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2025年08月07日

イタリア人学生団体の本学訪問

 7月20日(日)、2025年大阪・万博イタリア政府代表より依頼を受け、ミラノ諸大学連合カレッジ財団(Fondazione Collegio delle Università Milanesi)に所属する大学の職員16名および学生39名が本学を訪問しました。

 この財団は、ミラノ大学寮(Collegio di Milano)の運営などを行い、大学寮文化の普及と促進、優秀な学生を評価する実力主義の強化、大学制度の国際化、地域社会との連携促進を目的として活動しています。

 今回の訪問は、大阪・関西万博(Expo 2025 OSAKA, KANSAI)に合わせ実施された国際教育プログラムの一環で、ミラノ諸大学連合カレッジ財団が主催し、メリット型大学寮※協議会(Conferenza dei Collegi Universitari di Merito:CCUM)の支援を受け実現しました。

 今回の万博のテーマであるイノベーション、多文化共生、持続可能性に直接触れ、現地のキーパーソンとの交流を通じて学生たちに深い学びの機会を提供することを目的としています。

 当日は、ミラノ工科大学、ボッコーニ大学などの有名大学で、工学、経済、法学、国際関係、医学など多様な分野を学んでいる学生および、財団の主要メンバーであるシルヴィア・パソリーニ氏(ミラノ大学寮館長)およびフェデリコ・ロッシ氏(CCUM代表)をはじめとし、大学寮の館長や教授、CCUM職員などが引率者として参加。

 本学からは医工学センタージュセッペ・ペッツォッティ学長特命教授・センター長が出席しました。

 一行は、まず医学部棟2階講義室2でペッツォッティセンター長による「A comparison between Japanese and European educational systems - looking for the ideal system -」と題した講義を受け、日本とヨーロッパの教育制度を比較し、理想的な教育モデルについて学生たちと意見交換を行いました。

 続いて、学生たちは医学部棟3階シミュレーションセンターを見学し、肺音聴診シミュレーターなどの高度な医療機器を体験し、「1日医師体験」を楽しみました。また、引率者一行は関医タワーホテルを訪れ、客室内の設備やタワー周辺の環境を興味深く見学されていました。
今回の訪問をきっかけに、ミラノ諸大学連合カレッジ財団と関西医科大学の間に持続的な協力関係が築かれ、両機関のさらなる国際化を推進する活動やプロジェクトが展開されることが期待されています。

※メリット型大学寮:優れた能力を持つ優秀な学生に対して住居だけでなく、成長を促す文化的・職業的トレーニングなども提供する大学寮。

ペッツォッティセンター長による講義の様子

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