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男性不妊症

診療科

症状の解説

定期的に夫婦間での性交渉があって避妊をしていないのに、2年以上妊娠しない状態を不妊症といいます。不妊症はとかく女性側の問題として捉えられがちですが、実際に妊娠するのは女性であっても、妊娠は女性の卵子と男性の精子が結びついて、初めて成立するものです。不妊の原因は男性にも女性にもほぼ同じ確率であります。

主な原因

男性不妊症の原因として大きく三つにわけられます。①造精機能障害(無精子症、乏精子症、精子無力症、精子奇形症、精索静脈瘤など)②精路通過障害(閉塞性無精子症、精巣上体炎、逆行性射精など)③性行為障害(射精障害、勃起障害など)の三つです。男性不妊症の大半は①の造精機能障害にあたります。原因が不明なことも多いのですが、タバコ・飲酒・ストレス・仕事・環境ホルモンなどが原因とされています。

必要な検査

まずは問診で既往歴や性欲の有無、勃起の状態、性交回数などを確認します。次に視診・触診で精巣の大きさや左右差の違いや精索静脈瘤などの有無を調べ、精液検査や尿検査、採血(ホルモンなど)検査が行われ、そこで問題があった場合は精密検査として精巣生検や精管造影検査、さらには染色体検査や遺伝子検査などで調べていきます。

治療法

男性不妊症の大半を占めている造精機能障害は、原因不明のものがほとんどであり、現在のところ、根治できる治療法や効果的な薬剤がありません。ただし、精索静脈瘤の場合には手術により造精機能の回復が期待できます。また、精子の通路に閉塞がある場合には、手術により閉塞を解除します。原因不明の造精機能障では、多くの場合、体外受精や顕微授精といった高度な生殖補助医療(ART)の選択を余儀なくされています。

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