形成外科

昨今形成外科は一般病院にも外来が開設され、基本診療科として認知されつつあります。その要因はキズを含めた体の表面を扱う診療科としてより良い治療を社会が求めているからだと考えます。しかし各疾患を分析すると、必ずしも単独の診療科では対処しきれない症例も見られます。なぜなら各診療科は臓器別であったり、身体の各パーツによる学問的な見地から分類されて専門化されているからです。当院ではこの弊害をなくすためにセンター化を推し進めています。つまり患者さん側にたったより質の高い治療行いたいためです。

皮膚がんで例えれば、皮膚がん治療のアプローチとして、外科的切除、放射線治療、抗がん剤投与が考えられますが、これらすべてを単独診療科、一人の医師の治療として行うことはできません。また顔にできたがんの場合は、切除後の再建手術を行い、日常生活を送れるような状態まで治すのが質の高い治療だと考えます。このためには形成外科をはじめ、放射線科、皮膚科等の医療のスムーズな連携を行ってこそ可能ではないかと思います。形成外科を中心に考えますと、乳がんについては切除を専門とする乳腺外科と再建を専門とする形成外科は週1日外来を隣り合わせに診療をしています。

また外傷センターの活動は、当院救命センターにおいて、整形外科、脳外科、形成外科、外科等の専門医が常駐していることにより頭部から四肢末梢に至るすべての外傷に対応しています。形成外科の外傷センターの主な役割は、熱傷による植皮も含めた手術、顔面骨骨折の手術、切断指再接着です。もちろん形成外科専門領域である眼瞼下垂を含めた眼瞼再建手術は当科開設以来行っておりますし、診療実績でも十分な件数を行っています(近隣の眼科からの依頼が多いです)。またレーザー、スキンケア外来も開設し、最新のレーザー機器を導入したり、肌のアンチエージング治療(ケミカルピーリングを含めた)をバージョンアップして治療を行っています。形成外科を含め総合医療センターにどうぞご紹介いただきたくお願いいたします。

診療部長 鈴木 健司 (准教授)

専門分野:
先天奇形、
乳房再建、
切断指、
悪性腫瘍切除後再建、
熱傷
資格:
日本形成外科学会専門医、
日本熱傷学会専門医、
日本創傷外科学会専門医、
皮膚腫瘍外科専門医、
日本形成外科学会評議員、
日本創傷外科学会評議員
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