概要

栄養管理は、すべての疾患治療において共通する基本的医療のひとつです。私たちは病院食を治療の一環と捉え、治療効果がより発揮されるよう「安全」「安心」「おいしい」食事の提供を目指し日々努力しています。また、栄養サポートチームや褥瘡対策チームなど様々な医療チームの一員として専門性を活かした活動を行っています。
 

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ごあいさつ

平成29年4月から関西医科大学総合医療センター栄養管理部部長に就任しました北出浩章です。私は現在肝胆膵外科責任者として年間200例ほどの手術を行っています。その傍らで栄養サポートチーム(NST : Nutrition Support Team)委員長として12年間にわたり全科全病棟を対象とした栄養の回診と職員に対する教育を行い、患者さんの栄養と向き合ってまいりました。その経験から「適切な栄養なくして病気の改善はない」ことが実感できました。食事ができない患者さんは勿論ですが、多くの病気を抱えておられる患者さんも栄養内容を考慮することで改善が期待できます。安全で質の高い栄養を提供することで患者さんに貢献できれば幸いです。

部長 教授 北出 浩章

診療科紹介動画

現在ございません。

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特色・方針

病院食では入院生活において食事が楽しみの1つとなり得るよう季節感を取り入れた行事食や一般食を対象に選択食を実施しています。またお産で入院された方には「お産食」や「お祝膳」といった特別メニューを提供し出産の喜びと共に味わっていただいています。食事摂取が困難な方や食欲低下がある方には少しでも口から食べていただけるよう個々の状態に応じた食事内容を提案し、アレルギーなどの個別対応も随時行っています。栄養食事指導では医師の指示のもと病状に応じた食事療法を説明し、個々の生活背景を考慮した実践可能な食事内容の提案に努めています。地域住民の方々にも世界糖尿病デーイベントや肝臓病教室などをとおして情報提供を行っています。栄養管理は治療の基本であるため今後も他職種との連携を大切にし適切な栄養管理が実施できるよう管理栄養士、調理師共々多方面からアプローチしていきたいと思っています。

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お知らせ

患者のみなさまへ

普段の食生活で困っていることはありませんか?栄養管理部では月曜日から金曜日に入院患者さんはもちろん、外来患者さんにも栄養食事指導(個別指導)を実施しています。糖尿病性腎症の方には管理栄養士による食事指導、看護師による日常生活指導及び医師の診察がセットになったDM健康管理外来や、透析をされている方にはベッドサイドに訪問し透析時間を利用して食事指導を行っています。他にも入院中1週間のプログラムで医師・看護師・薬剤師・運動療法士が糖尿病について指導する糖尿病教室も行っています。受けてみようと思われる方は主治医にご相談ください。また肝臓病センターでは広く北河内地区の方を対象に肝疾患に関する医療情報のため年3回肝臓病教室と年1回市民公開講座を開催しています。同センターのホームページには慢性肝炎・脂肪肝・肝硬変の食事の注意を掲載し季節ごとに食事レシピを更新しています。是非ご覧ください。

医療関係のみなさまへ

当院は日本静脈経腸栄養学会の規定による教育認定施設になっており、栄養サポートチーム(NST)専門療法士臨床実地修練の修練希望者の受け入れを行っています。例年10月頃修練を実施しています。詳細につきましては当院ホームページの新着情報をご覧ください。

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