嚥下障害があっても、一緒に乾杯できる未来へ。クラウドファンディング募集!
医学部リハビリテーション医学講座國枝顕二郎准教授らが、嚥下障害のある方も、そうでない方も、同じ食卓で自然に食事や乾杯を楽しめる社会の実現を目指し、新しい日本酒の開発に取り組んでいます。

嚥下障害は、主に加齢や神経疾患などによって、食べ物や飲み物をうまく飲み込めなくなる状態で、重篤な誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。嚥下障害に対しては誤嚥を防止するため、食事に「とろみ」をつける方法が広く用いられています。國枝准教授と浜松市リハビリテーション病院(静岡県浜松市)の言語聴覚士をはじめとするリハビリテーションチームは、凍らせた「とろみシャーベット」の状態にすることで、「とろみ」のみに比べて咀嚼を促し、嚥下訓練に有効であったことを明らかにしました。
とろみシャーベットの有用性を活かしつつ、嚥下障害をもつ方のQOL(生活の質)向上につなげるため、とろみシャーベット酒を着想しました。既に嚥下障害の方に向けてとろみをつけたお酒はありますが、障害のない方が飲むことを想定したものではありません。とろみをつけて嚥下障害に対応する一方、シャーベット状にすることで障害のない方にも魅力的な製品とし、誰もが同じものを味わえる食のバリアフリーを実現するため、クラウドファンディングプロジェクトを行うことにいたしました。
クラウドファンディングの概要は下記リンクをご覧ください
嚥下障害があっても、一緒にカンパイを。“フローズンとろみSAKE”を届けたい

國枝准教授のコメント
嚥下障害は、加齢や脳卒中、神経疾患、頭頸部がんなどさまざまな原因によって生じ、食べ物や飲み物を「飲み込むこと」がうまくできなくなる症状です。誤嚥による肺炎や窒息のリスクが高まるだけでなく、食べる楽しみや、人と食卓を囲む喜びが失われることも少なくありません。そこで、「健常者も、障害を持つ方も、同じテーブルで一緒に味わえるお酒・デザート」を目指しました。この取り組みを通じて、これまであまり知られてこなかった嚥下障害という社会課題について、一人でも多くの方に知っていただくきっかけとなれば幸いです。
医学部リハビリテーション医学講座
國枝 顕二郎 准教授
専門分野:リハビリテーション医学全般、摂食嚥下リハビリテーション
資格:リハビリテーション科専門医・指導医、総合内科専門医
日本嚥下医学会 理事・嚥下相談医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 理事・学会認定士
日本神経摂食嚥下・栄養学会 評議員
日本臨床倫理学会 評議員
日本嚥下障害臨床研究会 世話人 など
クラウドファンディングとは、群衆を意味する「Crowd」と資金調達を意味する「Funding」が合体した造語で、インターネット上で広く資金調達を行う手法です。本プロジェクトははAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。また、本プロジェクトへのご寄附は、税制上の優遇措置の対象ではありません。
本製品は食品(アルコール飲料)であり、医療行為や治療を目的としたものではありません。 嚥下機能には個人差があります。嚥下障害のある方が飲用される場合は、主治医や言語聴覚士等の医療専門職にご相談のうえ、ご本人の状態に応じてお召し上がりください。 アルコール飲料ですので、適量を守ってお楽しみください。
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