概要

当科では卓越した臨床力を背景に、耳、鼻、咽喉頭、頭頸部の疾患の治療を幅広く、専門的かつ高い医療水準の治療を行っています。特に年間800例以上行われている手術治療は各領域にスペシャリストを配し、大阪圏ばかりでなく広い地域から難治症例を受け入れ、積極的に治療を行っています。また手術ナビゲーションシステムをはじめ、多数の新鋭手術支援機器を導入、常に安全かつ確実な手術を目指し、高度先進医療に励んでいます。

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次のような症状を扱っています

耳鳴、難聴、めまい、顔面神経麻痺、先天奇形、鼻閉、鼻汁、くしゃみ、外鼻変形、鼻出血、頭痛、構音発語障害、発声障害、呼吸困難、嗄声、嚥下困難、摂食困難、睡眠時無呼吸、咽頭痛、習慣性扁桃炎、頸部腫瘤、耳鼻咽喉・頭頸部領域全域の腫瘍

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ごあいさつ

「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」は、「頸部(首)」と、目・脳を除いた「頭部」を扱う科です。簡単に言うと、人の喜びや社会での生活の質(QOL: quality of life)を管理する科です。そして私ども耳鼻咽喉科・頭頸部外科医は、これをとても誇りにしています。では、どんなシーンがありますか? 

  • ・笑顔(^.^)【顔面神経】
  • ・元気!【甲状腺】
  • ・危険回避のバランス感覚【平衡覚—内耳】
  • ・おいしい!【舌—味覚】
  • ・いい匂い!【鼻・副鼻腔—嗅覚】
  • ・ぐっすり【良い鼻・息の通り—鼻腔・口腔・咽頭・ 扁桃・喉頭・気管】
  • ・楽しく食事【つば—耳下腺などの唾液腺。嚙む(咀 嚼:そしゃく)・飲む(嚥下:えんげ)—舌・口腔 ・咽頭・食道】
  • ・喜びを嚙み締める【咀嚼、味覚】
  • ・自分の気持ちを声で伝える・カラオケ!【発声−喉頭、発音(構音:こうおん)—舌・ 口腔・咽頭】
  • ・相手のお話を伺う【聴覚—鼓膜・外耳・中耳・内耳】

こうした部位や機能に、痛み、麻痺、障害、炎症、できもの(腫瘍・がん)などがあると、ご自分の生活の質が下がり、人とのコミュニケーションが障害されます。さらに、首や顔は隠しにくい部位であり、人の尊厳に関わります‥人前でくしゃみしてしまった(アレルギー性鼻炎)。人前で居眠りした(睡眠時無呼吸と熟眠障害)。鼻がくさい(鼻副鼻腔炎)。鼻声が気になる(副鼻腔炎、上顎洞癌)。めまいがしてしゃがんでしまった(内耳)。自分の声が耳に響くので声の大きさを調整できない(耳管開放症)。声が出ない(喉頭炎、声帯ポリープ、喉頭腫瘍)。会議中、咳が止まらない(喉頭炎、気管支炎)。食べ物の飲み込みが悪くなってきたのでお酒を飲んでごまかしている(咽頭腫瘍)。何度も聞き返してしまう(難聴、中耳炎)。周りの人が自分にいつもけんか腰である(老人性難聴)。左右が非対称になった(顔面神経麻痺、耳下腺・甲状腺腫瘍、リンパ節転移、腫瘍術後など)。
これらの診断と治療は私どもの務めです。私どもは、歯科口腔外科を併設し、言語聴覚士をそろえるとともに、内視鏡、人工内耳、ナビゲーション、無喉頭発声法、顔面神経刺激装置、分子標的薬など、最新の医療技術と医療機器、手術手技、薬剤をベースにして、「慈しむ心」をもって患者さんに接するように心がけております。どうぞご相談ください。

診療部長 教授 岩井 大

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特色・方針

耳科領域では中耳炎に対する鼓室形成手術を多数行っているだけでは無く、最新の内視鏡手術や中頭蓋窩に及ぶ頭蓋底手術を積極的に行っています。
鼻科領域は関西を代表する内視鏡手術施設の一つであり、副鼻腔炎ばかりでなく、内反性乳頭腫は全国屈指の症例数を誇り、鼻副鼻腔腫瘍、外鼻形成、選択的神経切断、頭蓋底手術などAdvanced手術を多数行っています。アレルギー専門医研修施設であり、専門的なアレルギー治療を行っています。指定難病である好酸球性副鼻腔炎に対する専門外来、舌下免疫外来など先鋭治療を導入し、幅広くアレルギー治療に取り組んでいます。
頭頸部領域では手術治療を主に、がんには放射線療法や化学療法を合わせた集学的治療など全ステージの癌に対応可能です。特に耳下腺腫瘍は全国でも有数の症例数を有し、現在までに1,000例以上を経験しています。
その他、睡眠時無呼吸、音声治療、言語聴覚療法をはじめ、当科では各々の領域にエキスパートドクターを配し、多種の専門外来を開設し、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の全領域をカバーする先進的医療を提供致します。

 

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実績

診療実績(2016年度版)

外来新患者数 4,006人/年
外来延患者数 36,012人/年
入院新患者数 1,134人/年
入院延患者数 14,458人/年
手術件数(入院) 784件/年
手術件数(退院) 72件/年

手術・検査実績(2016年度)

耳科手術
鼓室形成術 177件/年
人工内耳埋め込み術 4件/年
聴神経腫瘍手術 2件/年
アブミ骨手術 1件/年
内視鏡下内耳手術 1件/年
鼻科手術
内視鏡下副鼻腔手術 95件/年
涙嚢鼻腔吻合術 3件/年
頭頸部手術
口腔がん手術 71件/年
中咽頭・下咽頭がん手術 34件/年
喉頭がん手術 20件/年
唾液腺がん手術 13件/年
鼻副鼻腔がん手術(再建手術を含む) 6件/年
甲状腺・副甲状腺手術 5件/年
唾液腺腫瘍及び唾石に対する手術 2件/年
その他
口蓋扁桃摘出術 34件/年
嚥下機能改善手術 5件/年
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スタッフ

氏名 写真 職名 専門分野 認定資格
岩井 大 岩井 大 教授
部長
頭頚部外科(癌を含めた甲状腺腫瘍・耳下腺腫瘍・喉頭腫瘍等の手術)、頭頸部画像診断、難聴、内耳免疫学、耳管開放症 日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医 専門研修指導医
日本気管食道科学会 認定医
日本頭頸部外科学会 頭頸部がん専門医・指導医
日本がん治療学会 がん治療認定医
日本内分泌外科学会 専門医
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医・補聴器適合判断医
身体障害者福祉法第15条指定医
難病指定医

鈴鹿 有子 鈴鹿 有子 学長特命教授 難聴、耳鳴、めまいなど神経耳科学と音声 耳鼻咽喉科専門医・専門研修指導医
補聴器相談医
めまい相談医
騒音性難聴担当医
難病指定医
産業医
村田 英之 村田 英之 病院准教授
教育医長
鼻副鼻腔疾患
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医
身体障害者福祉法第15条指定医(聴覚機能障害)
神田 晃 神田 晃 病院准教授
研究医長
耳鼻咽喉科全般
アレルギー
臨床検査
日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本アレルギー学会専門医・指導医
日本臨床検査医学会専門医・管理医・指導医
八木 正夫 八木 正夫 講師
外来医長
頭頸部腫瘍、特に唾液腺腫瘍、甲状腺腫瘍および感染症
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医
日本気管食道科学会専門医
身体障害者福祉法第15条指定医(聴覚・平衡、音声・言語、そしゃく機能障害)
小林 良樹 小林 良樹 講師
気道炎症
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会専門医
日本アレルギー学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本感染症学会専門医
小西 将矢 小西 将矢 講師
耳科学、腫瘍を含めた中耳・側頭骨外科
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医・補聴器適合判定医
聴覚障害認定医
藤澤 琢郎 藤澤 琢郎 診療講師
病棟医長
頭頚部がん
顎顔面外科
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医・指導医
身体障害者福祉法第15条指定医(聴覚・平衡、音声・言語、そしゃく機能障害)
阪上 智史 阪上 智史 助教
耳鼻咽喉科全般
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
桑原 敏彰 桑原 敏彰 助教 耳鼻咽喉科全般
鼻副鼻腔疾患
日本耳鼻咽喉科学会専門医
清水 皆貴 清水 皆貴 助教 耳鼻咽喉科全般 日本耳鼻咽喉科学会専門医
河内 理咲 河内 理咲 助教 耳鼻咽喉科全般 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
日本アレルギー学会専門医
金田 直子 金田 直子 病院助教 耳鼻咽喉科全般 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
杉田 侑己 杉田 侑己 病院助教 耳鼻咽喉科全般
横山 彩佳 横山 彩佳 病院助教
阪本 大樹 阪本 大樹 任期付助教 耳鼻咽喉科全般
荻野 裕平 荻野 裕平 任期付助教 耳鼻咽喉科全般
嶋村 晃宏 嶋村 晃宏 任期付助教 耳鼻咽喉科全般
東山 由佳 東山 由佳 任期付助教 耳鼻咽喉科全般
福井 研太 福井 研太 任期付助教 耳鼻咽喉科全般
森田 瑞樹 森田 瑞樹 任期付助教 耳鼻咽喉科全般
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お知らせ

患者のみなさんへ

現在、好酸球性副鼻腔炎に対する2つの臨床治験を実施中です。吸入ステロイド薬経鼻呼出治療とナットキナーゼの2種類になります。新しい有効性が期待出来る両治療の治験にご興味のある方は耳鼻咽喉科までお問い合わせください。

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