概要

出血した際に、それを止めるメカニズムいわゆる止血機構は、生命を維持する上で極めて重要な機能です。しかし、血友病や紫斑病では出血を止めることが困難であり、貧血をはじめとする重篤な内蔵障害を引き起こす危険をはらんでいます。一方、血管の中で予期せぬ状態として血が固まってしまうような病態、いわゆる血栓症は、脳や心臓などの重要臓器で発生すると、これも生命を脅かす重篤な状態を引き起こします。本センターでは、このような出血と血栓という相反する重篤な病態・疾患を扱い、その診断や治療に寄与する施設です。

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ごあいさつ

令和4年4月から総合医療センターに赴任し、血栓止血センター長に就任しました野村昌作です。本センターは、出血および血栓という止血・凝固系異常の病態・疾患を扱い、その診断や治療に寄与する施設です。この分野は特殊な領域を扱うため、専門家は決して多くないのが現状です。また血栓止血センターという名称を公開している病院・施設も限られており、京阪沿線の基幹病院のひとつである当院に新たな診療体制として血栓止血センターを開設できたことは大きな意義があると考えております。私のライフワークであります止血・凝固系疾患の診療に従事しながら、この疾患領域で苦しんでおられる多くの患者様ならびに地域の開業医の先生方のお役に立てるように努力していきたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します。

 

センター長 教授 野村昌作

診療科紹介動画

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特色・方針

止血機構には、血小板が関与する一次止血と、凝固因子が関与する二次止血があります。前者の機能異常の代表が紫斑病、後者の代表的な機能異常が血友病です。これらは、血小板や凝固因子の量が不足していることに起因します。一方それぞれの量が過剰な場合、あるいは量は正常でも機能が極端に亢進していると血栓症になります。このように止血・凝固の異常は様々な要因によって出血性疾患と血栓症という相反する二つの病態を引き起こしてしまいます。こういった止血異常は癌を含む他の多くの基礎疾患に合併することも決して稀ではありません。その原因を正確に発見しないと、間違った治療方針を誘導し患者を死に至らしめることになります。
本センターでは、止血凝固異常の原因を突き止めるだけでなく、その診断に合致した適切な治療方針・情報を提供します。出血症状や血栓症状が認められる場合はもちろんのこと、たとえ症状がなくても止血検査や末梢血液検査に異常がある場合は、遠慮なく血栓止血センターにご相談ください。

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お知らせ

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