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ICTを活用した看護教育

ICTを活用した看護教育

本学看護学部ではデジタル看護教科書「ナーシング・グラフィカ」を使用しています。「デジタル ナーシング・グラフィカ」は、看護基礎教育テキスト『ナーシング・グラフィカ』全46巻と単行本『家族看護学』、そして動画教材527点および国試対策問題集約3,700題を集約した、デジタル教科書システムです。

本学看護学部では、入学後に全員が電子タブレット(iPad)を購入し、四年間の授業でこの「ナーシング・グラフィカ」を利用します。

また授業では、本学独自のオンラインの学習管理システムKMULAS(カムラス)も使用しており、講義で使用する資料などをデジタル化。学生は好きなときに、どこからでもアクセスとダウンロードが可能です。

デジタル教科書をどのように使っているのか、看護学部の水野さんにお話を伺いました。

1年次
水野 晋作さん

普段の授業で、デジタル教科書をどのように使っていますか?

事前課題や事後課題の提出、授業中に意見を共有するツールとして活用しています。
デジタル教科書は、ネット環境がなくても利用が可能で、通学時間にも使っています。たとえば、授業の事前学習として読んでおく本を指定されているときなどは、通学時間に読むことができます。

デジタル教科書には手書きの書き込みも可能。ペンを持っていなくてもマーカーを引けたり、チェックできたりするので、電車の中などの隙間時間でも勉強しやすいです。基本の教科書とは別に、動画教材などもあり、閲覧することができます。授業前に予習として視聴する動画が指定されることもあり、活用しています。動画では実際の動作などを映像で見ることができるので、イメージしやすいです。

また、KMULAS(カムラス)にはチャット機能が備わっていて、授業ではその機能を活用し、他の学生と意見を共有し合うことができます。

デジタル教科書での学習は、紙の教科書と比べてどのようなメリットがありますか?

デジタル教科書は、学習の振り返りがしやすいです。テスト前に、自分の書き込みなどを見返すことが簡単にでき、またどの授業で何をやっていたかを振り返ることも容易です。
教科書を読んでいるときは、注釈を押したら関連するページに飛ぶ機能があり、これも大変使いやすいです。

授業の最後に各レポートが課されることがあるのですが、これまでの授業を効率的に振り返ることができ、レポート執筆時にも大変役に立ちます。

さらに、紙でプリントが配布されると、授業ごとにまとめてファイリングなどをしようとすれば大変ですが、授業のプリントもデジタル上で配付されるので、整理がとても簡単。教科書やプリントを持ち歩く必要がないので、荷物が減り、快適です。

デジタルの学習管理システムは、役に立っていると感じますか?

役に立っています。先ほど述べたように、自分の残した振り返りが一覧になって見える点は、やはり特にメリットであると感じます。
今まで学んだ内容を振り返ることができるので、テスト前の復習や、レポートを書く際に活用しています。