関西医科大学総合医療センターは、昭和54年(1979年)に救命救急センターが開設され、平成5年(1993年)には、西日本で初めて高度救命センターが設置された歴史ある病院であります。従来より救命センターを中心として積極的に重症外傷患者を受け入れてきましたが、このたびしばらく途絶えていた指肢切断を含めた治療を行う体制が整いました。
当院の初療室には、昨年よりHybrid ERを導入し、従来からの外傷初期診療を変えようとしています。ここではHybrid ERを核とした迅速な初期診療に引き続き、我々外傷センタースタッフが適切なタイミングで適切な治療介入を行い、後々の機能障害をきたさないように日々努力を行っております。
センター長 准教授 齊藤 福樹
現在ございません。
大学病院という医療資源にめぐまれた環境のなか、中心となる3科だけでなく、麻酔科・リハビリテーション科をはじめ、遅滞なく治療が行える環境が整っています。
外科学の根幹としての外傷学を学べること、またマイクロサージャリーを含めた教育体制を構築し、救命救急センターとともに外傷専門医の育成にも力をいれています。
【スタッフ】
齊藤 福樹(救急医学科):四肢骨盤外傷担当
畔 熱行(形成外科):切断肢担当
石原 昌幸(整形外科):脊椎外科担当
【外傷センター手術実績】
2019年 | 2020年 | |
四肢・骨盤骨折手術 | 165件(215肢) | 126件(140肢) |
脊椎手術 | 31件 | 15件 |
形成外科手術(マイクロ・植皮・顔面) | 20件 | 16件 |
切断肢 | 18件 | 25件 |