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クロストーク 01

新人看護師×看護副師長

対談者

新人看護師

F.M

看護副師長

U.N

いスキルが求められる
現場だからこそ。

U.N

うちの病院のように初療・ICU・病棟と3つの機能がそろっている救命救急センターって、実は珍しいんですよね。超急性期から回復期まで一連の流れを経験できるから、私たち看護師はいろんなスキルが実践的に身につく。正直、大変だよね。

F.M

そうですね。でも、やりがいはあります。救急疾患は病状がめまぐるしく変化するので気が抜けませんが、周りの先輩方にサポートいただきながら、やりがいを持って働けています。正直、まだ現場に来るたびに緊張するんです。でも、慣れすぎて気が緩んでしまうのも怖いので、いい意味で今の緊張感を忘れずにいたいです。

U.N

緊張感って大事ですよね。特に、当センターに運ばれてくる患者さんは、本人もご家族もパニック状態です。急に予期しない事態に陥っている方々のメンタルケアをしながら、スピード感をもって看護にあたらなければならない。限られた時間の中でやることがたくさんあるので、適度な緊張感があるといいかもしれませんね。高いスキルが求められますが、その分成長できると前向きに捉えてがんばっているスタッフが多いです。もちろん、Fさんも。

F.M

ありがとうございます。同期も先輩方も勉強熱心で意識の高い方ばかりなので、自分と比べて落ち込んでしまうこともありますが、それが刺激にもなっています。

U.N

私だって、新人の頃は先輩方に怒られてよく落ちこんだりしましたよ。わからないことが恥ずかしくて、怖くて聞けなかったの。今の現場では、積極的に新人さんに声をかけてみんなで育てようという雰囲気がありますよね。

F.M

はい!先輩方がいつも前のめりで教えてくださるので、本当にありがたいです。

司と部下だけど、
親子のような関係。

U.N

私自身は、Fさんの上司でありお母さん的な存在でありたいと思っています。「ご飯ちゃんと食べてる?」「顔色悪いけど大丈夫?」など、ついつい親目線で言っちゃったりするんだよね。身体も心も元気でないと、患者さんのケアなんてできないと思うから。

F.M

確かに、看護師は健康が基本ですよね。Uさんには仕事面以外に生活面でもアドバイスいただけるので、人としても成長できていると思います。本当にお母さんみたいな存在です。

U.N

そう言ってもらえると嬉しいですね。Fさんは自分から前に出るタイプではないし、少し挙動不審な部分はあったけど(笑)、入職当初から「私はこうしたい」とアピールできる強さを感じました。自己紹介の時に「DMAT(災害派遣医療チーム)に興味があります」と話してくれましたよね?

F.M

はい、DMATにはずっと憧れがあって。この病院の、この救命救急センターを希望したのもそれが理由です。UさんがDMATで活躍されているのを知って、憧れが目標になりました。

U.N

ありがとう。Fさんはフットワークも軽いし、物腰はやわらかいけど意外と体育会系だし、向いていると思いますよ。いつか一緒に活動できるようがんばりましょうね。ただし、あまりがんばりすぎないように。もっと周りを頼ってくださいね。

F.M

ありがとうございます。いろいろ溜め込んでしまうのが悩みだったりするのですが、少しずつ先輩方に相談できるようになってきました。Uさんにも厳しくご指導いただいて、最近は褒めてもらうことも増えてきて嬉しいです。

U.N

それも親心ですよ(笑)。

互いに、
今だから伝えたいこと。

F.M

いつも熱心にご指導いただきありがとうございます。看護師歴も長く、副師長という立場でお忙しくされているにも関わらず、常に新しいことにチャレンジし続けるUさんをとても尊敬しています。自分も恐れずにチャレンジしていきたいです。これからも、今まで以上にご迷惑とお世話をおかけすると思いますが、今後ともよろしくお願いします!

U.N

こちらこそ、よろしくね!
Fさんはいつも一生懸命で、どんな頼まれごとも率先してやってくれるので頼もしく感じています。挨拶の声も人一倍大きいし、患者さんやスタッフともしっかりコミュニケーションをとっていて感心します。こうやって話していても、ちゃんと考えて行動していることがわかりますし、これからが楽しみです。まだ新人さんなので、目の前には常にやらなきゃいけないことがたくさんあると思いますが、理想の自分になれるよう一歩ずつ進んでいってくださいね。あとは体調管理。何度も言いますが、がんばりすぎ、やりすぎは禁物です。休める時にしっかり休んでくださいね。