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網膜中心動脈閉塞症

診療科

症状の解説

突然におこる急激な高度の視力低下を主な症状とします。片眼性がほとんどですが、まれに両眼性に発症することもあります。発症前にしばらく視力低下が短時間(数十秒から数分のこともある)に起こり、その後回復するなどの症状の後に発症することもあります。眼底は網膜の血流が悪くなり浮腫(むくみ)を来たし、時間が経つと壊死に陥って視力は戻らなくなります。

主な原因

体内の他の部位でできた血栓や塞栓とよばれるものが網膜に流れ込む最も太い動脈(網膜中心動脈)につまって血液の流れをせき止めて起こります。血栓や塞栓のできる原因としては心疾患(心臓弁膜症、心房細動)、高血圧、動脈硬化、糖尿病、脳血管障害などの全身の病気から起こるものや、手術、カテーテル検査の術後に起こるものなどがあります。

必要な検査

蛍光眼底造影検査(網膜の血液の流れをみる検査)
視野検査
眼底検査
全身の病気の既往が無く、発症の原因の不明なものは全身の検査

治療法

発症後なるべく早く治療を必要とする救急疾患です。治療は眼圧を下げるために前房穿刺(眼球内の水を少し抜く)や、血管を広げる薬を内服することもあります。また、血栓、塞栓を溶かすために血栓溶解剤の点滴を一週間行います。しかし、発症からの時間経過の長い場合や、全身に重篤な病気を持っている場合は治療を行わない場合もあります。

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