
チームみんなで、
患者さんの思いを共有。

E.M
血液腫瘍内科が主科の当病棟は、白血病など血液のがんで入院される患者さんが多いですよね。ただの風邪や疲れが長引いているだけ、と思って受診された方が突然がんと診断されることもあるし、私たち看護師も辛いよね。

I.M
はい、人によっては即日入院になって翌日から抗がん剤の治療が始まるので、身体的にも精神的にも負担が大きいと思います。小さいお子さんがおられる方が、面会できずに悲しい思いをしたり…。だからこそ、患者さんとご家族へのメンタルケアが重要だと感じます。

E.M
そうですね。がんの宣告などは新人さんにとってかなりシリアスな場面だと思います。私は重篤化回避や早期回復を支援するクリティカル認定看護師として患者さんを専門的に支える立場でもあるのですが、やっぱり患者さんが慟哭される姿を見ると感情移入してしまうこともあります。

I.M
Eさんでもそうなっちゃうんですね。私は、突然がんと診断されて「これからどうなるんだろう」と不安でいっぱいの患者さんには、とにかく寄り添って今の思いを聞いて、思いをチームで共有して。みんなで一緒になってケアしていく大切さを実感しています。入職当初は担当患者さんが亡くなられて涙することもありましたが、今は先輩方やチームメンバーのサポートのおかげで、なんとか切り替えて前に進むことができています。

E.M
すばらしい。他にも同じ病気と戦っている患者さんがたくさんいるし、その方たちのためにも涙をこらえて看護に集中しないとね。チームメンバーには、辛い気持ちや悲しい気持ちを思いきり吐き出してくださいね。「もっとこうしてあげたらよかった」と後悔することもあると思うけれど、それはきっとみんなも同じ。共に支え合っていきましょう!

I.M
はい、みなさんと思いを共有しながら患者さんのためにがんばります!