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卒業生インタビュー(作業療法学科)
異なる領域での実習を通して、幅広い疾患・年齢層・背景を持つ患者さんと関わる経験ができました。
作業療法学科 卒業生(2025年3月卒業)
関西医科大学 附属病院 勤務
■なぜ作業療法士に?
自身がスポーツ中にケガを負ってリハビリを受けた経験や、リハビリを受けている祖母の姿を側で見ていたことなどから、リハビリテーションに興味を持ちました。日常の生活活動や趣味活動、仕事など、その人にとって大切な作業をサポートすることで、誰かの力になれたらと思い、作業療法士を志しました。
■関西医科大学を選んだ理由と、4年間在籍した感想は?

作業療法には身体障害や精神障害などの領域があり、附属病院をもつ関西医科大学では幅広く様々な知識を得られそうだったからです。入学して、実際に異なる領域での実習を通して、幅広い疾患・年齢層・背景を持つ患者さんと関わる経験ができました。また、いくつか大学主催のイベントのスタッフとして参加しましたが、地域の子どもを対象としたイベントの印象が強く残っています。実際に子どもたちが遊具を使用する様子を観察することができたり、どのように子どもに声かけするか悩んだりと、講義だけでは学ぶことができない大変貴重な機会になりました。
■就職活動は?
発症後間もない急性期から、一人ひとりの患者さんの今後の生活を見据えた専門的なリハビリテーションに関わりたいと思ったこと、そしてより良い作業療法を追究する研究活動が盛んであることから、関西医科大学の附属病院を志望しました。附属病院の採用試験は、4年次の実習中に行われるため少し大変でしたが、国家試験に向けての勉強と大学のメンターの先生による面接指導で対策をしました。
■国家試験の勉強方法は?

勉強を進める中で苦手な部分や忘れやすい部分を自分なりにまとめた、手作りのまとめノートを作り、定期的に見返すことで記憶を定着させていました。また、年が明けてからは過去問を実際の試験時間と同じ時間帯に、時間を測って取り組むことで、長い試験時間中も集中力を維持する練習や、時間配分のイメージをしながら勉強に取り組んでいました。試験直前にも見返せるよう、苦手な分野や最後に確認したいポイントをまとめることで、試験当日も効率よく復習を行うことができました。
■現在の仕事と今後のキャリアプランは?
発症・手術から間もない方が多い急性期の大学病院で働かせていただいています。急性期病院に入院されている患者さんは、様々な疾患によって、不安やショックを受けて精神的にもダメージを負っている方が多くいらっしゃると思います。そのため一人ひとりの患者さんの思いや不安、今後への希望など、患者さんのことをより深く知ることができる作業療法士になりたいと思っています。リハビリテーションでの関わりを通して、少しでも今後の生活に希望や生きがいを生み出すお手伝いができるよう日々勉強に励みたいと思います。
■受験生に向けてメッセージを!

4年間の大学生活を終え、目標としてきた作業療法士として、この4月から先輩方と勤務させていただく中で、この職業を目指して良かったと感じる場面がありました。将来や目標を定めて学ぶ4年間はとても有意義になると思います。忙しい日々だと思いますが無理せず、なりたい目標に向けて頑張ってください。