当院で実施される「治験(ちけん)」は、国(厚生労働省)が定めるルール『医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP:Good Clinical Practice)』を遵守して適切に実施できるよう病院全体の理解・協力のもと質の高い治験の実施を目指しています。
*当院では健康な方のボランティア対象の治験は行っていません。
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当院は、1986年に治験審査委員会を発足、1998年治験事務局設置・治験コーディネーター(CRC)の活動を開始、2002年に治験管理センターを設立しました。
医療の開発に貢献することは大学病院としての責務であり、患者さんに治療の可能性を広げ最新の医療を提供できるものと思っております。近年は国際共同治験への積極的な参画をすることでドラッグ・ラグ*1の解消にも努めております。 当センターでは多くの患者さんに治験に参加していただけるよう医師をはじめ病院スタッフが相互に協力し活動しています。今後ともご協力・ご支援くださいますよう宜しくお願い致します。
ドラッグ・ラグ*1とは:欧米で開発・承認された薬が、日本で承認され実際に患者さんの診療に使用できるまでの時間差や遅延のこと。
センター長 教授 木下 利彦
現在ございません。
「治験」とは、国から「医薬品」「医療機器」として認められるために行う臨床試験(人を対象とした試験)をいいます。
新しい薬や医療機器が多くの患者さんに広く使っていただけるようになるためには、それらの有効性(効果)と安全性(副作用の有無や程度など)を調べ、その治験で得られた情報を、国が審査し承認されなければなりません。
「治験」は、国が定めるルール『 GCP 』(倫理性・科学性・信頼性を重視した厳しい基準)に基づいて行われ、参加していただく患者さんの人権や安全に十分に配慮し、安心して参加していただけるようCRCがサポートしています。
いま、私たちが使用している医薬品や医療機器はすべて多くの患者さんや健康なボランティアの方のご協力を得て行われた「治験」を経て誕生したものです。