高齢化社会の到来により医療はますます複雑化する一方で、病院には常に安心で安全な医療の実践が求められています。心臓血管病においても患者さんの病態は併存疾患により複合化し、診断・治療がますます複雑になる傾向にあります。そこで本院では、多種多様な医療スタッフが個々の専門性を活かしながら業務を連携し総合的かつ包括的な診療を展開することをコンセプトに医療を提供しております。
私は関西医科大学で内科研修を行った後、米国マサチューセッツ州St.VincentHospitalでCardiology Fellowとして2年間循環器研修を行いました。帰国後は関西医科大学第二内科CCUにおいて心筋梗塞の急性期治療から円滑な社会復帰のための心臓リハビリテーションに携わり、平成11年より19年間は高知大学医学部病態情報診断学講座で臨床検査(生理機能検査・検体検査)の立場より循環器疾患の診療活動に従事してまいりました。このたび関西医科大学総合医療センター心臓血管病センター長に就任いたしますが今後とも皆様の期待に応えられるセンターであり続けられるよう力を尽くす所存ですので、何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。
センター長 杉浦 哲朗
現在ございません。
心臓から四肢末梢血管まですべての循環器病を包括して、予防医療からリハビリテーションまで総合的に幅広く対応できるセンター作りを進めてまいります。また、病院の理念である「地域に密着した先端医療の推進」に基づき心臓血管病の治療においては内科医と外科医がお互いに情報を共有し連携しながら「医療の質と安全の確保」に努めてまいりたいと考えております。