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学長メッセージ

学長 友田 幸一

世界に開かれた大学

 本学は、昭和3年(1928年)に大阪女子高等医学専門学校として創設され、昭和29年(1954年)に男女共学化、関西医科大学への改称を経て、94年の歴史を刻む本学。次代の医学・医療に目を向け革新の歩みを着実に進めてきました。卒業生総数も医学部は8,682名、看護学部は今年新卒96名になり、多くの方が医学・医療界でリーダーとして活躍され、また常に母校愛をもって本学を支援していただいています。2018年に看護学部・大学院が、2021年にリハビリテーション学部が新設され、現在、三学部合わせて1,353名(2022年4月時点)の学生が勉学に励んでいます。一方、国際化の気運が高まっている中、本学は5年連続で世界大学ランキングにランクインし、2022年はイギリスのTHE(Times Higher Education)世界大学ランキングで世界の800位以内、国内の私立大学中2位、関西では1位になりました。教育・研究リソースにおいて非常に高い評価を得ています。これから注目される大学は、充実した留学制度・環境が整い、教育・研究の質が保障される大学であることが重要となります。昨年度に110㍍超の関医タワーが完成し、本年4月から国際化推進センター・留学生寮・患者家族のための宿泊施設などが開設されます。また2022年秋には新しく国際大学院制度が開始されるなどグローバル意識の高い、世界に開かれた大学を目指しています。

充実した教育・研究環境

 教育のIT化を早くから推進してきた本学は、新学習システム(KMULAS)やTeamsを用いて、オンデマンド配信、オンライン学習など遠隔授業が充実し、今回のコロナ禍でも、いつでも、どこでも自学自習ができ、双方向授業を展開しています。指導環境については、全学生を対象にメンター制度が取り入れられ、また教育センターには(Institutional Research IR )部門を備え、学習の達成度を評価するなど個人の学業成績に応じた手厚い指導が行われています。 

 一方、これからの大学には自主性、主体性を引き出す教育が求められます。未来の科学者を育成する「研究医養成コース」や中央官庁で活躍できる人材を育成する「医系技官養成コース」にも多くの学生が参加しています。看護学部は全員が看護師・保健師国家受験資格を得られ、また、助産師コースも設けています。大学院は医学部、看護学部ともに修士課程、博士課程があり、研究者としての倫理観、探究心を持ってさらに高みの医療人を目指して欲しいと思います。 

 これから目指す本学の臨床・基礎研究ビジョンは、1)iPS幹細胞を用いた細胞・臓器再生医療、創薬の研究、2)第5のがん治療である光免疫療法など癌を中心とした研究・臨床、3)免疫・アレルギー分野の研究、4)ゲノム医療・ゲノム医学の研究、5)中枢・末梢神経系の研究、6)予防・健康創生医学と介護リハビリなどです。2022年4月からはアメリカNIHから小林久隆教授を招聘し国内で唯一の光免疫医学研究所が開設されます。 

 

次代が求める医療人の育成

 本学は、学部教育と臨床研修が密に連携した環境を整えています。本学には4つの関連附属病院と人間ドッグを扱うクリニックがあり、総病床数は1521床からなります。最先端医療から介護・福祉・リハビリなど地域医療、そして健康・予防にまで至るさまざまな分野の知識と経験を修得することができます。2021年10月には国内でも有数の総合診療学講座が開設しました。私どもは、医学、看護学、リハビリテーション学の分野において、豊富な知識と経験を有し、高い専門技術力を持ち、一方、患者さんの気持ちに寄り添えるコミュニケーション能力の高い、患者さんの人柄、経済力、背景、家族などに気を配ることのできるヒューマニズムを持った医療人の育成をめざしています。

 関西医科大学は本学が誇る建学の精神「慈仁心鏡」と90年を超える伝統を活かし、このような優秀な医療人を育成し、独自性と柔軟性をもって自由な発想のもとにQualityの高い個性的な大学を目指して行きたいと考えています。本学が、「学生にとって魅力ある大学」、「教職員にとって働きがいのある職場」、「皆が誇りをもって語りあえる大学」になることが私どもの願いです。

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