」「こういう風にしたらいいんじゃないかな」「一度先生に相談してみようか」といった活発な意見交換を日々行っています。チーム内でしっかりと話し合うことで、患者さんの望む治療や退院後の生活の実現につながった時には大きなやりがいを感じます。

病棟内でもっと活発な意見交換の場を作りたい。

私にはがん専門病院での経験や知識があって、それをできるだけ自分のチームには還元するようにしていますが、同じ病棟には違う部署から異動してきた看護師もいるので、それぞれに異なる経験や知識があるはず。だからこそ先輩後輩関係なく、もっと活発な意見交換の場を作ってお互いの経験や知識を共有し合えたら、患者さんにとってもプラスになるのではと思います。そういった病棟内の環境づくりも私の役割だと感じていますので、周りを巻き込みながら少しずつ実践したいですね。また、医療は日々進化しているので、患者さんの容態に合わせて的確なアセスメントを行い、適切な看護を提供するためにも自己研鑚を積むことが大事だと実感しています。

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