足潰瘍の原因は、糖尿病、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤など多岐にわたります。そのため、足潰瘍に関わる診療科も、皮膚科、内分泌内科、末梢血管外科、整形外科、形成外科など多岐にわたります。したがって、中心的な役割を果たすべき診療科に辿り着くことが出来ないまま、なかなか改善しないことが多いのが現状です。複数の診療科の協力体制がなく、適切な治療が提供されていないこともままあります。そこで関西医科大学総合医療センターでは診療科の枠を超えて「フットケアチーム」を結成し、複数科が密に連携しています。チームで情報を共有し、最適の治療を選択する体制を整えています。