疾患から診療科を探す(当院で診療可能な疾患か否かは、事前にお問合せ下さい)

皮膚潰瘍

診療科

症状の解説

皮膚潰瘍とは、皮膚や粘膜が様々な原因で傷害され、それが進行することによっておこる組織の欠損です。これは小さなキズから発生し、知らず知らずの間に治りにくい皮膚潰瘍になってしまいます。これらはキズを作らない予防や早い時期のキズ治療が重要ですが、生じてしまった皮膚潰瘍には重点的治療が必要になります。

主な原因

本来は個々が持っている自然治癒能力によって、キズは治っていくことが多いのですが、糖尿病、動脈硬化症、膠原病などの全身の病気が基盤として存在する場合は、治りにくい皮膚潰瘍になります。また、それらの病気を知らないまま、皮膚潰瘍を生じたことで病気があることが分かる場合もあります。局所的にはキズ周囲の血液の流れが悪い、感染、腫瘍、異物によっても発生します。

必要な検査

全身の病気の検索(血液検査、CT、MRIなど)、皮膚の血流検査、細菌検査、病理組織検査などのさまざまな角度からアプローチして皮膚潰瘍の原因を探ります。これは皮膚潰瘍が単なる局所だけの病変ではないことも多いからです。特に、血流が悪い場合は、血管外科で血流改善を行ってから潰瘍部分の治療を進めます。

治療法

生きていない(壊死;えし)組織を除き、感染を抑えてから、肉(肉芽;にくげ)をあげて皮膚をはらせる軟膏や治癒を早める創傷治癒促進剤(成長因子製剤)を使って治療を進めます。当院では成長因子を多く含んだ自己血由来の多血小板血漿(PRP)を使う最先端治療も行っています。保存的治療を進めても治るのが遅い場合や皮膚潰瘍が広く深いなど高度の場合には、植皮術や皮弁の移植手術で潰瘍部分治療を行います。

閉じる