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学長メッセージ

学長 木梨 達雄

質の高い教育と特色のある先端研究を

 関西医科大学は、昭和3年(1928年)大阪女子高等医学専門学校設立に端を発し、昭和29年(1954年)、校名を関西医科大学と改称・男女共学制の実施を経て、今年で創立95年を迎えます。この間、附属病院・医学部学舎を枚方市に新設し、さらに2018年看護学部を枚方キャンパスに、2021年リハビリテーション学部に牧野キャンパスに設置し、3学部2大学院研究科、4附属医療機関(総病床数1,521床)を擁する医療系複合大学として発展し、地域の中核として、健康・医療・福祉にわたる包括的地域医療および高度先進医療を提供する拠点を形成しています。これまで8,894名が卒業し、医学・医療の様々な領域で活躍しています。現在、1,676名の学生・大学院生が在籍し、4,744名の教員が教育・研究・診療に従事しています。本学は、建学の精神「慈仁心鏡」、即ち、慈しみ・めぐみ・愛を心の規範として生きることを体現した医療人の育成を教育の基本とし、世界基準の教育カリキュラムによる「質の高い教育」とオンリーワンの「特色のある先端研究」を展開することによって、より優れた医療を求める探求心と、患者さんに寄り添う心を持った、優れた医療人を育成することを使命としています。

質の高い学部教育の実践

 医療は様々な職種が連携する高度なチーム医療が基本ですので、確かな知識と技術、コミュニケーション能力と高い倫理観を備えたプロフェッショナルリズムが要求されます。本学は国際基準のカリキュラム・大学施設による教育と、メンターによるきめ細やかなサポートを行うとともに、教育のIT化を進め、学内Wi-Fiはもとより、大学・自宅のシームレスな学修、オンデマンド・リモート講義を可能にしています。医学・医療の教育には多くの実習がかかせません。充実したシミュレーションセンターでは様々な医療行為のトレーニングができ、卒前・卒後のスキルアップに活用されています。医・看護・リハビリテーション学部の合同講義・演習による多職種連携に必要な、医療現場の早期体験プログラム、医学倫理教育を取り入れ、プロフェッショナリズムと倫理観を育てます。さらに、海外研修プログラム、先端研究に参加する研究医養成コースを取り入れ、国際的視野を持ち、命の尊さの深い理解から病気の克服をめざす研究マインドを涵養します。医療の分野にもAIが本格的に活用される時代を迎え、データだけにとらわれず、患者さん本人や家族と対話を重ね、ベストの医療を目指す医療人を目指してほしいと思います。

特色ある先端研究の推進

 現在の医学・医療の分野は、ゲノム情報に基づいた個別化医療、再生医療、がん免疫療法、AIを活用した画像診断やロボット手術、スマートケアなど、イノベーションが日進月歩で進んでいます。本学はゲノム解析、ゲノム編集、再生医学、がん研究に対応した講座・部門を新たに設置し、最新医学を推進する体制を充実してきました。共同研究施設には最先端の機器を備え、専門技師によるサポートにより基礎・臨床研究を推進しています。生命医学研究所に加え、光免疫医学研究所が令和4年度開所いたしました。第5のがん治療と言われる光免疫療法の研究を行う国内唯一の研究所であり、産学連携による開発と社会実装を目指しています。特色ある研究を推進するため、これまで免疫・アレルギー難病に関する研究ブランディング事業、基礎・臨床連携の研究プロジェクトによる研究シーズの育成と研究資金の援助をおこなってきました。過去5年間で公的研究費獲得実績は2倍以上増え、質の高い論文によるTHE世界大学ランキングの躍進にも繋がりました。さらに医学修士課程の設置、医学博士課程に国際大学院コースを設け多様な研究人材の育成に努めています。本学は、医学・医療がかかえる困難な課題にチャレンジし、今後も一層特色ある先端な研究の推進と臨床の場での実践を通じて社会貢献を行い、日本をリードする、世界に開かれた医療系複合大学を目指します。 最後に、本学が、一人ひとりの個性と能力を伸ばし、学生・教職員の皆さんの夢と希望が実現できるような場であること、同時にそれが本学の成長につながるような場であることを願い、様々な声に耳を傾け、明るく活力にあふれた大学であるように努めます。

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