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2023年03月31日

AYA世代支援チームの取組みについて

 附属病院では令和4年8月にAYA世代のがん患者さんの診療や支援を行う実働部隊で、小児科医師など13名のコアメンバーで構成される「AYA 世代支援チーム」を発足しました。

 AYA 世代とは Adolescent and Young Adult(思春期及び若年成人)の略で、15歳から39歳くらいまでの世代を指します。がん患者さんのなかでも他の世代にはみられない特有の悩み(学業や進学、就職、恋愛や結婚、妊娠・出産など)を多く抱えておられますが、患者数が少ないことや希少がんが多いことなどから、診療や支援の体制が充分に整っている医療施設が非常に少ないのが現状です。

 当チームでは、患者さん支援の一環として2月21日(火)13時からニジゲンノモリオンライン遠足を開催。 ニジゲンノモリオンライン遠足は淡路島にある施設「ニジゲンノモリ」とZoomで中継を繋ぎ、オンライン遠足というかたちで小児病棟入院中の患者さん5名が参加。 ジップラインの映像体験や、謎解きイベント等で病室にいながら大いに盛り上がりました。

 3月31日(金)17時30分からは医療従事者のためのがん外見ケアセミナーを実施しました。附属病院で勤務する医療従事者が参加し、がん治療によって外見に変化が生じてしまった患者さんをケアするための方法を外部講師から学びました。

 附属病院では今後もAYA世代支援チームが中心となって手厚い支援の体制構築をめざします。

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