年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1,593 555 566 973 1,513 2,084 3,676 6,896 2,905 216

下記グラフの
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幅広い年齢層の患者さんが入院されております。60歳以上の患者さんの割合が多く65.28%を占めております。最も多い年齢層は70~79歳で32.87%を占めております。総合周産期母子医療センターを有する当院は小児医療も充実しており0~9歳の患者さんは7.59%を占めております。
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診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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■血液腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 48 15.00 15.79 0.00% 67.38
130010xx97x2xx 急性白血病 手術(輸血等)あり 手術・処置等22あり 47 34.77 39.36 2.13% 55.91
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術(造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)、輸血等)あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 23 30.43 31.30 13.04% 70.13
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造血器腫瘍領域の三大疾患は、急性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫です。 当科では、急性白血病に対して診断後速やかに抗がん剤治療を行い、また染色体異常に加えて、遺伝子診断にて予後予測を行い、適応となる場合は治癒を目指した同種造血幹細胞移植を積極的に行っています。 また悪性リンパ腫に対しては、組織病理診断に加えて、表面抗原検査や遺伝子診断によって確実に診断し、化学療法、分子標的療法を実施しています。 多発性骨髄腫は多数の新規治療薬が開発され、臨床応用されている分野ですが、当科では積極的に新規治療薬を用いて、患者のQOLの改善と長期寛解を目指した治療を行っています。
■呼吸器腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 100 3.84 3.34 1.00% 73.27
040040xx99090x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等29あり 定義副傷病なし 62 17.82 10.20 0.00% 70.66
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 48 12.94 14.62 22.92% 70.92
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 31 20.45 18.84 6.45% 72.97
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 29 15.31 9.59 0.00% 68.07
わが国での死因の第一位は悪性新生物によるものですが、その中でもっとも多いのが原発性肺癌です。当科はこの原発性肺癌、縦隔腫瘍等の胸部腫瘍の診察を主に行っております。確定診断は気管支鏡検査、EBUS(超音波気管支鏡)検査、CTガイド下生検にて実施しております。 治療方針については、呼吸器外科、放射線科と相談して決定しております。当科は化学療法を中心に、近年、分子標的薬剤や免疫チェックポイント阻害剤が承認され、積極的に導入しております。 しかしながら、これらの治療には有害事象を伴うこともしばしばであり、中でも間質性肺炎は生命に危機を及ぼすものとして、最大限の治療を実施しております。また、緩和ケアにつきましても当院の緩和ケアチームと連携し、全人的医療を心がけております。
■循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 314 3.23 3.01 0.32% 70.10
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 223 5.19 5.02 0.45% 65.87
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 191 4.60 4.40 0.00% 71.31
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 102 3.08 3.15 0.00% 71.99
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術(経皮的冠動脈形成術等)あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 82 11.43 12.37 2.44% 70.44
循環器内科で入院症例数が多いのは、①狭心症に対する検査(冠動脈造影検査)のための入院、②頻脈性不整脈に対する治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)のための入院、③狭心症に対する治療(経皮的冠動脈形成術)のための入院、④狭心症に対する検査(冠動脈造影検査)のための入院、⑤急性心筋梗塞に対する治療のための入院です。経皮的冠動脈形成術は狭心症だけでなく、心筋梗塞などの症例に対しても行われます。昨年度に比べると頻脈性不整脈に対する治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)のための入院患者数の増加が顕著です。
■腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 73 9.75 11.67 0.00% 48.66
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 定義副傷病なし 53 6.98 7.00 0.00% 41.68
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 39 15.49 14.23 5.13% 67.49
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 30 22.23 20.93 6.67% 65.13
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 シャント設置術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 4.56 8.48 4.00% 68.40
腎臓内科では、腎疾患の早期診断・治療(2次予防)、腎不全進行抑止(3次予防)に力を入れており、入院の約75%は腎生検による組織診断、さらにそれに基づく腎炎・ネフローゼのステロイド・免疫抑制剤を用いた初期治療、となっています。残りの25%の入院は、末期腎不全に対する代替療法に関する診療で、血液あるいは腹膜透析導入、計画的に血液透析を導入するための内シャント設置手術を行っています。
■内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 48 4.23 6.24 0.00% 59.40
100180xx991xxx 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 17 3.12 3.80 0.00% 54.71
100140xx99x00x 甲状腺機能亢進症 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 10.91 - -
100140xx99x2xx 甲状腺機能亢進症 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし - - 9.43 - -
100202xxxxxxxx その他の副腎皮質機能低下症 - - 10.83 - -
(公表している診断群分類のうち、10件未満は全国平均在院日数以外は-(ハイフン)表示)
内分泌内科では、下垂体、甲状腺、副甲状腺、および副腎疾患を担当しています。副腎疾患での入院が多く、副腎腫瘍については、機能評価を3泊4日で行います。また、原発性アルドステロン症は、二次性高血圧症の中で最も多くみられ、副腎のアルドステロン産生腺腫(片側病変)や特発性アルドステロン症(両側病変)によっておこります。片側病変には手術を、両側病変には薬物療法を行いますので、病変の局在診断が重要で、鑑別のため副腎静脈サンプリングを行います。
■糖尿病科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 85歳未満 65 13.35 13.72 1.54% 63.49
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全、多発合併症あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 85歳未満 40 14.65 14.10 0.00% 65.35
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 85歳未満 31 11.35 10.84 0.00% 61.87
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 22 11.88 5.59 0.00% 36.18
100071xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 85歳未満 15 12.87 11.51 0.00% 65.53
糖尿病科で入院症例数が多いのは2型糖尿病ですが、食事・運動療法だけで良好なコントロールが得られる患者さんから、インスリン強化療法をおこなう患者さん、インスリンポンプを使用する患者さん、多くの合併症を抱える患者さんなど、さまざまな重症度の糖尿病患者さんがこのなかに含まれます。その他の入院症例としては1型糖尿病患者さんや、妊娠中の糖尿病患者さんなどがあげられます。
■消化器肝臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道結石除去術、内視鏡的胆道ステント留置術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 440 11.47 9.79 3.18% 71.30
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病なし 348 3.18 2.63 0.00% 68.51
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 138 8.14 8.27 0.00% 74.15
06007xxx9910xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 138 5.09 4.80 0.00% 70.93
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術(血管塞栓術(選択的動脈化学塞栓術)等)あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 76 13.54 10.25 3.95% 75.96
胆管(肝内外)結石、胆管炎:胆石症による胆嚢炎、胆管炎は高齢者を中心に発症する急性腹症であり、腹痛・発熱などを主訴とし、胆道感染により生命に関わることがある疾患である。内視鏡的胆道ドレナージ術、内視鏡的結石除去術、乳頭切開術などにより治療を行う。総胆管結石は内視鏡治療により比較的低侵襲に治療を行うことが可能であり、入院期間短縮や患者さんのQOLを高めるのに役立っている。 小腸大腸の良性腫瘍:大腸癌は近年増加の一途をたどり、本邦における女性の癌死亡患者数の第一位であり、早期診断・治療が重要である。大腸腺腫・早期大腸癌(粘膜内癌)は内視鏡的粘膜切除術や内視鏡的粘膜下層剥離術により切除可能であり、多くの症例は2~6日で退院可能である。 胃の悪性腫瘍:早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術による内視鏡治療の開発と進歩により、これまで外科手術を要していた早期胃癌(粘膜内癌)は外科手術を回避できるようになっている。また進行胃癌に対する化学療法も多くの治療法が開発されており、生存期間の延長に寄与している。
■心療内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 14.73 7.42 0.00% 45.38
010290xxxxxxxx 自律神経系の障害 13 12.46 5.23 0.00% 45.77
071030xx99xxxx その他の筋骨格系・結合組織の疾患 手術なし 11 16.00 9.65 0.00% 56.45
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当科に入院となる主な対象疾患には、「機能性消化管障害(機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群など)」などの消化器系疾患や、筋骨格系の痛み、頭痛、関節痛など慢性痛が挙げられます。自律神経機能異常が併発することがあり、当科では自律神経系の評価を行い、外来治療へと繋いでいます。
■脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 43 14.21 16.13 37.21% 69.98
010170xx99x10x 基底核等の変性疾患 手術なし 手術・処置等2あり 定義副傷病なし 34 9.32 17.31 0.00% 69.41
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 29 9.14 17.72 3.45% 67.83
010155xxxxx00x 運動ニューロン疾患等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 29 9.21 13.70 0.00% 69.31
010140xxxxx0xx 筋疾患(その他) 手術・処置等2なし 16 8.50 11.54 0.00% 50.50
平成30年度と同様急性期脳梗塞の即時入院が多く、入院患者における脳梗塞の割合が多い。当院の特徴として、超急性期脳梗塞患者に対して、血栓溶解療法(t–PA治療)に加え、当科及び脳神経外科スタッフによる血栓回収療法も行っている。次にパーキンソン症候群、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症等の変性疾患も診断目的に多く入院している。いずれの疾患群も平均在院日数は全国平均より短く、スムーズに検査、診断、治療、外来への移行及び転院が行えています。
■小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 170 4.35 6.17 3.53% 0.00
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし 79 7.68 6.19 0.00% 1.20
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 59 2.39 2.48 0.00% 5.59
110260xx99x3xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等23あり 43 3.67 5.49 0.00% 9.67
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 7.65 5.69 2.94% 4.38
当院小児科は総合周産期母子医療センターの新生児部門を担当し、24時間体制で新生児救急医療業務に当たっているため、早産児、低出生体重児が多くなっています。また120万人の人口を擁する北河内地区には小児病棟を有する病院が少ないため、この地区で小児医療の中心的役割を担っている当院には気管支炎や肺炎といった下気道感染症を始めとする市中感染症や、難治性ネフローゼ症候群(リツキシマブの適応あり)といった専門的な疾患が数多く紹介されています。加えて当院アレルギーセンターの小児部門を担当しているため、アレルギー患者の紹介数も多いです。
■肝臓外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060050xx02x11x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 亜区域切除、1区域切除(腹腔鏡下含む)等 手術・処置等21あり 定義副傷病あり 87 20.24 29.23 3.45% 71.09
060050xx99x40x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 83 7.73 10.89 0.00% 66.95
060050xx97x01x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術(血管塞栓術(選択的動脈化学塞栓術)等)あり 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 59 11.17 16.65 5.08% 70.20
060050xx01x11x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 2区域切除以上(腹腔鏡下含む)、肝門部胆管悪性腫瘍手術 手術・処置等21あり 定義副傷病あり 50 29.48 35.84 14.00% 71.12
060050xx99x41x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 33 14.58 23.31 6.06% 70.33
肝臓疾患に対しては、最新の診断法と患者に対してより低侵襲な治療法を実施しております。また周術期管理、特に術後疼痛管理に対してもそれぞれの患者に対してきめ細かい管理を実践しております。進行癌に対しては消化器内科、腫瘍内科、放射線科の医師チームカンファレンスを行い、疾患の評価・画像診断・肝機能の評価・治療法・化学療法の検討を行っています。症例数は全国トップクラスであり、クリニカルパスの適宜改変により在院日数は全国平均より短くなっております。当院は、日本肝胆膵外科学会の高度技術認定施設Aの基準を満たしていること、当診療科は高度技術指導医1名と高度技能専門医2名、消化器外科専門医5名、日本肝臓学会専門医2名が手術に専任しています。
■胆膵外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 102 5.68 7.13 0.98% 66.18
06007xxx010x0x 膵臓、脾臓の腫瘍 膵頭部腫瘍切除術、膵体尾部腫瘍切除術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 80 16.25 25.77 3.75% 70.95
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術 71 5.11 6.37 0.00% 66.07
06007xxx99000x 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 38 11.71 11.51 18.42% 73.82
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術(試験開腹術(腹腔鏡下含む)、内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術等)あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 12.85 12.83 14.71% 70.68
胆嚢良性疾患手術(主に胆石)は開腹移行率5.1%、その内、待機手術の開腹移行率は3.4%、緊急手術の場合17.4%で、初めから開腹する場合は3.3%で、術後平均在院日数は3日です。 National surgical databaseの膵頭十二指腸切除術8906例の平均在院日数は44.9日であり、当院における術後在院日数(約13.5日)は圧倒的に短期間です。他の疾患においても同様であり、胆膵悪性腫瘍手術後の在院日数は概して短くなっており、術後管理が標準化されていると思われます。
■消化管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060020xx02x00x 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術(腹腔鏡下含む)等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 96 12.03 16.12 2.08% 69.79
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術、結腸切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 84 11.10 15.02 0.00% 69.51
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 77 3.40 4.85 0.00% 71.83
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 59 10.58 9.34 3.39% 72.88
060020xx03x0xx 胃の悪性腫瘍 試験開腹術(腹腔鏡下含む)等 手術・処置等2なし 39 5.08 8.38 0.00% 69.92
令和元年度の消化管癌の手術症例は、 初発大腸癌168例 (直腸癌53、結腸癌114:腹腔鏡下手術161, 開腹手術7)、 胃癌114例 (腹腔鏡下手術52、 開腹術62)、 食道癌44例 (胸腔鏡下38、開胸4)であり、クリニカルパスを用いて診療を行っています。直腸癌は根治術を最優先し、括約筋温存が可能な症例はできるだけdiverting stomaを作成せず、経肛門ドレーンを用いています。Stoma管理のみならず自然肛門の機能管理も重視しており、安全に管理できる時点で自宅退院としています。進行胃癌は術前化学療法を導入し、根治性を高める努力をしています。食道癌は胸腔鏡下手術による侵襲と合併症の軽減を図っています。
■小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) 腹腔鏡下ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 117 2.04 2.81 0.00% 3.43
140590xx97xxxx 停留精巣 手術(停留精巣固定術、腹腔鏡下腹腔内停留精巣陰嚢内固定術)あり 49 1.92 3.13 0.00% 1.51
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア 臍ヘルニア手術等 38 1.89 8.05 0.00% 2.55
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 定義副傷病なし 37 7.38 6.94 0.00% 9.38
060150xx03xxxx 虫垂炎 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 28 5.14 5.45 0.00% 9.32
当科の入院手術のうち、およそ8割がDPC入院期間IIに収まっています。令和元年度のDPC内訳をみますと、主要診断群の5症例のうち4症例が手術を目的とした入院となっており、虫垂炎に関しましてはまずは保存的(点滴抗生剤投与による)治療後に、創感染などの術後合併症の少ないとされている、汚染の少ない安全な手術を、臍の傷のみ(Single-Port Surgery)で行っております。令和元年度はさらに低侵襲鏡視下手術が増加しており、小児の患者様にとって、より術後の身体的・精神的負担も少なく、回復の早い低侵襲鏡視下手術を診療科を挙げて推進しました。
■乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 109 6.42 6.10 0.00% 62.77
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術等 手術・処置等2なし 99 9.77 10.34 0.00% 64.44
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術(乳腺腫瘍摘出術等)あり 11 2.09 3.94 0.00% 44.00
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乳癌治療には手術、放射線治療の局所療法とホルモン療法、化学療法、分子標的療法の全身療法があります。 局所治療のうち、手術は乳房部分切除もしくは乳房全切除とセンチネルリンパ節生検を行い腋窩部郭清の省略を標準的な術式にしています。 病理検査で、センチネルリンパ節に転移を認めた場合は腋窩部郭清を行います。良性腫瘍では、腫瘍径が比較的大きく増大傾向を認める場合には腫瘍摘出術を行います。
■心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 80 10.91 11.75 6.25% 77.08
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 弁置換術、弁形成術等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 32 22.09 23.77 3.13% 71.53
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤血管内焼灼術、下肢静脈瘤手術等 31 2.55 2.78 3.23% 71.61
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 7.35 5.34 17.65% 72.94
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 冠動脈・大動脈バイパス移植術等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 15 21.80 22.71 13.33% 64.27
弁膜症では、僧帽弁逆流症には弁形成術を、大動脈弁狭窄症には弁置換術を行う。ハイリスク患者には、カテーテルによる大動脈弁置換術(TAVI)も選択できる。冠動脈疾患では、冠動脈バイパス術を行う。胸部大動脈瘤および腹部大動脈瘤では、人工血管置換術あるいはカテーテルによる血管内治療(ステントグラフト内挿術)を患者ごとに最適な治療法を選んで行なっている。閉塞性動脈疾患では、血管バイパス術あるいはカテーテルによる血管拡張術(PTA)を行なっている。下肢静脈瘤では高周波焼灼術を主体とし、病型によっては静脈瘤抜去術を行う。
■呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術(胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術等)あり 手術・処置等2なし 282 12.71 11.51 1.06% 71.02
040200xx01x00x 気胸 胸腔鏡下肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 36 15.61 10.18 0.00% 44.33
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 胸腔鏡下肺切除術(その他のもの)等 12 9.42 9.26 0.00% 65.58
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術(胸腔鏡下含む)等 手術・処置等2なし 11 12.73 9.75 0.00% 68.82
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当科の治療対象疾患では肺の悪性腫瘍(原発も転移も含みます)が最多であり、当科では手術適応と判断された方への手術療法を担当しています。ほとんどの例では胸腔鏡手術で行っています。肺がんに次いで多いのが気胸です。再発が多いことがこの疾患の特徴であり、ガイドラインを参考にしながら保存的治療、あるいは手術療法を選択しています。手術例ではほとんどを胸腔鏡手術で行っています。昨年は珍しく良性肺腫瘍手術が3番目に多かったです。4番目に多いのが縦隔腫瘍の手術です。
■脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010010xx01x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 42 18.24 21.14 9.52% 52.57
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 17.76 18.81 75.61% 63.20
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 41 2.54 3.01 0.00% 65.76
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 32 2.50 3.14 0.00% 63.84
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術(慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等)あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 26 13.08 9.67 19.23% 74.00
①頭蓋内腫瘍は頭蓋内で発育し、放置すると致命的になることがしばしばあるため、摘出することにより頭蓋内圧を減圧する必要がありますが、当科では、functional MRIなど種々の診断機器および覚醒下手術、術中モニタリング機器を駆使して、腫瘍摘出の際の患者さんの脳機能の温存に全力で取り組んでいます。 ②非外傷性頭蓋内血腫(高血圧性の脳出血)は降圧剤の普及により減少したとはいえ、いまだに脳卒中全体の3割近くを占める疾患です。大半が保存的治療で軽快しますが、血腫量が多く生命に危害が及びそうな場合には血腫を除去する必要があります。 ③脳動脈瘤は破裂するとクモ膜下出血を引き起こしますが、未破裂の患者さんの場合には破裂予防に、破裂してすでにクモ膜下出血をおこした患者さんの場合には再破裂予防に、開頭クリッピング術あるいは脳血管内治療でコイルを瘤内に詰める治療を行っています。 ④脳血管障害は脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)を引き起こす脳の血管の病気全体を指します。具体的には、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳動脈狭窄、もやもや病などがあります。 ⑤頭蓋内損傷は、交通事故、転倒などによる頭部外傷によって引き起こされ、重症例では脳実質の損傷や血管の損傷による頭蓋内出血を伴います。頭蓋内圧が高い場合には、脳ヘルニアを回避するため、外減圧術をおこないます。
■整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等21あり 445 2.00 2.73 0.45% 71.52
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術等 手術・処置等2なし 295 17.54 20.93 59.66% 71.20
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節置換術等 183 20.21 21.53 69.95% 67.19
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節置換術 155 15.48 23.56 76.77% 75.48
070341xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 手術なし 手術・処置等2あり 91 2.01 3.07 0.00% 68.99
当科では脊椎手術を多数行っております。脊椎手術前にはミエログラフィーを施行し、正確に病変部を治療することを心がけております。 このため年間のミエログラフィー件数は686件となっております。脊椎の年間手術件数は脊椎手術全体で605件、この内頸椎が81件、胸腰椎が524件となっております。 最も侵襲度の高い固定術は442件でした。 この他、変形性股関節症に対して人工股関節手術(183件)、変形性膝関節症に対して人工膝関節手術(155件)を多くおこなっています。
■形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術(眼瞼下垂症手術)あり 手術・処置等2なし 79 3.78 3.10 0.00% 67.78
140140xxxxxxxx 口蓋・口唇先天性疾患 59 9.32 9.23 0.00% 9.92
080180xx99xxxx 母斑、母斑症 手術なし 21 4.33 3.92 0.00% 1.90
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 20 6.20 4.01 0.00% 50.25
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 18 12.28 7.90 0.00% 74.61
当科では体表に関わる生まれつきの変形やその後の変形、腫瘍、母斑(アザ)、外傷、瘢痕(キズアト)、ケロイド、潰瘍などに対して、顔や手、体のはたらきや形が改善するように、整容に配慮した手術や皮膚レーザー治療を進めています。特に保険診療ができる眼瞼下垂症、口唇裂・口蓋裂、良性・悪性の皮膚軟部腫瘍や母斑、顔面神経麻痺、キズ跡の治療を多く行っています。頭部・顎・顔面の骨格や形態改善、母斑治療、乳房再建、熱傷治療、顔面外傷(骨折を含む)、潰瘍治療では先進の治療を進めています。体表に関わるいかなることでもご相談ください。平成31年度/令和元年度には、眼瞼下垂症は増加傾向で、口唇裂・口蓋裂治療は定常的に多くの治療を進めています。体表外科として、良性/悪性の皮膚腫瘍の治療も常時多くの紹介もいただき、根治性と整容性を目指した治療を進めています。
■皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 28 14.50 12.55 3.57% 70.43
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 26 8.62 9.00 0.00% 70.69
080190xxxxxxxx 脱毛症 21 4.05 3.44 0.00% 37.43
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし 21 8.62 10.81 0.00% 55.48
080005xx99x4xx 黒色腫 手術なし 手術・処置等24あり 19 2.00 4.56 0.00% 74.21
難治性の皮膚潰瘍はできるだけ切断などを行わず粘り強く入院治療を行っている。外来での治療が不十分な細菌感染症、ウイルス感染症は、密接な病診連携のもとに他院からの難治性症例を随時受け入れ治療している。炎症性疾患では、高齢化社会に伴い、全身管理、局所処置が必須の自己免疫性水疱症患者も多く、また、従来から力を入れている炎症性角化症の治療を精力的に行い、それぞれ免疫抑制剤治療や生物学的製剤導入のための治療を行っている。
■腎泌尿器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 定義副傷病なし 266 2.02 2.49 0.00% 69.66
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 181 6.46 7.07 0.55% 75.32
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡的手術用支援機器を用いるものを含む)等 124 11.44 12.18 0.00% 67.87
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 110 5.41 5.61 0.00% 61.18
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡的手術用支援機器を用いるもの)等 手術・処置等2なし 54 9.98 11.14 0.00% 63.85
本院の腎泌尿器外科では、内視鏡手術を広く応用して、低侵襲で患者さんにやさしい治療を実施しています。筋層に浸潤していない膀胱癌は、近年光力学的診断用薬を併用することで診断精度がさらに向上し、経尿道的膀胱腫瘍切除術で治療できます。再発予防にはBCGの膀胱内注入を行います。上部尿路癌にもツリウムレーザーを用いた尿管鏡下腫瘍焼灼術を実施しています。男性で最も多い癌となった前立腺癌に対しては、手術支援ロボット ダ・ビンチを用いた前立腺全摘除術を行っており、治療成績が大きく向上しました。また小径腎癌に対する腎部分切除についてもロボット手術を導入し、積極的に腎温存手術を行っています。上部尿路(尿管や腎盂)結石に対する尿管鏡とレーザーを用いた経尿道的結石除去術は、短期間に結石治療を完遂できるのが特長です。前立腺のもう一つの重要疾患である前立腺肥大症については、経尿道的に肥大した部分を核出するHoLEPやTUEBを行っています。そのほかに、血清PSAが高値で前立腺癌が疑われる患者さんに対して、前立腺針生検を1泊2日で行っています。(年間250-300人)
■眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術(水晶体再建術等)あり  両眼 544 7.21 5.09 0.00% 75.92
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術(水晶体再建術等)あり 片眼 275 4.81 2.78 0.00% 70.88
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術(硝子体茎顕微鏡下離断術等)あり 片眼 183 13.05 9.33 0.00% 57.50
020220xx97xxx0 緑内障 手術(緑内障手術等)あり 片眼 128 10.85 7.53 0.00% 70.36
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術(硝子体茎顕微鏡下離断術等)あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 112 7.86 6.71 0.00% 68.78
当院では網膜剥離に対して最新のデバイスを用いた極小切開硝子体手術に加え、教室の伝統である強膜バックリング術を症例によって選択し、重症例にも広く対応し、より低侵襲・早期社会復帰を目指した手術を行っております。また、網膜剥離以外の網膜硝子体疾患に対しても同様に低侵襲の手術を行っています。緑内障手術では流出路再建術・濾過手術やチューブシャント手術に対応し、早期の緑内障から進行期の緑内障まで症例に応じた幅広い手術選択を行っております。
■耳鼻咽喉科・頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術(耳下腺、顎下腺、喉頭、舌、副鼻腔等の腫瘍摘出術)あり 79 8.22 7.24 0.00% 59.25
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 咽頭、上顎骨、舌等の悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 72 14.18 13.11 1.39% 68.51
03001xxx99x6xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 68 13.00 13.76 1.47% 66.01
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 65 9.98 8.44 0.00% 59.11
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 54 4.94 6.80 0.00% 55.13
患者数上位の第1〜3位の頭頸部癌症例は、口腔、咽頭、喉頭、鼻副鼻腔など部位も多岐にわたり、根治性を確保しつつ機能温存にも配慮した治療が必要な為、化学放射線治療や内視鏡下手術、機能温存手術から進行癌に対する拡大手術まで多彩な病態に対して適切な治療法を選択し治療を行なっています。第4位も甲状腺悪性腫瘍に対する手術加療で、入院加療においては頭頸部領域の疾患が大多数を占める結果となりました。第5位の慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術はナビゲーションシステムを併用して教育性も高く、かつ、より安全で確実な手術に努めております。
■放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
120060xx97xxxx 子宮の良性腫瘍 その他の手術あり(血管塞栓術)あり 34 3.88 4.91 0.00% 45.97
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等22あり 19 16.58 22.54 15.79% 71.47
03001xxx99x2xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術なし 手術・処置等22あり 17 37.00 32.25 5.88% 70.06
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当科では全身全てのがんを対象とした、放射線治療を行っております。放射線治療はがん治療のなかでも体の負担が少ない治療です。このため多くの場合、外来で治療可能となっております。対して抗がん剤を同時併用する化学放射線治療の場合は、抗がん剤の投与期間中に入院が必要となることもあります。化学放射線治療が行われる主ながんは、頭頸部癌、子宮癌、肺癌、消化器癌、脳腫瘍などです。また、転移性骨腫瘍の痛みを中心とした症状緩和の目的でも放射線治療は用いられます。
■産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 帝王切開術等 135 10.39 9.66 0.00% 34.92
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術 腹腔鏡によるもの等 121 5.31 6.21 0.00% 43.38
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術、子宮筋腫摘出(核出)術(腹式)等 94 10.11 9.71 0.00% 47.29
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術(腹腔鏡下含む)等 手術・処置等2なし 83 10.52 12.29 0.00% 60.05
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 78 32.91 19.06 2.56% 30.83
大阪府の周産期医療における最後の砦の施設であることから、周産期関連の疾患がランクインしています。婦人科内視鏡治療を専門とする施設でもありますので、良性疾患に対しては、腹腔鏡下あるいは子宮鏡下手術を中心に対応しています。さらに婦人科悪性腫瘍に関しても多数の症例数を有しており、悪性腫瘍の疾患がランクインしています。
■救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術(骨折観血的手術、骨折非観血的整復術、創傷処理等)あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 40 8.70 9.67 35.00% 64.13
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 3.14 3.52 17.86% 37.11
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術(内視鏡的消化管止血術等)あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 23 9.22 10.49 34.78% 63.61
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当科は高度救命救急センターであり、365日24時間緊急度・重症度の高い症例を受け入れています。昨年は重症患者のうち、頭蓋内損傷を伴った重症頭部外傷症例を多く収容し、最多となりました。頭部外傷に関しては、脳神経外科と協力体制にあり、迅速な対応が可能となっています。薬物を過量に使用された症例も多く受け入れています。身体的な加療だけでなく、精神科医や地域連携室と協力し、少しでも良い環境を患者に提供できるように介入し、地域貢献を図っています。上部消化管潰瘍からの出血にも、当科所属の内視鏡専門医が中心となり迅速な対応を実施しています。
■リウマチ・膠原病科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 47 30.89 15.48 6.38% 59.36
070560xx99x6xx 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等26あり 10 50.00 25.15 30.00% 66.80
070470xx99x5xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等25あり - - 2.69 - -
070560xx97x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術(輸血等)あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 26.18 - -
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし - - 18.84 - -
(公表している診断群分類のうち、10件未満は全国平均在院日数以外は-(ハイフン)表示) 膠原病、リウマチ性疾患に対応する科です。入院患者さんの多くは、これらの疾患の初期治療を目的にしております。強い免疫抑制をかけることで、副作用対策などが非常に重要になります。また、多臓器に症候が出現することも多く、重症化した場合に一時的に人工呼吸や透析管理を要することがあります。高度の免疫抑制治療を行わなければ寛解導入できない疾患もあり(寛解導入できないことは中短期的に死亡につながります)、長期に渡る免疫抑制状態に起因する重症感染症の発症率も高く、入院治療を要することも稀ではありません。 免疫抑制治療では生物学的製剤の併用や血漿交換、免疫グロブリンの補充や、治療目的での投与も行われます。関節リウマチに関しては、大多数の患者さんは外来での治療で完結しますが、ご高齢であったり臓器障害などの併存する患者さんでは、入院でのリスク管理を行うこともあります。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 60 43 50 14 251 34 1 7
大腸癌 50 88 58 47 166 45 2  
乳癌 97,0 64,1 16,0 - 38,0 - 1 7,8
肺癌 92,72 29,7 55,6 86,60 124,2 108 1 7,8
肝癌 30 56 41 35 97 237 2  

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
(10件未満はー(ハイフン)表示)

【初発患者数表記について(乳癌、肺癌)】
 「UICC病期分類」の各版ごとに患者数をカンマ区切りで掲載しています。
 (例)乳癌のstageⅠが「97,0」で、版数欄が「7,8」となっているのは、「UICC病期分類の第7版で判断した患者数が97人、第8版が0人」となります。

【胃癌】
関西医科大学附属病院は厚生労働省が指定するがん診療連携拠点病院です。専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の構築、がん患者に対する相談支援及び情報提供などを行っています。
2006年の開院から2019年12月までの胃がん手術件数は2,414件で、うち762件が腹腔鏡手術です。化学療法専門医による術前化学療法などの集学的治療も116件に及びます。GISTの手術件数も117件と豊富です。 腹腔鏡手術は、日本内視鏡外科学会技術認定医を取得した医師が執刀します。私どもの技術は国内でも高く評価され、腹腔鏡手術のインストラクターも務めていますので、安心してお受けしていただいて良いかと思います。関西医科大学附属病院では、胃がん患者さんに対する免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボ、キイトルーダなど)の治験など新しい治療方法の開発も行っています。
患者さんへの説明にはイラストや写真をたくさん掲載したパンフレットを使用し、ご自身の病状や治療方法を十分に理解していただくようにしています。また、胃切除後の後遺症には個人差があります。生活環境も個々の患者さんで違いがあり、ご高齢でおひとり暮らしの方も増えています。私どもは、個々の患者さんにあわせて継続して栄養指導を受けていただく必要があると考えています。当院では、PGSASアプリという胃外科術後障害研究会が作成した胃切除後の後遺症を詳しく見ることができるアプリケーションを用いて、個々の患者さんに合わせた栄養指導を継続して受けていただいています。また、患者会も定期的に開催し、患者さん同士が体験談などを通したアドバイスを交換したり、お互いの友好を深めたりできるように活動しています。

【大腸癌】 2019年度の大腸癌切除例は168例、GIST4例、SFT1例、NET1例です。大腸癌は腹腔鏡161例、開腹7例でほとんどが腹腔鏡で手術を行っています。直腸癌には、術前MRI画像診断の下ESMO ガイドラインに基づき、化学放射線療法を行い、MRIによるreStagingで括約筋温存の可否を判定します。MRI診断能の進歩に伴い、ISRによる永久人工肛門回避が可能になる症例が増加しています。永久人工肛門を要するMiles手術は、MRI診断に基づき、肛門挙筋切除量を調節しつつ、circumferential resection margin(CRM)確保が可能であることを、標本MRIを用いて検証し、論文投稿中です。術前療法を要しない直腸癌は一時的人工肛門を作成せず、肛門ドレーンによる減圧を行い、術後の縫合不全による汎発性腹膜炎を防止しつつ一時的ストマを回避できることを発見し、論文報告しました。他臓器合併切除例では、taTMEを併用して、腫瘍最深部を最後に切除する術式の長所を論文報告しました。腫瘍内科による薬物療法のコンプライアンスの進歩に伴いStageIVのconversion surgeryの頻度も増加しています。ストマ管理は、CWOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)の厳重なストマケアにより患者満足度は良好です。すべての治療は外科、放射線科、婦人科、泌尿器科、腫瘍内科とのカンファレンスによって方針を決定します。術後リハビリも積極的に行い、看護部や地域医療連携部や近隣の医療機関と一体になって緩和医療まで切れ目のない医療を行っています。

【乳癌】
乳がんは、女性のがん罹患の1位を占め、生涯のうちに乳がんになる割合は10人に1人と言われています。治療は、手術・放射線・抗がん薬、免疫療法などを組み合わせてた集学的治療行います。平成31年/令和元年度には208件の乳癌手術を行いました(温存率58.1%)。早期乳がんの多くは治癒しますが、進行乳がんでは術前治療(35件)の奏効によって外科切除が可能となる場合があります。遠隔転移を認める転移再発乳がんでは、全身治療を継続しながら、延命と症状緩和をはかります。当院では、複数の診療科と連携しながら、科学的根拠に基づいた治療を実践し、患者さん・ご家族に寄り添った安全で安心な乳がん診療を提供致します。また、近年注目を浴びているがんの遺伝情報に基づくゲノム医療も行っています(1件)。遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)については、遺伝カウンセリング(35件)とともにBRCA遺伝子検査(12件)を行い、乳がんのリスク管理や予防に取り組んでいます。

【肺癌】
5大がんの一つである肺がんは、本邦における全がん死亡の第一位を占めており、治りにくいがんの一つです。手術や放射線治療はStageⅠなど狭い範囲の肺がんに、抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬などの薬物治療はStageⅣなど進行した肺がんに行われます。発見時にすでに進行した状態で見つかることが多いことが、肺がんを治りにくい病気にしている理由の一つに挙げることができます。当院の肺がん患者さんでもStageⅢ~Ⅳの進行がんが半数以上を占めています。当院では呼吸器腫瘍内科、呼吸器外科、放射線科、病理部、薬剤部、看護部、地域医療連携部など関係部署がチームを組んで、それぞれの肺がん患者さんにとって最適と考えられる診断と治療を行っています。

【肝癌】
本邦での肝がんによる年間死亡者数は約3万人にのぼり、男性では肺がん・胃がんに次いでがん死の第3位を占めています。StageⅠ~Ⅱの小さな肝がんに対しては経皮的局所治療(ラジオ波焼灼術など)や肝切除、StageⅢ以上の進行例では肝切除や経カテーテル的肝動注塞栓療法などが行われます。StageⅣのなかでも、肝臓のみに限局していれば手術療法も可能ですが、手術が不可能な場合や遠隔転移(肺転移など)を伴う場合は、化学療法や放射線治療などが選択されます。肝がんの特徴としては、どの治療を行っても高率に再発することが知られています(全国統計で約70~80%)。そのため治療後は定期的に画像検査を行い、再発病変を早期・治療を行うことで予後改善が期待できます。当院では内科・外科・放射線科と毎週ミーティングを行い、個々の患者さんに対する適切な治療方針を立てるとともに、進行肝がんに対する予後改善のための集学的治療にも積極的に取り組んでいます。
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成人市中肺炎の重症度別患者数等

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  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 19 9.95 59.53
中等症 44 18.61 74.02
重症 12 21.33 78.17
超重症 12 23.50 79.00
不明 - - -
(10件未満はー(ハイフン)表示)
肺炎の重症度はA-DROPシステムで規定されています。すなわち、年齢、脱水、呼吸状態、意識状態、循環状態の5点で、点数が高ければ死亡率が高くなります。軽症や中等症と診断されても、基礎疾患などで入院が必要となる症例を拾い上げることが重要となります。
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脳梗塞の患者数等

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発症日から  患者数 平均在院日数   平均年齢  転院率
 3日以内 146 22.06 72.51 49.32% 
 その他  18 21.44 75.50 50.00% 

脳梗塞は脳卒中全体の約60%を占め、最も頻度の高い疾患です。当院の脳卒中センターでは、24時間対応可能な診断治療体制を背景に、急性期脳梗塞患者に対するt-PAを用いた血栓溶解治療、カテーテルを用いた血栓回収療法を積極的におこなっています。これにより脳梗塞による脳のダメージを最小限にとどめることができています。
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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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■血液腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K9212ロ 造血幹細胞採取(一連につき)(末梢血幹細胞採取)(自家移植の場合) 10 11.40 2.00 0.00% 58.70
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満) - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
(公表している主要手術のうち、10件未満は-(ハイフン)表示) 再発悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の患者には、自家移植併用大量化学療法を行うために自己末梢血幹細胞採取を行っています。また同種移植のドナーからの末梢血幹細胞採取、骨髄採取を行っています。 また悪性リンパ腫診断のために、耳鼻科や外科、形成外科などの協力を得て、リンパ節摘出による生検を実施しています。
■循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 192 2.28 2.48 0.52% 67.46
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 141 2.09 3.35 0.71% 71.03
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 71 1.37 4.58 2.82% 74.96
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他のもの) 50 2.28 2.48 0.00% 70.18
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 49 0.04 13.31 4.08% 69.82
循環器内科で手術症例数が多いのは、①頻脈性不整脈に対する治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)、②虚血性心疾患に対する治療(経皮的冠動脈ステント留置術)、③四肢血管の動脈硬化や血栓症に対する治療(血管拡張術、血栓除去術)、④虚血性心疾患に対する治療(ステントを使用しない経皮的冠動脈形成術)、⑤急性心筋梗塞に対する治療(経皮的冠動脈ステント留置術)です。昨年度に比べると頻脈性不整脈に対する治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)の増加が顕著です。
■腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 38 5.37 5.32 5.26% 68.03
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - -
K2761 網膜光凝固術(通常のもの(一連につき)) - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) - - - - -
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
(公表している主要手術のうち、10件未満は-(ハイフン)表示。また当科入院中に他科で実施した手術を含む)
腎臓内科では、血液透析を実施する患者様には、内シャント造設手術(前腕部皮下の自己動脈と静脈とをつなぎ合わせ、動脈側から静脈側へと血液供給して静脈系血管を太くする処置)を行っています。またシャント作成後に血管内に血栓ができて狭窄・閉塞を来した際には、経皮的カテーテルを用いて血管拡張、あるいは血栓除去術(経皮的シャント拡張術・血栓除去術)を行い対処しています。一方、腹膜透析を希望される患者様には、腹膜透析用カテーテルを腹腔内に留置する手術(連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術)を行っています。
■消化器肝臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 361 0.92 1.36 0.00% 69.61
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 202 3.00 9.26 8.42% 73.93
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術) 141 0.88 6.35 0.00% 74.32
- - - - - - -
- - - - - - -
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術:大腸癌は近年増加の一途をたどり、本邦における女性の癌死亡患者数の第一位であり、早期診断・治療が重要である。大腸腺腫・早期大腸癌(粘膜内癌)は内視鏡的粘膜切除術や内視鏡的粘膜下層剥離術により、切除可能であり、多くの症例は2~6日で退院可能である。 内視鏡的胆道ステント留置術:胆管癌・膵癌・胆管炎などにより胆管狭窄・閉塞が生じた際に内視鏡的にステント留置を行うことにより、胆汁の流出を改善させることが可能となる。病態によりプラスティックや金属製のものを用いる。また胆道拡張術、結石除去術も行なわれている。 内視鏡的胃・十二指腸ポリープ・粘膜切除術:早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術による内視鏡治療の開発と進歩により、これまで外科手術を要していた早期胃癌(粘膜内癌)は外科手術を回避できるようになっている。また十二指腸ポリープ・腺腫に対しても粘膜切除術が行われている。
■小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度のもの) 17 0.18 65.59 0.00% 0.00
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度のもの) 15 0.00 46.20 6.67% 0.00
K386 気管切開術 - - - - -
K5761 心室中隔欠損閉鎖術(単独のもの) - - - - -
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
(公表している主要手術のうち、10件未満は-(ハイフン)表示)
当院小児科は総合周産期母子医療センターの新生児部門を担当し、24時間体制で新生児救急医療業務に当たっているため、早産児、低出生体重児が多くなっています。また当院小児病棟は小児医療センターとして稼動しており、小児心臓血管外科医、小児脳外科医、小児外科医といった小児の外科手術の専門医を多数擁しています。そのため、重症心身障害児の気管切開管理や先天性心疾患の患者の心臓手術(姑息手術・根治手術いずれも)を目的として、北河内地区のみならず、大阪市内や他府県からも多くの患者が紹介されております。
■肝臓外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 64 2.14 12.59 3.13% 70.56
K6955 肝切除術(2区域切除) 43 5.21 25.77 18.60% 71.56
K695-23 腹腔鏡下肝切除術(亜区域切除) 27 2.11 19.19 3.70% 74.26
K6954 肝切除術(1区域切除(外側区域切除を除く。)) 25 2.16 23.00 4.00% 71.40
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) 19 2.00 14.00 5.26% 65.68
肝臓疾患に対しては、消化器内科、放射線科の医師達のチームでカンファレンスを行い、疾患の評価・画像診断・肝機能の評価・治療法の検討を行っています。また、年に1回の市民公開講座を開催し、市民への最新治療を紹介しています。症例数は全国トップクラスであり、クリニカルパスの適宜改変により在位日数は全国平均より短くなっております。当院は、日本肝胆膵外科学会の高度技術認定施設Aの基準を満たしていること、当診療科は高度技術指導医1名と高度技能専門医2名、消化器外科専門医5名、日本肝臓学会専門医2名が手術に専任しています。
■胆膵外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 189 1.31 3.52 0.53% 65.97
K7032 膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合) 44 3.45 22.82 6.82% 71.48
K7022 膵体尾部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合) 31 1.68 17.13 9.68% 72.55
K636-4 腹腔鏡下試験切除術 19 2.32 3.37 0.00% 72.11
K7034 膵頭部腫瘍切除術(血行再建を伴う腫瘍切除術の場合) 15 3.67 28.00 20.00% 73.33
年間胆膵手術407件で、うち96件の高難度胆膵外科手術を行っています。胆石手術は年間220件となっています。日本肝胆膵外科学会の高度技術認定施設Aの基準を満たしていること、高度技能指導医1名と高度技能専門医3名が手術に専任しています。
■消化管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 107 3.07 9.93 3.74% 69.98
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 76 0.41 1.97 0.00% 71.61
K6552 胃切除術(悪性腫瘍手術) 45 2.93 10.24 2.22% 71.04
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 43 2.63 14.07 9.30% 66.74
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 42 1.43 9.98 2.38% 68.43
令和元年度の消化管癌の手術症例は、 初発大腸癌168例 (直腸癌53、結腸癌114:腹腔鏡下手術161, 開腹手術7)、 胃癌114例 (腹腔鏡下手術52、 開腹術62)、 食道癌44例 (胸腔鏡下38、開胸4)であり、クリニカルパスを用いて診療を行っています。直腸癌は根治術を最優先し、括約筋温存が可能な症例はできるだけdiverting stomaを作成せず、経肛門ドレーンを用いています。Stoma管理のみならず自然肛門の機能管理も重視しており、安全に管理できる時点で自宅退院としています。進行胃癌は術前化学療法を導入し、根治性を高める努力をしています。食道癌は胸腔鏡下手術による侵襲と合併症の軽減を図っています。
■小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 134 0.01 1.02 0.00% 3.38
K6333 ヘルニア手術(臍ヘルニア) 34 0.00 0.88 0.00% 2.24
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 28 0.21 3.93 0.00% 9.32
K836-2 腹腔鏡下腹腔内停留精巣陰嚢内固定術 28 0.00 1.00 0.00% 1.68
K836 停留精巣固定術 22 0.00 0.82 0.00% 1.50
令和元年度の当科の年間手術症例数は446例となり、昨年度から更に増加しました。令和元年度の術式で最も多かったものは、昨年と同様腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術でしたが、特筆すべきは臍の傷のみで行っている単孔式の腹腔鏡下虫垂切除術が昨年度から倍増しているところです。新生児外科疾患から、急性虫垂炎などの緊急手術のみならず、肺切除術や胆道拡張症などの特殊な疾患に対しても、鏡視下で傷が小さく、身体への負担も少ない小児に優しい低侵襲手術を積極的に行っていることが当科の特徴です。
■乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 110 1.51 3.94 0.00% 62.85
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 59 1.49 6.44 0.00% 65.42
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) 28 1.25 9.61 0.00% 63.29
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腫瘍径が3cm以下の浸潤癌の場合には乳房部分切除を行い、3cmを超える場合には乳房全切除を行います。腋窩手術は、転移を認める場合には腋窩部郭清を行いますが、転移を認めない場合にはセンチネルリンパ節生検を行い、腋窩部郭清を省略します。
■心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5612ロ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(腹部大動脈) 55 2.58 7.15 5.45% 76.75
K5612イ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(胸部大動脈) 42 2.24 11.43 4.76% 75.52
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 26 0.27 1.38 3.85% 71.15
K5551 弁置換術(1弁のもの) 23 4.52 28.83 13.04% 72.65
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)(2吻合以上のもの) 21 6.62 18.24 14.29% 66.57
弁膜症では、僧帽弁逆流症には弁形成術を、大動脈弁狭窄症には弁置換術を行う。ハイリスク患者には、カテーテルによる大動脈弁置換術(TAVI)も選択できる。冠動脈疾患では、冠動脈バイパス術を行う。胸部大動脈瘤および腹部大動脈瘤では、人工血管置換術あるいはカテーテルによる血管内治療(ステントグラフト内挿術)を患者ごとに最適な治療法を選んで行なっている。閉塞性動脈疾患では、血管バイパス術あるいはカテーテルによる血管拡張術(PTA)を行なっている。下肢静脈瘤では高周波焼灼術を主体とし、病型によっては静脈瘤抜去術を行う。
■呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 181 2.11 10.46 1.10% 71.43
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 72 1.97 8.63 1.39% 70.72
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 43 8.09 6.44 2.33% 46.02
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当科で最も多く行っているのは原発性肺がんなどの肺悪性腫瘍に対する肺切除であり、腫瘍の進行度・部位・患者さんの状態に応じて術式選択を行っています。多くの場合は胸腔鏡下に肺葉切除・リンパ節郭清を行っていますが、肺区域切除や肺部分切除が選択されることもあります。気胸に対しても、原因となる嚢胞の切除を多くの例で胸腔鏡下に行っています。肺がん・気胸いずれも合併疾患を抱えた高齢者が多い傾向にあり、またひとり暮らしの方も少なくないため、やや術後在院日数が長い傾向にあります。
■脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 91 4.53 30.70 25.27% 58.03
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 35 0.71 14.37 17.14% 76.34
K1781 脳血管内手術(1箇所) 34 1.18 21.09 26.47% 61.32
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 32 1.69 7.56 6.25% 75.91
K178-4 経皮的脳血栓回収術 25 0.24 28.36 72.00 76.60
①頭蓋内腫瘍は頭蓋内で発育し、放置すると致命的になることがしばしばあるため、摘出することにより頭蓋内圧を減圧する必要がありますが、当科では、functional MRIなど種々の診断機器および覚醒下手術、術中モニタリング機器を駆使して、腫瘍摘出の際の患者さんの脳機能の温存に全力で取り組んでいます。 ②慢性硬膜下血腫は頭部打撲が引き金になっておこり、高齢の方に多く見られる病気です。頭蓋骨に孔を開けて、中の血腫を吸引除去するという局所麻酔でできる手術で治る病気で、当科でも多数の症例を治療しています。 ③脳動脈瘤は破裂するとクモ膜下出血を引き起こしますが、未破裂の患者さんの場合には破裂予防に、破裂してすでにクモ膜下出血をおこした患者さんの場合には再破裂予防に、脳血管内治療でコイルを瘤内に詰める治療を行っています。 ④動脈硬化による頸動脈の狭窄は、将来脳梗塞の原因となります。この脳梗塞を予防するために、カテーテルを使って頸動脈内にステントを留置して拡げる治療を行っています。 ⑤脳や頸の太い動脈が血栓で詰まると大きな脳梗塞を引き起こします。したがって、カテーテルを使ってできるだけ早く血栓を除去して血流を再開させて、脳梗塞による脳の損傷をできるだけ減らそうというのが経皮的脳血栓回収術です。
■整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K1424 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(前方後方同時固定) 225 1.74 14.01 64.00% 73.04
K0821 人工関節置換術(股) 189 1.63 17.70 70.37% 67.67
K0821 人工関節置換術(膝) 161 1.16 13.38 75.78% 75.36
K1421 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(前方椎体固定) 75 1.83 22.33 84.00% 72.37
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) 73 1.74 14.41 41.10% 66.71
当科では脊椎手術を多数行っています。成人脊柱変形や脊椎術後障害症例に対しては、前方・後方同時固定手術が有用な手術手技ですが、限られた施設でしか行っていません。私たち関西医大整形外科では豊富な経験と確立した技術をもとに安全に手術を行い、令和元年度は227件行いました。単椎間の腰椎すべり症や不安定症には、当科で開発した小侵襲腰椎後方椎体固定術を行っています。また、不安定性がない症例においては、小侵襲椎弓形成術を行っています。 脊椎手術以外にも、人工股関節置換術を189件、人工膝関節置換術を161件と、関節疾患もhigh volume centerとして役割を果たしています。
■形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 70 0.07 2.83 0.00% 67.87
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 24 0.92 14.79 4.17% 75.38
K4073イ 顎・口蓋裂形成手術(顎裂を伴うもの)(片側) 19 1.26 9.37 0.00% 8.95
K4262 口唇裂形成手術(片側)(口唇裂鼻形成を伴う場合) 15 1.13 5.07 0.00% 9.87
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) 12 0.25 2.58 0.00% 57.33
当科では体表に関わる生まれつきの変形やその後の変形、腫瘍、母斑(アザ)、外傷、瘢痕(キズアト)、ケロイド、潰瘍などに対して、顔や手、体のはたらきや形が改善するように、整容に配慮した手術や皮膚レーザー治療を進めています。特に保険診療ができる眼瞼下垂症、口唇裂・口蓋裂、良性・悪性の皮膚軟部腫瘍や母斑、顔面神経麻痺、キズ跡の治療を多く行っています。頭部・顎・顔面の骨格や形態改善、母斑治療、乳房再建、熱傷治療、顔面外傷(骨折を含む)、潰瘍治療では先進の治療を進めています。体表に関わるいかなることでもご相談ください。平成31年度/令和元年度には、眼瞼下垂症は増加傾向で、口唇裂・口蓋裂治療は定常的に多くの治療を進めています。体表外科として、良性/悪性の皮膚腫瘍の治療も常時多くの紹介もいただき、根治性と整容性を目指した治療を進めています。
■皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 13 0.00 2.08 0.00% 78.85
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3センチメートル以上6センチメートル未満) - - - - -
K013-21 全層植皮術(25平方センチメートル未満) - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
(公表している主要手術のうち、10件未満は-(ハイフン)表示)
基底細胞癌や有棘細胞癌などの皮膚悪性腫瘍に対する切除術や再建術を積極的に行っています。また、悪性腫瘍以外の日光角化症やBowen病などの悪性腫瘍in situの疾患や脂漏性角化症などの良性腫瘍に対する切除術も行っています。
■腎泌尿器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 161 1.10 4.13 0.62% 74.97
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 124 1.15 9.29 0.00% 67.87
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 104 1.00 3.41 0.00% 61.43
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 42 1.24 5.48 2.38% 67.00
K773-5 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 39 1.15 7.79 0.00% 63.51
本院の腎泌尿器外科では、内視鏡手術を広く応用して、低侵襲で患者さんにやさしい治療を実施しています。筋層に浸潤していない膀胱癌は、近年光力学的診断用薬を併用することで診断精度がさらに向上し、経尿道的膀胱腫瘍切除術で治療できます。再発予防にはBCGの膀胱内注入を行います。上部尿路癌にもツリウムレーザーを用いた尿管鏡下腫瘍焼灼術を実施しています。男性で最も多い癌となった前立腺癌に対しては、手術支援ロボット ダ・ビンチを用いた前立腺全摘除術を行っており、治療成績が大きく向上しました。また小径腎癌に対する腎部分切除についてもロボット手術を導入し、積極的に腎温存手術を行っています。上部尿路(尿管や腎盂)結石に対する尿管鏡とレーザーを用いた経尿道的結石除去術は、短期間に結石治療を完遂できるのが特長です。前立腺のもう一つの重要疾患である前立腺肥大症については、経尿道的に肥大した部分を核出するHoLEPやTUEBを行っています。そのほかに、血清PSAが高値で前立腺癌が疑われる患者さんに対して、前立腺針生検を1泊2日で行っています。(年間250-300人)
■眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 770 1.21 4.23 0.13% 74.64
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 291 1.11 8.64 0.00% 63.34
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 101 1.27 7.99 0.00% 69.97
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズを挿入するもの) 64 1.06 4.91 0.00% 69.13
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他のもの) 56 1.21 7.61 1.79% 64.61
当院ではトーリック眼内レンズや多焦点眼内レンズを用いた白内障手術も含め年間1,350件近くの白内障手術を行っています。また、増殖糖尿病網膜症や網膜剥離など重症網膜硝子体疾患から黄斑円孔、黄斑上膜などの多岐にわたる疾患に対して網膜硝子体手術を年間500件近く実施しております。緑内障では最新のチューブシャント手術を含む多彩な手術選択により、重症・進行期の緑内障患者にも幅広く対応し、年間200件を超える緑内障手術を行っております。また、外傷など救急疾患や角膜移植にも対応しています。
■耳鼻咽喉科・頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 39 2.18 6.64 0.00% 26.21
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 37 1.30 7.05 0.00% 59.43
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 33 1.00 2.73 0.00% 57.82
K3191 鼓室形成手術(耳小骨温存術) 28 1.11 2.79 0.00% 45.43
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 28 1.32 7.43 0.00% 60.71
耳下腺腫瘍手術や甲状腺悪性腫瘍手術など、頭頸部疾患に対する手術加療を多数行なう一方で、扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術や内視鏡下副鼻腔手術などの耳鼻咽喉科疾患も多く行っています。また、慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術も、低侵襲を目的とし内視鏡を用いた手術として積極的に行なっています。
■放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) 48 0.23 3.31 2.08% 49.71
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) - - - - -
K542 心腔内異物除去術 - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) - - - - -
- - - - - - -
(公表している主要手術のうち、10件未満は-(ハイフン)表示)
いずれの手術においても画像ガイド下で行う低侵襲の治療であり、短期入院あるいは外来治療で行います。
なお、これらの治療は放射線科にて行われていますが、多くは放射線科以外の診療科での入院で行われており、実際の患者数は示されたものよりも多くなります。K6153においては肝癌に対する肝動脈塞栓術や子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術が多く含まれています。K6151においては外傷など救急対応の治療となります。K6182はほとんどが外来治療として行われており、この手術自体には入院の必要がありません。
■産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 140 7.76 7.82 0.00% 35.01
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 126 9.44 8.21 0.00% 33.43
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 123 1.02 3.28 0.00% 43.46
K877 子宮全摘術 74 1.54 8.01 0.00% 50.84
K879 子宮悪性腫瘍手術 65 1.91 14.45 0.00% 61.40
大阪府の周産期母子医療を担う総合周産期母子医療センターとしての役割を有していますので、帝王切開術(選択ならびに緊急)がKコードの上位にランクインしています。当科は産婦人科の診療4本柱である「周産期」「生殖」「婦人科腫瘍」「女性医学(更年期、思春期)」全てに対応できるスタッフを有しています。良性疾患に対する腹腔鏡手術を積極的に行っており、腹腔鏡手術がKコードの上位にランクインしました。婦人科診療として悪性腫瘍に対する治療を専門とする施設でもありますので、悪性腫瘍に対する手術がランクインしました。
■救急医学科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K654 内視鏡的消化管止血術 32 0.31 12.66 53.13% 67.38
K386 気管切開術 19 10.16 24.89 73.68% 73.68
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 18 1.78 11.00 66.67% 48.89
- - - - - - -
- - - - - - -
当科は高度救命救急センターであり、緊急度の高い症例を多く受け入れています。昨年度は内視鏡的消化管止血術が最も多く実施され、平均術前日数が0.3日と短く、ほぼ当日に手術が実施されています。止血が確認されれば転院のうえ、後療法をお願いしています。次いで多かったのは気管切開術ですが、長期の呼吸管理を行う場合に実施する手術であり、重症患者が増加したためです。四肢骨折の外傷症例では安定が確認されれば速やかに手術を行い、術後一定の経過観察(急性期リハビリテーション)は行いますが、回復期に差し掛かったと考えられた場合には転院をお願いし、社会復帰を目指していただいています。
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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 48 0.23%
180010 敗血症 同一 32 0.15%
異なる 50 0.24%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる 10 0.05%
180040 手術・処置等の合併症 同一 53 0.25%
異なる - -
(10件未満は-(ハイフン)表示)
医療の質の改善に質するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について、入院契機病名の同一性の有無を区別して患者数と発症率を示しています。例えば播種性血管内凝固症候群の場合では、入院契機「同一」とは、入院したときに播種性血管内凝固症候群と診断されている患者さんであり、入院契機「異なる」とは、入院時には別の病気で入院したが、その後に播種性血管内凝固症候群をおこし、元々の病気の治療よりも播種性血管内凝固症候群の治療に医療費を多く必要とした場合を示しております。
また「手術・処置等の合併症」の傷病名内訳は次となります。
(入院契機と同一)人工関節のゆるみ・脱臼・破損等 26例(10例未満は省略)
上記の中には、他院で手術を施行後、合併症により治療に難渋したため当院に紹介された症例や、手術から長い年月が経過したためにインプラント(挿入物)の摩耗やゆるみが生じた症例が含まれます。
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更新履歴

2020年9月18日
令和元年度病院指標を公開しました
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