働く人を知る

当院で活躍する
先輩たち。

現在、関西医科大学の各病院で活躍している
1年目の看護師とスペシャリスト(認定・専門看護師)に、
それぞれの働き方や看護に対する想いを聞いてみました。

不安を抱える患者さんへ、
“丁寧な看護”で向き合います。

附属病院 手術室 / M.M

手術室の看護師は、手術中の機械出しや外回りがメインの仕事です。病棟ではないので患者さんと関われる時間は短いのですが、その分“丁寧な看護”を心がけています。たとえば、不安を抱えて入院される患者さんには、思いをしっかりヒアリングして、チームの看護師たちと一緒にどんなケアが必要かを考えます。手を握ったり積極的に話しかけたりすることで落ち着かれる方も多く、手術後に安堵の表情で「あなたが担当でよかった」と感謝の言葉をいただくことも。まだまだ覚えることだらけですが、いつも支えてくださる先輩方を目標に、より専門性の高いスキルを身につけていきたいです。

患者さんの“価値観”を第一に、
生活調整をしています。

附属病院 9N病棟 / K.N

心不全看護認定看護師の主な仕事は、心不全のステージに合わせた生活調整や意思決定支援です。医師や栄養士、臨床心理士とチームを組んで、入院中の重症患者さんや退院後に外来で来られた患者さんのサポートを行っています。生活調整をする上で私が重要視しているのは、患者さんの“価値観”です。「病気を悪化させたくないけど、食事を制限されるのは嫌」という方には、「好きなものは、今までの3分の1にしましょう」など、患者さんの意思を尊重した提案をしています。チームで話し合いながら、本人も家族も納得した形でベストな治療につなげることができた時は感無量ですね。

“患者さん目線”の看護を
意識するようになりました。

総合医療センター 5S病棟 / N.A

入職当初、私のアセスメント不足で受け持ち患者さんを転倒させてしまったことがあります。幸い大事には至らなかったのですが、疾病や薬剤についての知識を持って転倒の可能性を予測できていれば防げたことでした。この経験から、より“患者さんの目線”に立った看護を意識するようになりました。病棟では先輩方が話しやすい雰囲気を作ってくださるので、少しでも不安なことがあればすぐに相談できて心強いです。業務が少しずつ増えていく中で、優先順位を考えながら時間管理をするのは大変ですが、患者さんが笑顔で退院される姿を見ると看護師をやっていてよかったと改めて思います。

とにかく丁寧なケアを
心がけています

総合医療センター 緩和ケアチーム / O.R

私は、がん看護専門看護師として緩和ケアチームに所属しています。医師や薬剤師、ソーシャルワーカーなどと連携しながら、病棟の看護師では判断できない症例に対して介入を行っています。私の役割は、ケースごとに必要な専門領域を見極めて多職種を調整したり、医師の説明を患者さんやご家族にわかりやすく伝えたり、現場がスムーズに治療できるようにもっていくこと。とにかく“俯瞰で見る”ことが大切だと感じています。患者さんが周りに気を遣いすぎて本音を話せないこともあるので、ご家族や学校、会社を巻きこみながら、その人らしい生活が送れるよう全力でサポートしています。

“自分の考え”も伝えながら
相談するようにしています。

香里病院 6F病棟 / S.Y

入職して半年が経ち、日々の業務には少しずつ慣れてきましたが、自分を過信するとミスが起こる可能性があるので、少しでも迷ったら必ず先輩や上司に相談するようにしています。今の課題は、相談する際に“自分の考え”もしっかり伝えること。そのためにも、受け持ち患者さんの疾患について理解を深めたり、カルテの検査データを見ながら「この数値が悪いのはなぜだろう?」と病状を考察したり、日頃から予習復習を徹底しています。勉強方法につまずいた時には、シスターさんが1年目の時にまとめた資料を見せてくださることも。先輩方がみんな気さくに話しかけてくださるのでありがたいです。

“伝わるように伝える”ことを
日頃から徹底しています。

香里病院 6F病棟 / F.N

慢性呼吸器疾患看護認定看護師としての活動は、多職種と連携しながら呼吸器疾患の患者さんをケアしたり、勉強会を開いたり、退院後の患者さんを訪問したり、多岐に渡ります。私が意識しているのは“伝わるように伝える”ということ。というのも、看護師を一度辞めて留学したことがあり、言葉が通じない国で思いを伝える難しさを痛感したからです。この経験から、患者さんだけでなくスタッフにもできるだけ噛みくだいて丁寧に説明し、確実に伝わっているかどうかを確認しながら話すようにしています。同じ専門領域の認定看護師が少ないので、院内でも周知徹底しながら活動の場を広げていきたいですね。

男性看護師が
活躍できる職場。

看護管理者や専門・認定看護師、特定行為修了者等の有資格者も在籍しています。男性看護師はあらゆるフィールドで活躍しています。

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