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4学部合同講義インタビュー(作業療法学科)
「今、この時期に必要な支援は何か」という視点で議論することができ、自身の専門性をより実践的に考える機会となりました。
2023年度入学
串田 太陽さん
4年次では、摂南大学薬学部の学生も交えて、4学部合同授業を行っています。どんな講義内容でしたか?
4学部(医学部・看護学部・リハビリテーション学部・薬学部)の学生でグループを組み、急性期から回復期、在宅までの一連の病期を想定した症例について、多職種で支援内容を検討しました。それぞれの職種の役割や視点を共有しながら議論を進め、私は作業療法学生として、身体機能の回復だけでなく、その後の生活を見据え、患者さんがその人らしい生活を送るために現時点で何が必要かという視点で意見を述べました。また、ADLや生活環境も踏まえた支援について提案し、多職種と情報を共有しました。
合同授業で印象に残ったこと、学んだことを教えてください。
合同授業で最も印象に残ったのは、普段の作業療法の視点だけでは気づけない考え方に触れられたことです。医師は病態や治療方針、看護師は全身状態や生活支援、薬剤師は薬剤の効果や副作用など、それぞれ異なる専門性から患者さんを捉えており、多角的な視点の重要性を学びました。特に、リスク管理や病期に応じた支援の考え方は、作業療法を安全かつ効果的に実施する上で欠かせない視点であると感じました。また、各職種が情報を共有し、それぞれの専門性を活かして協働することで、患者さんにとってより質の高い支援につながることを学び、チーム医療における多職種連携の重要性を改めて実感しました。
1年次の合同授業とどんな違いがありましたか?
1年次の合同授業では、各職種の役割や専門性を理解することが中心で、多職種連携についても知識として学ぶことが主でした。一方、4年次では臨床実習を経験したことで、患者さんの病態や生活背景、病期ごとの変化を踏まえながら、実際の臨床像をイメージして考えることができました。急性期から回復期、在宅へと続く一連の経過の中で、その時期ごとに患者さんが抱える課題や必要な支援が変化することを意識し、それに応じて各職種がどのような役割を果たし、どのように情報共有や連携を行うべきかを具体的に考えることができました。また、作業療法士としては、身体機能の改善だけでなく、退院後の生活や社会参加を見据え、「今、この時期に必要な支援は何か」という視点で議論することができ、自身の専門性をより実践的に考える機会となりました。
他学部生とのコミュニケーションはいかがでしたか?
他学部生とのコミュニケーションでは、それぞれが異なる専門性や根拠に基づいて意見を述べており、自分にはない視点や考え方に触れることができました。特に、自分が生活面やADLを中心に考えていた場面でも、医学的なリスクや薬剤の影響、看護の視点からの助言を受けることで、患者さんをより多角的に捉えることの重要性を実感しました。また、自分の考えを相手に理解してもらうためには、専門用語だけでなく根拠を示しながら分かりやすく伝えることが重要であると学びました。今回の経験を通して、円滑なチーム医療には互いの専門性を尊重し、積極的に情報共有や意見交換を行うコミュニケーションが不可欠であることを改めて学びました。
