MENU

患者由来オルガノイド(PDO)バンク

「PDOバンクを学内外で活用し、迅速に疾患の治療法を開発する」                 — 患者疾患をそのまま研究室へ、PDOで臨床と研究をつなぐ —

 KMUバイオバンクの特徴の一つが、手術で切除された癌などの組織を培養したオルガノイドを多く保存している点です。患者由来オルガノイド(PDO)は、患者の腫瘍や正常組織から樹立された3次元培養モデルです。元の組織の遺伝的背景・薬剤応答性・病態特性を保持し、臨床に近いレベルでの研究を可能にし、病気の治療法の開発に用いられます。保存したオルガノイドは、バイオバンクから引き出して、培養・実験に用いることができます。関西医科大学内部の研究者のみならず、共同研究を通して外部の研究者も利用可能です。KMUバイオバンクではこのような取り組みを通して、将来より良い治療法を患者さんに届けられるように努力を続けております

KMUバイオバンクに保存されたPDOの例。これまでに200検体以上のPDOが凍結保存されています。保存されているPDOの種類は大腸癌、十二指腸乳頭部癌、胆管癌、腎癌、膀胱癌、副腎腫瘍、前立腺癌、膵癌、舌癌、食道癌、胃癌などになります。

オルガノイドの特長:
個別性の再現: 患者ごとの遺伝情報や治療反応を保持
in vivo に近い微小環境: 平面培養では得られない病態構造を再現 

オルガノイドの用途:
抗がん剤・分子標的薬の薬剤スクリーニング
新規治療法の効果予測
病態解明やバイオマーカー探索

ご相談、お申込み窓口

ページの先頭へ